政治、経済、映画、寄席、旅に風俗、なんでもありの個人的オピニオン・サイト
とりがら時事放談『コラム新喜劇』



今を時めく小泉自民党が新憲法草案を発表した。
それによると、現行憲法第九条の一部を改正し「陸海空のその他の戦力を保持しない」という項目を削除するらしい。
ただし中途半端なことに「.....武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを抛棄する」という妙竹林な条項はそのまま温存するというのだから、小泉首相の発言のように多分に玉虫色の草案だ。

それで現行九条の「武力を保持しない」項目に代わる新憲法草案の項目が「自衛軍」の創設である。

言うまでもなく、自衛軍は自衛隊の新名称案で、任務は大きくわけて3つある。

ひとーつ!
「国際社会の平和と安全の確保」(PKO対策かな?)
ふたーつ!
「緊急事態における公の秩序の維持」(テロや自然災害対策かな?)
みっつー!
「国民の生命と自由を守る」(おっ!やっと目覚めたか。横田めぐみさん等には遅すぎたけど)

桃太郎侍ではないが、そういうことである。
至極もっともなことが、1945年の8月以来、これらの国家主権を60年間も真当に主張できなかったことが異常であり、なんで今さら、というような字句なのだ。
しかし、先述したように「国際紛争の解決に武力を抛棄」しているのだから、もし悪の赤旗チームが沖縄と対馬と福岡ドームに襲いかかってきても、白旗(縁起悪いの)チームの日本は赤旗チームもとりあえず「国家」なので、国際紛争の解決に武力を使えないというルールがあり動けない。
したがって第2条に謳っている国際社会の平和と安全の確保もできなければ、公の秩序維持もできやしない。国民の生命と自由なんて、なおさら守れないのだ。

今の政治家さんは、現実に見えるものよりも言葉遊びのほうがお好きと見える。
国際紛争の解決に武力を抛棄して、どうして国民の生命と自由を守るつもりなのか。
言葉遊びが好きなら、どうして「笑点」に出演しないのか。
司会、三遊亭準一郎。回答者、桂晋三、林家太郎、桂信孝、三遊亭康夫。座布団はこびは、やっぱり杉村太蔵。
で、言葉遊びが好きだから、自衛隊に与えるつもりの新名称が「自衛軍」。
自衛隊とどこがちがうのか私はアホなのでよくわからない。
が、「隊」と「軍」ではもちろん意味が違うから文字の持つ「イメージ」が異なると思っているのだろう。
つまり例えは悪いが「乞食」を「ホームレス」と呼んで意味をぼかしているのと同じなんだ。
言い訳するための「言葉遊び」か、それとも中韓に対して単に中途半端に媚びているだけなのか、わからない。
わかっているのは、この草案を作成した自民党の皆さんが「かなりヘンな感覚の持ち主」ということだ。

我が国は主権国家なのだから遠慮などせず、どうして堂々と日本国陸海空軍としないのか。
言葉遊びがお好きなら、いっそのこと自衛隊の新名称は「地球防衛軍」とか「国際救助隊」にでもしては如何だろうか。
そうすれば、
「軍備を再編した日本には軍国主義と帝国主義が蔓延している」と赤旗チームにケチをつけられ時、
「いいえ、ゴジラの上陸に備えてるんです」と答えればそれで済む。

(おことわり:自民党を茶化してバカにしてますが、基本的に私はプチ自民党支持者です)

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 県庁の星 チャーリーと... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。