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とりがら時事放談『コラム新喜劇』



本当ならば、昨日、スチームボーイの批評を書く前に、この映画を
取り上げねばならなかっただろう。
「華氏911」
マイケル・ムーア監督の話題作だ。
この映画を観に行って、なによりも驚いたのは観客が多かったこと
だ。
いつもならガラガラの動物園シネフェスタは整理券を配らなければ
ならないほどの混雑だった。
この映画に関心を持っている人がいかに多いのかがよくわかった。
全体のテーマはブッシュ批判だ。
ゴアと対決した大統領選挙から始まり、仕事もしないでバケーショ
ン、9月11日のテロ、その後の対応、アフガン攻撃、イラク攻撃と
ブッシュ批判のオンパレードだった。
アメリカの恥部というか弱みをこれだけあからさまに、陽気に描い
たドキュメンタリーもなかっただろう。
アメリカへの対外投資の7%がサウジアラビアからのもので、その多
くにビンラディン一家が関わっているという事実。
チェイニーがCEOに就任していた企業がイラク戦争と共に荒稼ぎし
ているという事実。
どれもこれも面白く、興味深かった。
とりわけ印象に残ったのは、アメリカの正義を語りながら、イラクの
市民を攻撃しているシーンを写しながら、懐かしのテレビシリーズ「
アメリカン・ヒーロー」のテーマが流れていたところだ。
もしかすると、華氏911のサントラを買うと、ウィリアム・カット主
演のアメリカン・ヒーローのテーマ曲が収録されているかも知れない。

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