「選挙の度に共産党の応援活動に駆出されて、いい加減イヤになったから転職したんや」
というのはたまたま通勤途中で出会った中学時代の友人の話。
なんでもいずみ市民生協(大阪)では選挙があるたびに社員(というか職員というか)をどこの政党を支持しているのかという個人的信条に関係なく日本共産党の応援をさせてたのだという。
これって憲法違反じゃないのか。
それはともかく「生協の食品は安全」神話はもろくも崩れた。
「中国産品を締め出すとほとんど売るものがない」(昨夕刊)
というのが生協が扱う安全な食品の真の姿。
旧西側先進各国が「中国食品の締め出し」を始めていたのにも関わらず日本の政府と業者はそれを無視。
とりわけ「安全」を前面に押し出し、一般のスーパーマーケットなどで売られている食品は暗に「生協と比べて安全性に劣る」イメージさえ植え付けてきた生協の罪は大きい。
ところで、生協の支持母体が日本共産党であることは周知の事実。
「弱者に優しい、憲法を守る」共産党の真の姿がここにある。
実のところ日本共産党と中国共産党は冷戦時代非常に仲が悪かったのだが、冷戦終結後、傷の舐めあいをするかのように急接近し、とりわけ「憲法改正論議」では中国という外国の主張に歩調を合わせている。
つまりお友達なのだ。
この今となっては化石のような政治政党「共産党」がリードを取るとその組織はどうなるのか。
それは1990年代の東欧やソ連の崩壊を思い出せば明らかだ。
経済は崩壊。
社会は停滞し、腐敗し、生活は困窮する。
軍を握った一握りの党幹部という特権階級が市民を平等に支配。
平和と平等を謳いすぎた結果「平和を維持するためには虐殺も辞さない」「平等を重んじるためにはウソでも尊重。できるヤツは粛清する」なんて暗黒社会を出現させた。
結局、共産主義が生み出したものは「大量殺戮」「役人と言う特権階級の出現」「言論の不自由」「信仰の破壊」「人権弾圧」以外の何者でもなかった。
で、ついつい忘れがちになるが中国はそういう化石国家の一つである。
そういう国で製造した食品がどういう品質であるのかは普通の人の感覚なら考えずとも分かるもの。
しかし、欲に目のくらんだ商社や家庭教育を信じず日教組教育を信じて成長したビジネスパーソンには理解できなかった。
ましてや共産党を支持母体とする市民生協は何を言わんや、というところか。
昔から人は「お友達は選べ」と教えられるが、実に的を射たアドバイスだ。
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