3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

大杉勝男(5)

2009-07-01 21:53:27 | Weblog
1970年のOH砲活躍に就いて、一つ思い出した事があります。あるスポーツ紙が前半戦を終了した時点で、打撃上位の選手の打率を予想していました。記憶に誤りがなければ、当時打率一位の張本勲を0.367,大杉勝男を0.351と予想していましたが、それぞれには外れていましたが、二人合わせると、大きくは外れてはいない様な気がしました。大杉勝男は翌1971年、41本塁打、104打点,0.315と前年よりは成績を落としましたが、主力打者として十分な成績を残しました。翌1972年も打率こそ3割を僅かに切りましたが、3年連続40本塁打100打点以上を記録しパリーグ屈指の強打者としての位置を不動のものにしました。当時の彼の本塁打は、投手の投球をバットに乗せて運ぶ感じの打球が多く、非常に巧くすくい上げている打球が多いものでした。又ステップ幅が狭く、懐が深い為、投球を十分に引き付けてのライナー性の打球も、広角に放っていました。しかしチームの親会社が代わり、チーム名も変更になった頃から、彼の打撃は少しおかしくなっていきます。