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とりがら時事放談『コラム新喜劇』

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N700系のCO2排出量は航空機の1/10、でも......

2008年07月06日 12時41分10秒 | 社会
東海道・山陽新幹線に乗車しているとデッキと客席の間にある扉上の電光掲示板に、
「B700系のCO2排出量は航空機の1/10」
という「ケンカ売っとるんか」というようなコマーシャルメッセージが表示される。
でも、このメッセージから明らかになるのは、二酸化炭素排出量と列車の運賃にはなんら関係性が存在しないということなのだ。

というのも新幹線が航空機よりも90%も二酸化炭素の排出が少ないと主張すればするほど、単位二酸化炭素量では航空機のほうがよほど運賃がエコノミーで、そこまで高いものを支払ってJRに協力して新幹線を利用する必要はないのでは、とも思えてくるのだ。

例えば、CO2の排出量が航空機の1/10である新幹線は東京~新大阪はエキスプレス予約で13200円。普通の指定で14050円。
一方、航空機は羽田~関空・伊丹はビジネス特割で15000円。
CO2の排出量が少ないということはそれだけエネルギーの消費も少ないということかもしれないので、新幹線の運賃も航空機の1/10の1500円が妥当ではないかと思うのが、へ理屈だろう。

「だって、鉄道は水力発電や原子力で走っているんだもん」
と主張するテツオタな人もいるかもしれない。
しかし、航空機だって例えばエンジンをOFFにしてグライダーのように着陸すると離陸と上昇だけにエネルギーが必要なのことになり、エコノミーだ。

昔、サンダーバードという子供向けSFテレビ番組に「原子力で飛行する旅客機」というのが登場したことがあるように記憶しているが、現在の技術を持ってすれば原子力で飛行する航空機は製作可能だそうだ。
ただ墜落すると、洒落なにならないので電車のように利用できないだけなのだ。

で、書いているうちに何を言おうとしているのかわからなくなってしまったが、一番のエコは何も利用しないということ。
経済活動を止めるのが最も効率の良いCO2対策だと思った。

N700系のCO2排出量は航空機の1/10、でも......

2008年07月06日 12時40分58秒 | 社会
東海道・山陽新幹線に乗車しているとデッキと客席の間にある扉上の電光掲示板に、
「B700系のCO2排出量は航空機の1/10」
という「ケンカ売っとるんか」というようなコマーシャルメッセージが表示される。
でも、このメッセージから明らかになるのは、二酸化炭素排出量と列車の運賃にはなんら関係性が存在しないということなのだ。

というのも新幹線が航空機よりも90%も二酸化炭素の排出が少ないと主張すればするほど、単位二酸化炭素量では航空機のほうがよほど運賃がエコノミーで、そこまで高いものを支払ってJRに協力して新幹線を利用する必要はないのでは、とも思えてくるのだ。

例えば、CO2の排出量が航空機の1/10である新幹線は東京~新大阪はエキスプレス予約で13200円。普通の指定で14050円。
一方、航空機は羽田~関空・伊丹はビジネス特割で15000円。
CO2の排出量が少ないということはそれだけエネルギーの消費も少ないということかもしれないので、新幹線の運賃も航空機の1/10の1500円が妥当ではないかと思うのが、へ理屈だろう。

「だって、鉄道は水力発電や原子力で走っているんだもん」
と主張するテツオタな人もいるかもしれない。
しかし、航空機だって例えばエンジンをOFFにしてグライダーのように着陸すると離陸と上昇だけにエネルギーが必要なのことになり、エコノミーだ。

昔、サンダーバードという子供向けSFテレビ番組に「原子力で飛行する旅客機」というのが登場したことがあるように記憶しているが、現在の技術を持ってすれば原子力で飛行する航空機は製作可能だそうだ。
ただ墜落すると、洒落なにならないので電車のように利用できないだけなのだ。

で、書いているうちに何を言おうとしているのかわからなくなってしまったが、一番のエコは何も利用しないということ。
経済活動を止めるのが最も効率の良いCO2対策だと思った。

NOVA元社長逮捕報道の品格

2008年06月26日 06時19分03秒 | 社会
以前にもここに書いたことがあるが、私は昔NOVA生徒だった。
通算3年間NOVAで英会話を習った。
レベルは7Aに始まり6で終了した。
ちなみにNOVAの最下級のレベルは7Cで私は「入門者より多少マシ」というランクに位置づけられた訳で、おかげで「NHKラジオ続基礎英語」みたいな内容から習い直させられるはめになった。

ちなみにNOVAの前に通っていた英会話スクールでは「Intermediate class(中級)」にランクされ教材は英字紙や雑誌の記事を使って簡単な討論などをするのが授業内容だった。

これはNOVAのレベルチェックで私を試した外国人講師がテキサス出身の田舎の人だったからだ。
丁寧で親切な人だったのだが、問題があった。
何を言っているのかわからなかったのだ。
つまり、日本語を習うのに無理矢理標準語を話そうとする東北弁しか話せない先生にチェックされたようなものだった。
「テキサス人の言葉なんか、何を言っているのか私もわからないわ」
と言ったのは、その頃よく一緒に飲むことのあったボストン出身のアメリカ人Mさんだった。

NOVAでは英語はマスターできない。

3年間NOVAに通った私の感想だ。

で、NOVAの元社長猿橋氏が逮捕された。
メディアは「傲慢」「独裁」と言った言葉を羅列して猿橋元社長の人間性を糾弾しているが、きわめて幼稚。
まるで某宗教系のS新聞だ。
一般紙までそんな言葉を使っているので浦沢直樹の「20世紀少年」の世界が現実になってきているのかと一瞬心配になった。

あげくの果ては豪華社長室を放送しては「社長室の家賃は月額270万」とか、「毎日のようにパーティを」なんていう下世話なことを並べ立てる。
大手放送局や大手新聞社の社長室や会長室なんて不動産換算したら、似たような金額だと思うのだが、そんなことは棚に上げて何にも言わない。

大きくなった会社の創業者なんて得てしてそういうもので、個性が強く、独裁的で、かといってネルギー溢れるその力が事業を大きくする。
猿橋氏は「やりすぎた」ということに尽きる。
はっきり言って、傲慢なドロボーだ。
でも正直、麻薬所持で逮捕される息子を持った大手A新聞の社長や、「おれが日本を動かしてんだバカヤロー」的なこれまた大手Y新聞の主筆兼会長なんかも、その質はたいして変わらない。

ま、もしかするとNOVA猿橋元社長たたきは授業料ふんだくりに加えて「通ってみたけど、英語は全然マスターできませんでした。チックショー!」という経験を持った人の怒りに燃えた復讐なのかもわからない。


宮城県沖地震から30年で、また地震

2008年06月14日 18時14分19秒 | 社会
先週、たまたま仙台にいてホテルで地元の河北新聞を読んでいると、
「今月16日で宮城県沖地震から30年」
という記事が記載されていた。

で、本日、地震が発生した。
災害に遭われた方には申し訳ないけれども、出張が一週間前で良かった。

ここ数年というもの毎年のように東北地方を大きな地震が襲っている。
学者先生方や気象庁の頻発する地震発生の理由についての講義は聴いたことも読んだこともないのでよくわからないが、大変な事態だ。
考えてみれば世界中で大きな地震が発生しており、地球の地殻そのものが何らかの急激な変化をしているのかもわからない。
とりわけ3年前のスマトラ島沖の大地震は地球上で起こり得る地震としては過去最大級だった。
おかげで日本語の「津波」が世界共通の言葉になったのだが、それだけ人びとに与えたショックは少なくない。

なお、先日の中国四川省で発生した地震は規模が大きかったことに加えて、いい加減な建築が犠牲者の数を必要以上の増大させた。
いわばあれは天災をきっかけに発生した人災だった。

ともかく、週明けはまた震災関連の顧客サポートで忙しいにちがいない。

さらばシベリア超特急

2008年06月12日 06時33分09秒 | 社会
映画解説者で「シベリア超特急」の監督として知られる水野晴郎が亡くなった。

水野晴郎は私の父と同じ年齢で、同じ岡山県立高梁高等学校を卒業している。
かつて、
「水野晴郎、知っている?」
と父に訊ねたところ、
「知っとるわけなかろう。あいつは夜間じゃ。」
と言っていた。
父は高校時代、仲間を引き連れ高梁市内でかなりの悪さをしていたので「儂が知らんでも、向こうはしっとるはず」というかなりの自信であった。
なお、父が仲間としでかしたさのなかでも、夜中に高梁警察署と産婦人科病院の看板を掛け替えたというのは、かなり受けたらしく(大騒ぎだったらしい)、話を聞いた私も笑った。

なお、岡山県高梁市は映画「男はつらいよ」の中で、前田吟演じる博の故郷として知られている。

それはともかく、これでかつてのテレビの映画番組の名物解説者が3人(淀川長治、荻昌弘)とも鬼籍に入ってしまったわけで、ある意味、とっても寂しくもある。

尤も、水野晴郎といえば私には水曜ロードショーの解説よりも深夜枠で放送されていたアメリカのテレビドラマ「ポリスストーリー」の解説者としての方が懐かしい。
自らコレクションしている警察の制服を着込んだりして出演していたのが印象に残っている。

また晩年は自らメガホンをとり映画の製作から監督までこなしていたのも印象的だ。
解説者が映画監督になった例で有名なのはフランスのフランシス・トリフォーだが、水野晴郎もまた、カルト映画といわれながらも、そこそこ人びとに語り継がれる映画を作ったそのエネルギーと技量には敬意を払わねばならないだろう。

三輪そうめん、おまえもか!

2008年06月07日 06時47分05秒 | 社会
三輪そうめんも赤福の仲間だったことが判明した。
返品されてきた製品の消費期限を書き換えて再出荷していたのだ。

それにしても、私はそうめんに消費期限があるとは知らなかった。
乾燥麺なんぞは五年も十年も保存できるものと考えていたのだが、どうやら私の認識不足だったようだ。
これから夏=そうめんの季節を迎えるのに産地では大きな打撃を受けていることだろう。

ところで、食品の「消費期限」。
なんでも聞くところによると日本だけの制度だそうで、「腐っているのか腐っていないのか判別できない日本の消費者」という人を見下げた役人が考えついた愚制度だと思っている。
消費期限を設けることで、まだ食べられる食品を回収、あるいは廃棄する。
途方もないエネルギーと食べ物の無駄でしかない。

このことを指摘しないマスコミはいったい何を考えているのだろうか、と前々から不思議に思っていたのだが、考えてみればマスコミの皆さんとお役人様は大学を同じでお友達であったことに気がついた。

ともかく、三輪そうめん。
始めから消費期限を3年以上にしておいたらよかったのに。
アホです。


いつの日か自転車通勤

2008年05月19日 06時36分03秒 | 社会
昨日の書評「日本文明......」の続きではないが、私は自転車と電車を使った通勤が出来る日を待ちわびている。

昨日、東京の池袋から秩父市まで自転車を電車に乗せて秩父市内のサイクリングコースをサイクリングするというイベントが開催された。
西武池袋駅でチャリンコを電車に乗っけて目的地まで運び、目的地の駅からは自転車を使う。
現在実現可能な究極のエコツアーとも言えるものだ。

この自転車を電車に乗せるというサービスは今回の西武鉄道の試みが始めてではない。
欧州では自転車専用の車両がローカル線などでは走っており、私も自転車を乗せるスイス国鉄の客車の模型を持っている。
国内でも確か数年前に和歌山電鉄(旧南海電鉄貴志川線)で自転車ごと乗客を乗せるという試みがなされていたように記憶する。

考えてみれば自宅から自転車に乗って駅まで行き、自転車置き場にそれを預けるのではなく、そのまま電車に乗って目的地の駅まで電車で行って、そして会社近くの駅で下車して自転車に乗って会社まで行くのが理想的な「エコ通勤」のように思われてならない。

そうすれば駅と自宅、駅と会社が多少離れていても移動が苦にならず、また、自動車やバイクのように税金などの不要な維持費もかからないので経済性にも優れていると思う。

現実問題としては、
「あんたさん、そんなこと良いはりますけど、朝のラッシュの御堂筋線に自転車押して乗れると思いますか?」
と言われればそれまでだが、なんとなく解決策がありそうで実現したい社会システムだ。

昨日のイベントのニュースなどを読んでいると案外、大阪より東京の方が先に実現したりして悔しい思いをしそうだ。

中国・ミャンマー、被災者義援金はどこへ行く

2008年05月16日 06時23分16秒 | 社会
昨日の夕方、小腹が減ったのでセブイレブンにお菓子を買いに行くと入り口に張り紙が......。

「中国四川省の震災被害者の義援金募集中」

震災や洪水、竜巻など。
災害が発生するとコンビニチェーンやスーパーマーケット、非政府組織、労働組合などが義援金の募集を始める。
そして集めた後はどう配ってどう使われたかの報告は....ない。

「国連の援助物資を軍政が没収」
とミャンマーのサイクロン被害ではもろ報道。
国連が運んできてくれた援助物資をミンガラドン国際空港で軍事政権がありがたく没収。
で、そのあとは「これはタン・シェ議長さまが民衆にお配りくださるありがた~い援助品だ」とばかりに配布シーンを国営放送のニュース番組で放送。
こうなると、議長様か将軍様、池田先生かさっぱり分からなくなるのがミャンマーの軍事政権の間抜けで迷惑な所以なのかも分からない。
尤も、ミャンマーの人たちにとっては死活問題。
軍政のメンツなどどうでもいいのが差し迫った状態なのだ。

中国となれば話は違う。
と、思うのは浅はかなところで、ここのお役人方がメンツを重んじるところはミャンマー以上。
外国からの支援に対してどういうふうに国民に説明しているのか、ミャンマーより疑わしいのがこの毒入りギョーザ共和国の実態だ。

こういう(政府が)発展途上の国の災害に対して「可哀想」「気の毒」と思うのは結構だが、日本人のアホなところは義援金を寄付する先がチェーンストアや非営利団体という「?」な組織だということだ。

「NGOやNPOは政府機関より信頼できる。」
何を根拠にそんな判断を下すのか不明だが、政府の役人でさえ信頼できないのに得体のしれないNGOやNPOを容易に信頼できる神経が信頼できない。
だいたい、街中で寄付金を集めいている集団が、
「どのように使うのか、必ず決算報告書を公表しますから私たちのアドレスを書いたこのチラシをお持ちください」
なんて活動見たことがない。

もしかすると義援金は団体の宴会(「被災者を応援するための壮行会」「被災者訪問のためのファーストクラスの搭乗券」など)に使われているのかも分からず、ひどい場合はミャンマーの例よろしく人な政府組織に没収されたり団体の活動に便宜を図ってもらうための賄賂として使われる恐れさえ存在する。

いずれも日本人の血税で支援したODAの使い道さえ公表しない国々だ。
もちろん外務省のお役人は「国民の税金=他人のお金」だから、トレースする気もさらさらない。

ああ、被災者義援金はどこへ行く。
まさかセブンイレブンの中国市場展開が有利に運ぶ「心付け」に利用するんじゃあるまいな。

と、思ってしまう時代と私がなんだか悲しい。

ハイハイ、よ~くわかりました「地震の想定被害」

2008年05月15日 05時56分35秒 | 社会
外国で天災が発生すると、すぐさま日本の大都市にそれを当てはめたがる学者・マスコミ・政府機関が現れる。
「もしも日本でこのような大地震が発生したら」
と一般の恐怖を煽るのだ。
ま、ダイオキシン報道のお粗末ニュースステーションと同じというわけだ。

今回の中国四川省の大地震などその一例で、
「もし日本でM7.8の地震が発生したら」
などというなんの参考にもならないフィクションの世界を語り始めるので、うんざりする。

なんでも、地球上で発生する天災のうちその30%が日本とその周辺で発生しているというのだから心配する気持ちはわからないではない。
しかし、地球の地殻はピンポン玉のような一定の品質で作られているものではないのだから、どのような被害が発生するのかは容易に想像できるはずもない。

だいたい、まずいつどのような地震が発生するのか皆目見当がつかない。
大都市での活断層なんかは、その上にビッシリと隙間なく建物が建っていたり、舗装された道路や鉄道が敷設されていたりするので調査することすらできないのだ。
これで、
「このくらいの規模の地震が発生します」
なんてよく言えたものだ。

以前は、
「関西では地震は発生しません。だから京都や大阪、『兵庫』などに都が作られたんです。いにしえの日本人はよく知っていたんですね」
と学者やマスコミが知ったかしていたら、阪神淡路大震災が発生。
「400年に一度の大地震だったんだよね」
と直後に釈明。
ふざけているのかと思った。

「地下鉄は地震に強い」
とも言っていたけど、地下鉄三宮駅の柱は座屈、神戸高速鉄道の大開駅は屋根である地上の道が全て陥没。

今回の地震でも学者先生によっては、
「阪神大震災の120倍のエネルギーです」
という人もいれば、
「200倍のエネルギーです」
という人がいて、地震学者がいかにいい加減なのかがよくわかるのだ。
まるで「狼が来た」でお馴染の羊飼いの少年状態。

ということで、大阪圏や首都圏で「もし、四川省のと同じ規模の地震発生したら」という仮説を披露している知識人と呼ばれる人がいたら、その人は地震で一儲けしようとしている悪徳商人なのかもわからないなので注意が必要だ。