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とりがら時事放談『コラム新喜劇』

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紙ぐらい備えろ!南海電鉄

2008年05月14日 06時40分10秒 | 社会
ホークスを売り飛ばす以前から南海電鉄には色々物言いを付けたいと思っていたが、昨日は本当に腹が立った。

なんば駅を家路に向かって歩いていた私は俄にお腹の具合がおかしくなった。
私はどんな鉄道でも駅のトイレがあまり好きではない。
落ち着かないし、あまり清潔ではないからだ。
普通なら、なんばシティのトイレに飛び込むところなのだが、すでに南海電車の改札口をくぐっており、駅構内の中。
仕方がないので南海そば横にあるトイレに駆け込んだ。
(考えてみたら食いもん屋の横に公衆トイレはいかがなものかと思う)

で、洋式トイレに入ってみたら「紙がない」。
紙切れかと思って和式もチェックしたら、ここも紙がない。

南海電車の駅トイレのトイレットペーパーは有料なのであった。

悲しいことに私は手持ちのティッシュペーパーを切らしており、紙がないことにはどうしようもない。
事態は急を要していたので、選択の余地はなかった。
幸いなことに紙がないことに気がついたのは用を足す前なので、私はティッシュペーパーを買うことにした。
しかし、トイレ入口に設置されているペーパー自動販売機を見て私は激怒した。

ティッシュ1個が¥100円もするのだ。

駅前で消費者金融がタダで配っているティッシュを1個\100で販売する南海電鉄に無性に腹が立ってきた。
これでは「トイレでウ○コをするのはは有料ですよ」と言っているのと同じじゃないか。
いっそのことタイやミャンマーのように公衆トイレは有料にして入り口に番台のオバハンでも置いて、
「すんません、トイレ使いたいんですけど」
「大?それとも小?」
「大です」
「んじゃ、100円ね」
とやったほうがコミュニケーションも取れていいではないか。
「あら、今日は大なの?」
「ビオフェルミンが効いているみたい」
「よかったわね」
なんて、アホかいな。

それにしても南海電鉄は都会の大手私鉄のクセして最悪のサービスだ。

ほとんどの駅にはエスカレータが十分ない。
距離に応じた運賃がメチャ高い。
なんと初乗り運賃200円と都営地下鉄の1割以上高い大阪市営地下鉄よりも、さらに運賃が高い。
JRより遅い。
JRより本数が少ない。
IC定期券を読み取れる改札機はターミナルのなんば駅でも半分以下。
南海本線は急行と各停の連携メチャクチャなダイヤだし、高野線はダイヤ過密なのに高架工事はおろか複々線工事もする気配がない。
ほんでもってトイレットペーパーは有料。

ということで、阪神電車の次に南海電車を買ってくれませんかね、阪急さん。

リンリン死す

2008年04月30日 12時45分43秒 | 社会
上野動物園のパンダ「リンリン」が死んだ。
リンリンランランのリンリンではなかってよかった。
などと茶化すと抗議が来そうなので、やめとこ。(っていうか、いまどきの若いもんはリンリンランランと言っても知らないであろうが)

これで上野動物園にはパンダはいないことになった。
これは上野動物園にとってはショックかもしれない。

「パンダがいなくなったら通年でも、あの北海道の片田舎の旭山動物園に負けるやん」

となるかも知れないからだ。

それにしても日中友好の印として寄贈されたジャイアントパンダ。
その望みとは裏腹に日中の関係は、自由資本主義で立憲君主の近代国家と共産主義という前時代の遺物のせめぎ合いで悪化の一途をたどっている。

東京に住んでいないからかもしれないが、私は上野動物園にパンダがいること最近はほとんど忘れかけていた。
パンダといえば関西では白浜のアドベンチャーワールドで、上野動物園はすぐには思い浮かばない。
それに近年は先にあげた北海道の旭山動物園が脚光を浴び、実際に行ってみるとその展示内容からなにから何まで、都会の動物園よりも洗練され理想的なのに舌を巻いた。
こうなるとますます上野動物園の存在を忘れていたのだ。

「客寄せパンダ」
の言葉のとおり、パンダは集客を目指す動物で、金ずるなのかもしれないが、正直言って寝そべっているパンダを見るより、旭山のゴマアザラシやペンギンの泳ぐ姿のほうが衝撃的で楽しい。
そういう「すごい例」を研究した上で、パンダの誘致を進めてもらいたいものだ。

なお、どうしてもパンダがほしけりゃ落語の「動物園」を参考にせよ。
そのほうが、きっと面白い動物園になること間違いない。

岡山駅、人を突き落とした言い訳「発達障害」

2008年04月24日 06時44分05秒 | 社会
10年ほど前に大阪の地下鉄御堂筋線・動物園前駅で一人の女性がホームから突き落とされた。
女性は入線してきた電車に撥ねられ死亡した。
「こわいよ~こわいよ~」
と突き落とした本人・知的障害の少年はそう繰り返していたと新聞は伝えていた。

で、新聞報道はここまで。
知的障害だから少年は罪にも問われず、少年の保護者は女性の遺族に賠償したかどうかもわからない。
なんといっても「知的障害」だったから。

先月、JR岡山駅で岡山県職員の男性が殺された。
大阪からやってきた少年にホームから突き落とされたわけだが、このほどその少年の精神鑑定が発表された。
「発達障害」
なんでも、他人との人間関係の構築が困難だそうで、だから「犯罪を起こしても仕方がない」とでも言いたいのかもわからない。
これでは、
「すいません。お宅のご主人、犬に噛まれたと思って、諦めてくださいね」
と同じじゃないか。
犬なら捉まえて「処分」することができるが、「発達障害」でも人だから「処分」はできない。
代わりに責任をとる人さえ、いない。

殺された男性には二人の幼い娘がいた。

どうやらこの国では普通の人の命の価値はかなり低いようだ。

ロンリープラネットは著者も空想で世界旅行

2008年04月15日 06時11分38秒 | 社会
私は以前から旅行ガイドブックには「ホンマに旅行して取材してるんか、この人ら」という疑惑を抱いていた。
今回その疑問に対してひとつの回答がもたらされた。
あの旅行ガイドブックの老舗Lonely Planetが捏造や他人の文書の盗作で作られていたことが明らかになったのだ。

CNNの報道によるとオーストラリアのデイリー・テレグラム紙がその記事でシアトル在住のT・コーンスタムというロンプラのライターがブラジルやコロンビア、カリブ海などの内容について盗作や捏造したことを認めているのだという。
オーストラリアの新聞がどうしてシアトル在住の著者の情報を載せているのか定かではないが、ともかくその著者はロンプラのでっち上げ記事の内容を暴露する本を出版し、一稼ぎしようとしているのだ。
もしかすると出版しようとしているでっち上げ本の方がある意味、でっち上げかも分からない。
が、この際どっちが真実であるかは重要ではない。
なんといってもロンプラ対著者の対立の方がオモロイではないか。

ところで旅好きな私はロンプラを利用することはほとんどない。
その最大の原因はロンプラが英語で書かれていることにある。
何?あんた英語わかるやろ?ってか?
確かに私は英語が理解できないでもないが、私の英語はスクールで習ったものであったとしても、本来あくまでも飲み屋イングリッシュ(私が命名)であるため、パブや居酒屋などの飲み屋以外での実用には供さない部分も少なくないと思わないでもない。
しかし現実には飲み屋イングリッシュとも知らずに会社は私に海外出張を命じる。
そしてそれがまた機能するところが恐ろしい。
なんという世界なのだ。
中高大の10年間にも及ぶ正式の授業で習った英語よりも、飲み屋で覚えた英語の方が実用的であるという事実を日本の教育界はどのように考えているのか。
責任者に出てきてもらいたいものである。

ということで、話が逸れてしまったが、ロンプラは英語であるばかりでなく、地図やイラスト、写真が極端に少ないのでどうしても敬遠してしまうのだ。(最近日本語版も出版されるようになってきたが文字が多いことに変わりはない)

このロンプラに酷似した日本のガイドブックが「地球の歩き方」だ。
こちらはすでに「間違い多し。活用に要注意」というのが旅好き者の常識になっているので書かれ方もロンプラに似たり寄ったりなのかもわからない。
「サンフランシスコの公園がエエですよ、って書いてあったんで友達と一緒に行ったら皆変な目で見るんですよ。で、行ってみたらホモの集まる変態のメッカやったんです」
と得意先の若いGさんは憤慨していた。
こういうのは人伝えの情報を記事にした可能性があると疑わねばならないだろう。

ともかくロンプラや地球の歩き方を読んで海外旅行に夢を馳せる人も多いこの季節。
この記事はそれを書いた人も夢に思いを馳せながら書いた可能性があることに注意を払う必要を訴えているのかも分からない。
おお、怖わ。

自動改札機ぐらいかって頂戴、南海電車。

2008年03月30日 21時52分07秒 | 社会
関西大手私鉄の中でも南海電車は軍を抜いてサービスが、良くない。

関西の大手私鉄で営業距離の1番短いのが阪神電鉄だそうで、確かに神戸と大阪を結ぶ一路線がその全てだといっても過言ではない。
多くの電車は7両以下の短い編成で走っており、各駅停車に至ってはほとんど4両編成。
大都市大阪と神戸を結ぶ鉄道にしてはいささか寂しい限りだ。
で、大阪と神戸の間を移動する人が少ないのかというとそうではなく、同じ神戸から大阪を走るJRは8両から12両編成の電車が走っており、阪急も8両だとか10両だとかで走っている。

ここまで書いているとなんとなく「鉄」のブログのようだが、そうではない。

阪神電車はJRやはんきゅうにと比べると確かに格落かも知れないが、今や阪神電鉄は阪急グループ。
そしてさらにさらに、ここは親会社に阪神タイガースという野球チームを頂いているので、これひとつだけでJRや阪急の優位性をいとも簡単に覆せる魅力があるというものだ。

それに引き換え私の地元を走る南海電鉄はしょぼい会社だ。

南海電鉄は現存する私鉄の中では最も長い社歴を誇っており、かの伊藤博文も夏目漱石も乗車したことがあるという鉄道なのだ。
鉄道科学館で販売されている鉄道唱歌の本の中では、大阪と和歌山間はJR阪和線ではなく、南海本線が歌われているくらい由緒ある鉄道なのだ。

しかし、この会社が公共交通機関としてショボイことを知る人は少ない。

以前ここにも書いたことがあるのだが、南海電鉄の駅でエスカレーターやエレベーターを設置している駅はかなり少ない。
例えば堺市内には15ほどの駅が存在するがエスカレーターの存在する駅は3つだけ。
のこりの駅はお年寄りであろうが身障者だろうが歩いて階段を上り下りしなければならないのだ。

このように駅の施設が不備だらけの会社でありながら、十数年前の話になるがその企業トップはロータリアンなのであった。
個人と会社は違うかも知れないが、それがロータリアンの精神であれば、そんなものは無用の長物だ。

ところで、この南海電鉄に最近新たな欠点が加わった。
非接触ICカードを使える改札機が3分の1も設置されていないのだ。

最近の鉄道はJRならICOCAやSuica、私鉄地下鉄ならPiTaPaやPASMOが一般的で、改札口もそれに対応しているのが普通である。
南海電鉄も駅や車内で自社のカード「ミナPiTaPa」を積極的にPRすることを努めているが、このPiTaPaを使える改札機がメチャクチャ少ないのだ。
南海電鉄の起点駅である難波駅でさえ非接触ICカードの使える自動改札は数えるほど。
郊外の駅となると1台あるかないかといったところ。
従ってカード利用者はラッシュ時に読み取り機能が装備されている改札口をくぐるために、あっちにウロウロ、こっちにウロウロしなければならない。

新しい自動改札機を導入する資金がないのか、あるのか、よくわからないが、状況を見る限り「PiTaPa買ってください」という状況ではないと思う。

一方、世界で初めて自動改札機を導入した阪急電鉄。
先日、その世界で初めて自動改札機を設置したという北千里駅を利用したら、全部の改札機がPiTaPa対応になっていた。
考えてみると、阪急はだいたいエスカレーターやエレベータが付いてて、南海のように苦労しながら階段を上り下りしなければならない駅はあまり見かけない。

映画会社や百貨店、プロ野球チームなどを有する阪急電鉄も大企業連合の「ケチ会社」として知られているが、顧客に対してはケチではないようだ。

伝統溢れる南海電鉄。
難波の再開発するお金があるくらいだったら自動改札機ぐらい買ったらいかが?


宅間守な男たち

2008年03月28日 06時43分36秒 | 社会
茨城県土浦市で無差別殺人を犯した24歳の男。
岡山駅で会社員を線路に突き落とし殺害した18歳の男。
家族5人を襲って無理心中を図った42歳の男。

どれもこれも大阪教育大学付属池田小学校で8人の児童を殺傷した宅間守と酷似する人な犯罪者どもだ。

驚いたことに、新聞を読んでいるとこれら犯罪者に同情を寄せるような記事が目立つことだ。

たとえば、岡山駅で県庁職員の男性を突き落として殺害した少年については次のように同情する。
「少年は子供の時に阪神淡路大震災に遭遇し、小学校時代から中学にかけてイジメに遭遇し、そのためか家から片道1時間30分もかかる高校へ進学した。家の経済状態が悪いため大学進学を断念し、就職活動をしていたが採用してくれる会社は見つからず、事件の前日は父親同伴で大阪のハローワークに行っていた」
だから、不幸なのだと。

私は日本人は世界にもまれに見ぬ真面目で優しい、かつ優秀な民族だと思っている。
犯罪発生率は先進国でも最低レベル。
識字率は100%で大学進学率も低くない。
産業科学力と経済力は世界のトップ級で、他国に金を借りて踏み倒したことも皆無だ。

ところが、ここ最近この性格を悪用する人たちや、誤用する人たちが出現している。

優しさと厳しさは表裏一体。
優しさは厳しさがあってこそ存在できる。
だから悪事を働いた者に対して優しさを行使する必要は、時と場合により寛容してはならないものになる。

無差別殺人の犯人たちに優しさは不要だ。
その犯人の背景がいかに不幸であれ、それを理由に許すことの出来ない犯罪もある。
世間で暮らすほとんどの人びとは何かしらの不幸を抱え生きている。
不幸は殺人を犯す理由にならない。

宅間守な男たち。
こういう者たちに同情を寄せるメディアの記事はいったいどういう連中が書いているのか。
是非ともその面見てみたいものがある。

若気の至り?30代の大阪府女性職員

2008年03月20日 08時32分29秒 | 社会
インターネット報道によると、30代の大阪府の女性職員が朝礼の時間、橋下知事に噛みついた件について、1000件以上もの苦情メールが府庁に寄せられているという。

「民間でつうじるかい!」
「あの女、なに言うとるねん!」
「民間なら(15分くらいの)サービス残業は当たり前だ!」

などという趣旨のメールだそうで、関西大学の大谷教授によると、

「橋下知事は意見交換のつもりでも、彼女は団体交渉のつもりなんですよ」

ということらしい。

で、私が注目したいのは別の職員の談。
「まあ若いか分からないけど、女性職員の若気のいたりかもしれない。理屈を理屈で返したもので、かわいそうなのであまり批判しないで欲しい」(J-CASTニュースより引用)

30過ぎて若気の至り?

民間との意識格差の根は深い。

でかした!三越、国宝救済。

2008年03月19日 06時05分52秒 | 社会
運慶作と思われる仏像がNYのオークションにかかり「海外流出の危機」と報道され出したのは2ヶ月ほど前。
あまりに高額なため国はオークションへの参加を諦め、行方を追っていた。

そこへ飛び込んできたのが、

「運慶作と思われる大日如来座像を三越が落札」

というニュースだった。

とりあえず日本の老舗百貨店が国宝級の文化財が海外へ流出することを防いだということになるが、価格がなんと1280万ドル。
スポンサーはいったい誰なのか?
その辺が心配になってくる。

百貨店業界は自動車業界とは正反対で苦戦を続ける小売り業界の代表選手。
いくら三井グループの老舗であっても新たに1店舗を建設できるくらいの資金を1体の仏像に注ぐとは。
その背景には何かがあるに違いない。

ともかく、「外国人のお客様からのご依頼で購入しました」なんてオチが無いようにだけはお願いいたしますです。

警報!毒入り「黄砂」

2008年03月03日 06時00分45秒 | 社会
「西日本は午前中に、東日本も午後には黄砂が降ります」

毎年毎年中国から厄介なものがやってくる。
中国大陸で舞い上げられた黄砂が東シナ海を渡って蛇頭に導かれた不法入国者よろしく日本列島に降り注いでくるのだ。

50年前はまだよかった。
ただの黄砂だったから。
でも今は違う。
「毒入り黄砂、吸うたら死ぬで」
という印象だ。

毒入り餃子。
毒入り漢方薬。
毒入り塩さば。
毒入りペットフード。
毒入り玩具。
そしてイタリアではついに「放射性物質入りステンレス」が見つかった。

黄砂に何かが入っていても不思議ではない。

黄砂に酸性毒物。
黄砂に粉塵。
黄砂に農薬。
黄砂に糞。
黄砂に放射性物質。

それにして中国から渡ってくるものにまともなものは何もないのはどういうわけ?

警報!
全国民に告ぐ、マスクをつけよ!
ホンマに黄砂で死ぬ人が出ても不思議じゃない。
飛行機に乗る人は特に注意しましょう。
黄砂がエンジンに詰まる恐れがあります........そんなことないか、知らんけど。

三浦事件に見る日本と言う国の冷たさ

2008年02月28日 20時22分47秒 | 社会
国家と言うものは、まず自国民を守る義務がある。
どこの国でも、自国の国民が危機にさらされると全力を挙げて彼を(あるいは彼女を)救うことに全力を注ぐ。
1970年代。
イランアメリカ大使館占拠事件では自国民を救うためにアメリカ海軍海兵隊の若い命が救出作戦の失敗で命を落とした。
1982年。
自国の領土を守るためにイギリス海軍は1982年、アルゼンチン海軍と公選して多くの将兵が戦死した。

このように自国民の生命や財産を守るためにはどんな国でも全力を挙げてこれを支持し闘うものだ。

ところが日本は違う。

サダム・フセインが日本人を含む人質をとって戦いを挑んできた時、「危ないから」という理由でANA、JALはもちろん航空自衛隊でさえ自国民の救出に向かうことはなかった。
通貨危機のインドネシアが暴動でメチャクチャになったとき、他の国は自国民を救いに航空機を飛ばしたが、日本だけは「危ないから」という理由で一機の飛行機も救助のために向かわせることはなかった。
北朝鮮に拉致された自国民を迎えに行こうと総理自ら出かけるのに自衛隊機も飛ばなければ、JALも飛ばず、フラッグエアでもないANAが飛んで行った。

かように日本と言う国は国民の命や財産よりも建前の方が大切な国だ。

世間が騒ぐ三浦事件。
これもなんだか妙な案配だ。

一人の日本国民が外国で不当に逮捕され殺人の容疑をかけられている。
おかしいのは国家が彼を救おうとしないのはもちろんのこと、報道を続けるマスコミもやじ馬根性むき出しで三浦容疑者の身の上に起こるであろう事の成り行きを興味津々で窺っているのだ。

これって変じゃないか?

曲がりなりにでも国内の裁判で一旦無罪になった人である。
「疑いは晴れない」かどうか知らないが、自国の公正な裁判において無罪になった人間を、いくら疑わしいからと言って、誰も助けようともしなければ、擁護しようともしないのはどういうわけだ?

「三浦が有罪になってムショに送られると面白い」
とでも言うのだろうか?

繰り返すがイギリスなんかはシンガポールで車に悪戯したイギリス青年が「鞭打ちの刑」に処せられるだけでも、その青年を助けようとする国である。
そしてそれが世界のスタンダード。

三浦事件を見ていると、この国がいかに冷たいかが見えてくる。