トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ

2013-07-24 | 小父のお隣さん

Photo_4  沢筋より、やや林内に近い部分にハグロトンボが目立つ。翅が茶褐色のカワトンボは、どういう訳か目につかなくなった。

 カワトンボは、食草園脇の水路に春の頃、複数体見られたが、このごろはさっぱりである。ハグロトンボは例年、我が家の池の周りに飛んできて、池掃除の時に沈めてある植木鉢の中からヤゴが出る事もあるのだが、羽化するまでに鯉の餌になってしまうのだろう。

 翅の真っ黒なトンボにアオハダトンボがいるのだが、これは腹部まで真っ黒だからハグロトンボで間違いないか…。このトンボの翅の開閉を見ていると「幽玄」を感じるし、開いた時の四枚の翅の黒が、また何とも美しい。


日照障害

2013-07-24 | 今日は真面目に

Photo_3  東西に延びる尾根の整備を始めた。北側斜面の林内に日照を確保するのにあわせて、遊歩道を伸ばすのである。

 私有地だった頃の名残りの、境界線に列植したマキや杉、ヒノキなどがあるが、この部分はシキミが列植されていた。

 写真前方部はシキミを除伐し、周囲の孟宗竹も倒した部分で、手前との日照の差は歴然としている。これがそのまま北向き斜面に反映するから手間は惜しめない。

 シキミの伐採時、シキミとは思わなくて、良い香りがするから、「クスノキか?」と思ったものの、葉や木肌を見れば違うのが分かったはずだ。シキミは良い香りがするとは思ってもみなかった事で、本には「線香の香り」ともあるが、小生は「樟脳の香り」に感じて間違った。ヤブニッケイのような悩殺される香りではなかったけれど…良い香りだった。藪蚊もたっぷり堪能した。


熱中症防止

2013-07-24 | 小父のお隣さん

Photo  盛夏ともなるとアゲハチョウやアオスジアゲハの吸水が見られるようになる。例年、同じ場所で見られるから、含有されるミネラルなどの微量物質の相違なのだろう。

 今季も吸水が始まった。林道上の絞り水を処理した場所なのだが熱心に吸水している。ナガサキアゲハと思ったのだが、左の後ろ翅の突起は欠損しているだけだった。

 撮影している足元に舞い降りたアゲハ、全身傷だらけ「満身創痍」の風情で、野生の厳しさが垣間見て取れる。翅の縁はボロボロ、鱗粉も脱落して下地が見えてしまっている。哀れと思うよりも「逞しさ」を感じてしまった。

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