林道上に倒れた立ち枯れ木。ほっとけないから切断処理をした。久しぶりのチェーンソー作業を、これだけで刈り払いに戻るのも癪だから、燃料が尽きるまで林内の立ち枯れ木の伐倒を行った。
長らく立ち枯れたままになっていた杉やヒノキは、中心部近くまで腐食していたが、立ち姿はしっかりとしたままだ。倒しても材として活用できる訳でもなく、切断したまま林内放置になる。
梅雨が明け、外気温は30度を超えて湿度も高かったためか汗だくだった。帰宅した二階の部屋は34度にも達していた。キーボートを打っているだけでも汗が流れてくる。日没までは、とても二階には居られない。
バイオトイレのバケツの中に「ハリガネムシとカマキリがいる」と、S氏がわざわざ教えに戻ってきた。
同行して確認すると、確かにハリガネムシで、見るのも手に取るのも少年時代以来だ。朧な記憶によると中間宿主を通じてカマキリに寄生する生態だったような…。
それはともかく、バケツ内にあったカマキリは体長50mm程度で、全長200mm近いハリガネムシを腹部に収めていたとは思えないのだが、収めていたと考えるのが状況的に正しいのだろう。これは、人間が数メートルのサナダムシを寄生させたのと比率は大きく異なる。カマキリは豪い。