27日(金)。新交響楽団から第270回演奏会の案内が届きました 「芥川也寸志生誕100年」映像音楽特集ということなので、是非聴きたいと思います
7月21日(月・祝)14時開演ですが、同じ日時に東京交響楽団「第732回定期演奏会」があり、ダブってしまいます
そこで、東響の方を7月19日(土)14時開演の「第101回川崎定期演奏会」に振り替えることにします
ということで、わが家に来てから今日で3818日目を迎え、ドイツ銀行リサーチ・インスティテュートがまとめた2025年の主要都市における価格調査で、東京の平均月額給与が2592ドル(約38万円)と米ニューヨーク(5128ドル・約75万円)の半分程度にとどまったことが分かったが、世界に比べて賃上げが遅れたうえ、足元の円安が東京の月給を押し下げた というニュースを見て感想を述べるモコタロです
にっぽんのサラリーマンの皆さま おつかれ生です ビールでも飲まなきゃやってられないよね
昨日、夕食に「豚肉と野菜の炒め物」「生野菜とモッツアレラチーズのサラダ」を作りました 見た目は焦げて真っ黒ですが、かろうじて食べるに耐えられました
昨日、TOHOシネマズ池袋で関根光才監督による2025年製作映画「フロントライン」(129分)を観ました
この映画は日本で初めて新型コロナウィルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス号」での実話を基に、未知のウイルスに最前線で立ち向かった医師や看護師たちの闘いをオリジナル脚本で描いたドラマです
2020年2月3日、乗客乗員3711名を乗せた豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス号」が横浜港に入港した 香港で下船した乗客1名に新型コロナウィルスの感染が確認されており、船内では100人以上が症状を訴えていた
日本には大規模なウィルス対応を専門とする医療機関がなく、災害医療専門の医療ボランティア的組織(DMAT)が急きょ出動することになった
彼らは治療法不明のウィルスを相手に、自らの命を危険に晒しながらも、乗客全員を下船させるまで諦めずに闘い続けた
この映画は、事実に基づいて「ダイヤモンド・プリンセス号」で新型コロナと闘う人々を描いていますが、あくまでもフィクションです しかし、あの当時、テレビ等を通じて報道された”あの事件”を知っているわれわれにとっては、もの凄いリアリティがあります
3700人以上も乗船する大型客船を巡っては、厚労省の役人と医療関係者(DMAT)、船のクルーや医療関係者と多国籍の乗客、医療関係者とその家族、乗客とその家族、事件を報道するテレビ局等の報道機関・・・などの間で様々な出来事が起こっていたはずです
この映画では、そうした出来事を凝縮する形で、未知のウィルスに対する恐怖心を抱きながらも、懸命に対処しようとする人々の姿が描かれています
とても印象に残った言葉が2つあります
一つは、DMAT隊員・真田(池松荘亮)が、マスコミの取材を拒否するDMAT指揮官・結城(小栗旬)に訴える言葉です
「テレビでは一部、事実と異なることが報道されています それに反論してほしい。乗客は我々が守ってくれます。しかし、我々や我々の家族は誰が守ってくれるんですか
」
この言葉の裏には、子どもを保育園に預けているDMATの女性隊員が、他の保護者から「子どもが新型コロナに感染するから、(その女性隊員の子どもが)登園するなら預けない」と言われ、自分が仕事を休んで子どもの面倒をみるしかなくなった、という事情がありました 女性隊員がテレビニュースに映っていて噂が広まったというのです
あの当時、正しいことをしている医療関係者やその家族に対する、こうした”差別”が全国的に起こっていたことを思い出します
もう一つは、DMAT指揮官・結城がテレビ局の記者・上野舞衣(桜井ユキ)に投げる言葉です
「あなた方(マスコミは)、面白がってるんじゃないの」
テレビ局はどんな不幸なことでも”視聴率”が稼げるなら躊躇なく報道するという姿勢に対して、「現場で一生懸命やっている医療関係者の立場になってみろよ」という怒りが現れています
あれから5年経った現在、新型コロナウィルスはインフルエンザ並みの扱いになったものの、まだ絶滅したわけではありません 私は外出時にマスクを着用しています。「マスクなんて何の効果もない」と言う人もいます
しかし、他人がどう言おうがどうでもいい。現に行きつけのクリニックや整骨院ではマスク着用が求められています
自分の身体は自分で守るしかないのです
今この時期にあらためてあの事件を振り返り、いま何をすべきか、あるいは何をすべきでないかを 考えた方がよいのではないかと思います この映画はそのきっかけを与えてくれます
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