東西に延びる尾根の整備を始めた。北側斜面の林内に日照を確保するのにあわせて、遊歩道を伸ばすのである。
私有地だった頃の名残りの、境界線に列植したマキや杉、ヒノキなどがあるが、この部分はシキミが列植されていた。
写真前方部はシキミを除伐し、周囲の孟宗竹も倒した部分で、手前との日照の差は歴然としている。これがそのまま北向き斜面に反映するから手間は惜しめない。
シキミの伐採時、シキミとは思わなくて、良い香りがするから、「クスノキか?」と思ったものの、葉や木肌を見れば違うのが分かったはずだ。シキミは良い香りがするとは思ってもみなかった事で、本には「線香の香り」ともあるが、小生は「樟脳の香り」に感じて間違った。ヤブニッケイのような悩殺される香りではなかったけれど…良い香りだった。藪蚊もたっぷり堪能した。