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とりがら時事放談『コラム新喜劇』



久々に痛快な映画を見た。
題名は「ディック&ジェーン」
大手企業の財務部長に就任した途端に会社が倒産。財産一式を失ってしまい、職を探せど見つからず、ついに強盗稼業に手を染めてしまうが...という作品だ。
主演はジム・キャリーなのでシリアスドラマでは決してない。
主人公たちの置かれる立場は非常にシビアで厳しいけれど、コメディなのだ。

細かなカット割りとテンポよい音楽。
そしてかなり練られたに違いないストーリーが、観客を休みなく「笑わせ」「ハラハラさせ」そして「な~~~るほど」と納得させる仕掛けたっぷりの娯楽ドラマなのだ。
終盤の主人公たちをだまして一人会社の資産を持ち逃げした社長を追いつめるところは「こういうのってネタ切れと違うの?」という観客の予測を見事に裏切るオチ付きで、見事としかいいようがないのだ。

「キングコング」や「sayuri」「Mr.&Mrs.スミス」「男たちの大和」など、大作揃いの年末年始の映画の中でどちらかというと宣伝もたいして行なわれていない地味な作品だが、実に面白いのだ。
上映時間も1時間30分と短くて気軽に楽しむにはちょうど良い。

見ていて悩んだり、考えさせられることない、観賞後の爽やかさを求めるのであれば、この映画はもちろん正月映画のおすすめの筆頭と言えるだろう。

~「ディック&ジェーン 復讐は最高」2005年作 コロンビア・ソニー・ピクチャーズ~

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