トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

収束に向かうか?

2013-07-26 | 小人閑居して憮然

Photo_2  今年、再生して初作付けした棚田の病変がようやく収束に向かうのかどうか、病変部は残っているものの、緑が濃くなってきた。

 それでも被害が大きかった株は株元まで枯れこみ、出穂は無理だろう。これらの田は、米の収穫より水辺の環境を優先しての棚田再生だったから、残念な気分も無いのだが。

 ただ、猪被害の比較のために、自作の忌避剤を使用してみる予定で、対象田として利用できないとなると少々困るのである。


山桜の刈り出し

2013-07-25 | 今日は真面目に

Photo  散策路予定コース上に胸高径40㎝程の山桜があった。周囲を孟宗竹に囲まれ、樹形も逆三角柱状で樹冠に日光が届くだけの有様だ。

 樹冠に触れない様に孟宗竹を除伐したら30本あまりになった。伐り倒すのは容易でも処理はうんざりする。蚊に襲われつつ大汗かいての作業になった。Photo_2

 携帯蚊取り線香では効果が薄く、林業従事者用の携帯蚊取りで丁度良い。しばらくはコース選定しながらの除伐が続く。


再生尾?

2013-07-25 | 小父のお隣さん

Photo  ヤマハギの枝にいた個体。尾の中ほどが膨らんでいる。怪我でもしたのか、再生した尾なのか判りかねる。Photo_2

 メタリックカラーだったりするニホントカゲとは異なり、地味な色合いであるが、仔細に眺めると結構美しい色調なのである。いつもは素早く身を隠す事がほとんどなのだが、今回は動かずに写されるままだった。


今日のトンボ

2013-07-24 | 小父のお隣さん

Photo_4  沢筋より、やや林内に近い部分にハグロトンボが目立つ。翅が茶褐色のカワトンボは、どういう訳か目につかなくなった。

 カワトンボは、食草園脇の水路に春の頃、複数体見られたが、このごろはさっぱりである。ハグロトンボは例年、我が家の池の周りに飛んできて、池掃除の時に沈めてある植木鉢の中からヤゴが出る事もあるのだが、羽化するまでに鯉の餌になってしまうのだろう。

 翅の真っ黒なトンボにアオハダトンボがいるのだが、これは腹部まで真っ黒だからハグロトンボで間違いないか…。このトンボの翅の開閉を見ていると「幽玄」を感じるし、開いた時の四枚の翅の黒が、また何とも美しい。


日照障害

2013-07-24 | 今日は真面目に

Photo_3  東西に延びる尾根の整備を始めた。北側斜面の林内に日照を確保するのにあわせて、遊歩道を伸ばすのである。

 私有地だった頃の名残りの、境界線に列植したマキや杉、ヒノキなどがあるが、この部分はシキミが列植されていた。

 写真前方部はシキミを除伐し、周囲の孟宗竹も倒した部分で、手前との日照の差は歴然としている。これがそのまま北向き斜面に反映するから手間は惜しめない。

 シキミの伐採時、シキミとは思わなくて、良い香りがするから、「クスノキか?」と思ったものの、葉や木肌を見れば違うのが分かったはずだ。シキミは良い香りがするとは思ってもみなかった事で、本には「線香の香り」ともあるが、小生は「樟脳の香り」に感じて間違った。ヤブニッケイのような悩殺される香りではなかったけれど…良い香りだった。藪蚊もたっぷり堪能した。


熱中症防止

2013-07-24 | 小父のお隣さん

Photo  盛夏ともなるとアゲハチョウやアオスジアゲハの吸水が見られるようになる。例年、同じ場所で見られるから、含有されるミネラルなどの微量物質の相違なのだろう。

 今季も吸水が始まった。林道上の絞り水を処理した場所なのだが熱心に吸水している。ナガサキアゲハと思ったのだが、左の後ろ翅の突起は欠損しているだけだった。

 撮影している足元に舞い降りたアゲハ、全身傷だらけ「満身創痍」の風情で、野生の厳しさが垣間見て取れる。翅の縁はボロボロ、鱗粉も脱落して下地が見えてしまっている。哀れと思うよりも「逞しさ」を感じてしまった。

Photo_2 Photo_3


今日のトンボ

2013-07-23 | 小父のお隣さん

Photo  昨年までは全く見ることのできなかったキイトトンボの連結飛行を、容易に目に出来るようになった。

 黄色いイトトンボの飛行だけでも堪能できるのに贅沢な時間を得ている。写真のような立ち姿も珍しくはなくなったけれど、見るたびに感心と言うか感嘆符の思いがする。

 「男は立つもの」なんて言える時代でも年齢でもなくなったが、イトトンボのこの体勢は、か細く弱弱しく見えるトンボだけに素晴らしい。


原っぱで遊ぶ

2013-07-23 | 遊び子は

Photo_8  林内の竹のひこばえ切除をしているところに子どもらの声が届いてくる。

 斜面下の原っぱに親子連れが入ってきたのだ。ここも以前は竹林で、今季、数度の刈り払いを行っているから「草地」の様に見えるが、竹の再萌芽は続いている。

 それでも刈り払いを継続しているために、幼児が立ち入っても危なくはない植生に近くなってきた。一方、虫取りに格好の場所にもなって、生物には危ない環境になってしまった。

 人も小生物も共栄できる環境は、意識の変化が追い付かないから難しいのが現実で、虫取りなど、思いっ切りさせたいのはヤマヤマなのだけれど、そんな場所はほんの一角にすぎない。周囲に、山々も杉もいっぱいあるが…。


ササユリ結実

2013-07-23 | 感じるままの回り道

Photo_7  竹のひこばえ処理中にササユリの結実株を見つけた。開花時には数個の花を付けていた株だが、人工授粉させ子房を二個だけ残し残りは折り取った株である。

 処理した後、発見できなくて、盗掘されたと思っていた株であるが健在だった。他の株の中には失われた株もあって、少なくとも採種できる株を確認できただけでも「たなぼた」である。

 遊歩道周辺、昨年開花したヤマユリの株は見いだせなかった。拠点、道具小屋付近でひそかに手入れをしてきた一株は開花したのだが…。


あかんだに!

2013-07-22 | 感じるままの回り道

Photo  汗びっしょりになっての給水タイム。アームカバーに動く点がある。よくよく見ればダニだった。真っ赤なダニはしょっちゅう見るけれど、この手のダニに目が届く時はまず無い。

 葉の先端がとがっている植物に多く生息している、なんて情報もあったけれど、周辺の草むらでダニの確認などしたことは無いから真偽のほどは不明である。

 吸血するタイプだと思ってみていたので、撮影してすぐに潰した。「命あるものを殺めてはいけない」と、どこかの教えにあったが、吸血する蚊、蚤、ダニ、蛭には忘れてしまう。


7月定例会

2013-07-22 | 月例会

Photo_5 2013/07/21(日)9:30~14:00

会員 13名(新規3名入会)

活動 午前:徐竹地ひこばえ除去

    午後:新入会員棚田案内

※久しぶりの新規会員3名入会。30代の入会は極めて稀有と言えるだろう。初日から竹に埋もれての処理作業。大変だったに違いない。

 とは言え、再生竹を除去しないと、間を置かずして侵入竹林を形成してしまう。保全とは「自転車操業」のようなものである。と言うより、「賽の河原の石積み」か…。


キノコのサラダ

2013-07-22 | 感じるままの回り道

Photo_4  例年、崖の斜面に生えてくるキノコ。今日は黒い甲虫がむさぼり喰っていたから、ケータイを構えたのだが柄の向こう側に隠れてしまった。

 180度回り込める訳でもないので、左に寄ったら更に隠れてしまう。食べているところを接写されるのでは食欲も失せよう。

 キノコはイグチの仲間かどうか…。傘の裏までのぞかないし、図鑑に書いてある特徴など写真と照合しても情報不足だ。まあ、同定など考えないで偶然の出会いを楽しめばよい。

 このキノコは小ぶりで、笠の径は7㎝ほど、大きなものは倍になる物も見られる。少々不気味に感じるサイズである。


人間万事塞翁が馬

2013-07-21 | 今日は真面目に

Photo_2  蜂の巣のお蔭で刈り払いは途中のままだが、林内作業にようやく入れた。「人間万事塞翁が馬」である。

 北側斜面に侵入した孟宗竹を除伐し、立ち枯れ木や弱小木も除伐したので林床に木漏れ日が届くようになった。今季は影響は少ないだろうけれど、来期は夏草の伸長著しくなり、刈り払うフイールドになるのだろう。

 その障害にならない様に、切断した竹や枝葉の集積場所は少なくする。余計な手間暇の様に思われるが、刈り払い作業をやると実感する。随所に散乱した竹の集積場所や枝葉の放置は、本当に刈り払い作業の邪魔になるのだ。

 作業経験がないと理解してもらえない事でもある。「どうせ誰も立ち入らない場所でしょ…」。何てね。


カマキリの抜け殻

2013-07-21 | 感じるままの回り道

Photo_4  カマキリは不完全変態だったか…。必要でない事は忘却の彼方へ薄れていく。恐らく生まれて初めて見るカマキリの脱皮した殻だ。殻と言って良いのかどうか疑問があるが、初めてなのは自信がある。

 これを写した後、アマガエルが蜘蛛の巣に絡まって暴れていたのを見つけたが、ピントが合う前に脱出した。これも珍しいシーンだったが、証拠の入手は不可能となった。

 些細な事だが、野生の世界はドラマチックでもあるけれど、今日の一票は抜け殻への一票か、B1グランプリでの割り箸投票の様に盛り上がらん。鳴いている蝉の数だけ鬱世身がある?。なんちゃって…。


林内徐竹

2013-07-20 | 今日は真面目に

Photo_5  遊歩道新設の準備で侵入竹の除伐を行う。引き続いての作業だが、草刈りや水辺の整備で後回しにしていた。

 特別、必要性のある作業でもないから、季節折々の作業が最優先だ。孟宗竹を伐り倒すと林内のヒノキの様子がはっきりしてくる。

 前回も立ち枯れ木や弱小木の除伐を行ったが、まだまだ除伐しなければならない針葉樹がある。植林されて以降、間伐などしたのかどうか…。立ち木の分布は不揃いだしサイズもまちまち、当時の地主が折々に植樹していた林だったのか。汗を拭き拭き、そんなことを思い眺める。