人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

コロナ禍で読書が増加 ~ 日本財団の調査から / ロマン・ポランスキー監督「ローズマリーの赤ちゃん」を観る ~ 自分以外のだれも信じられなくなっていく妊婦の恐怖心:早稲田松竹

2020年10月28日 07時13分23秒 | 日記

28日(水)。一昨日、町田でピアノを教えているSさんから、「お話ししたいことがあるので お会いしたい」と電話があったので、昨日 巣鴨駅アトレ5階の「Oキッチン」でランチしました お話とはK氏が亡くなられたという悲しい知らせでした K氏は8月29日に秋葉原で熱中症で倒れT大病院に運ばれたものの、無理してその日のうちに退院し自力で自宅アパートに戻り、翌30日に弟さんがアパートを訪問した時に死亡を確認したとのことでした K氏はM音大を卒業後、音楽之友社で「週刊FM」の編集に携わり、その後脱サラし、巣鴨の私の家の近くでラーメン屋Eを営みましたが、白山通りの道路拡張のため立ち退きとなり、立退料をもとに大塚駅近くでLという隠れ家的なバーを営んでいました 2軒のお店には、タンノイのスピーカーとクラシックCDが揃っていたのでよく飲みに通いました K氏の人柄から様々な職業の常連客が出入りしていました。Eでは立川志の輔師匠や故・柳家喜多八師匠などとご一緒したこともあります K氏はパソコンに関する知識が豊富な人で、2008年11月22日(土)にLを畳んでからはパソコン関係の仕事で秋葉原通いを続けていたようですが、私は ずっとご無沙汰していました SさんはK氏のM音大の後輩ですが、ピアノ演奏についてK氏からアドヴァイスを受けていました    かつてSさんがJR吉祥寺駅の地下広場で開かれていた「ロンロン・コンサート」で霧丘朱代のステージネームでピアノを演奏していた時は、彼女のマネージャーのような役割を果たし、いつも彼女を励まし 適切なアドヴァイスを与えていました 今回はあまりにも急なことだったので、私も「本当ですか」と聞き返したほどビックリしましたが、心身ともに支えとなっていたK氏を失ったSさんの悲しみは計り知れないものがあるでしょう 四十九日も過ぎた今、Sさんは時々涙を浮かべ、言葉に詰まりながらK氏への感謝の思いを話されていました 2時間くらい経ったところで、Oキッチンから Sカフェに移って話を続けました。私は音大を出たわけでもない単なるクラシック音楽好きに過ぎず、何のアドヴァイスもできないので 聞き役に徹しましたが、少しでも気分が和らいでくれたら嬉しいと思いました

あらためて ヨーゼフ・ホフマンとシューラ・チェルカスキーが大好きだったKさんのご冥福をお祈りいたします

Sさんには出来る限り早く立ち直り、自立心とともに新生霧丘朱代として再出発してほしいと思います

ということで、わが家に来てから今日で2218日目を迎え、東京地裁は27日、昨年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、公選法違反(買収、事前運動)の罪に問われた参院議員、河井安里被告の保釈を認める決定をしたが、安里議員側は保釈保証金1200万円を現金で即日納付した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     1200万円が議員報酬=歳費から出ているとすれば 元は国民の税金だ 許せないな!

 

         

 

昨日の夕食は「海鮮鍋」にしました 材料は、タラ、牡蠣、イカ、アサリ、ホタテ貝柱、エビ、白菜、エノキダケ、シイタケ、豆腐です 寒い夜は鍋ですね。あったまりました

 

     

 

     

         

 

昨日の日経朝刊に「読書『増加』24% コロナが影響 日本財団、17~19歳調査」という見出しの記事が載っていました 超訳すると、

「27日からの『読書週間』に合わせ、日本財団が全国の17~19歳の男女計1000人に実施した調査で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛などで、24.9%が読書量が増えたと答えたことが分かった 調査結果によると、読書が『好き』と答えたのは59.7%で『嫌い』は12.8%だった。好きと答えた人ほど、コロナの影響で読書量が増えたと回答していた

日本財団がなぜ17~19歳に絞って調査をしたのか不明ですが、年齢を問わず上記の回答と同じような傾向が見られるのではないかと推測します

私は年間目標を①クラシックコンサート鑑賞=200回、②映画鑑賞=160本、③読書=65冊としていますが、本日(10月28日)時点の実績は①76回、②166本、③62冊となっており、例年と比べて①が相次ぐ中止で大幅に落ち込み、その分②と③の目標達成ペースが速まっています とくに3月~5月の3か月間は、コンサートにも映画にも行けなかったので、残された「目標」は読書しかありませんでした この間に集中的に本を読んだことは間違いありません。コロナ禍が原因で読書をする人が増えているのであれば、コロナも悪い面ばかりではないな、と思います ものは考えようです

 

         

 

一昨日、早稲田松竹でロマン・ポランスキー監督による1968年製作映画「ローズマリーの赤ちゃん」(136分)を観ました

売れない俳優ガイ(ジョン・カサベテス)と妻ローズマリー(ミア・ファロ―)は、マンハッタンの古いが広くて格安のアパートに引っ越してくる そのアパートは以前から不吉な噂がささやかれていたが、若い2人は気に留めることもない ガイは隣家のカスタベット夫妻を気に入り家族ぐるみで付き合うことになる。ある日、隣人の老夫婦の養女が不可解な飛び降り自殺を遂げる その後、カスタベット夫婦はローズマリーに、養女が生前に身に着けていたペンダントを贈る やがてローズマリーは奇妙な悪夢とともに妊娠したが、カスタベット夫妻の勧めるとおりに行動をする しかし、ローズマリーは次第に、身ごもった子どもが周囲の人々に狙われているという意識が強くなり情緒不安定に陥っていく

 

     

 

【以下、ネタバレ注意】

この映画は、ポーランド出身のロマン・ポランスキーがアイラ・レビンの同名小説を映画化したオカルトホラーの先駆的作品です

ローズマリーがどんどん追い詰められていき、誰も信じられなくなっていくミステリータッチのストーリー展開は見事です

結局、隣家のカスタベット夫妻をはじめとするアパートの住人たちや、婦人科医などもすべて悪魔崇拝者のカルト教団の信者だったのです 夫のガイは 自分の出世(悪魔の仕業により主役の俳優が怪我をし、ガイに代役が回ってくる)と引き換えに、悪魔にローズマリーをレイプさせ悪魔の子を産ませることに同意していたのです ローズマリーは、赤ん坊の目を見て人間の子ではないと知り怒り狂いますが、赤ん坊を見ているうちに穏やかな顔になっていき 幕を閉じます

ラストのローズマリーの笑顔のアップは、母親として悪魔の赤ん坊を育てていこうと決心したことを暗示しています この笑顔が一番怖いと思いました


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2 コメント

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Unknown (kirioka)
2020-10-28 09:28:54
ブログにしてくださり、ありがとうございます
正確には、8月29日土曜に倒られて、
日が変わる30日(日)午前1時くらいに亡くなられたのではではないかと言っておられました
 
それにしても、toraさん
9年もの間、1日も欠かさずブログ投稿され、
すごいですね

素敵な雰囲気で、おいしいパスタランチをいただきながらで、コロナでクラッシックコンサートが次々キャンセルされたのを悔しそうに、また熱く語られたTORAさんのお話し、おもしろかったですよ。
返信する
ありがとうございました (tora)
2020-10-28 12:43:42
Kiriokaさま コメントありがとうございました。
日にちの記憶違い、ご指摘ありがとうございました。訂正させていただきます。
最近こういうケースが時々あって困っています。今後気をつけようと思います。
これからも気軽にコメント頂けると嬉しいです
返信する

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