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人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

シルヴァン・カンブルラン ✕ 北村朋幹 ✕ 読売日響で細川俊夫「月夜の蓮 ~ モーツアルトへのオマージュ」、ツェンダー「シューマン・ファンタジー」他を聴く

2025年07月09日 00時01分30秒 | 日記

9日(水)。左上の奥歯に被せてあった金属が取れてしまったので、暑い中を徒歩で大塚の行きつけの歯科医に行きました 前回は型を取らないで 元の金属をそのまま再利用したため、たった5か月で取れてしまったようです 今回は歯を少し深く削って型を取り直ししました    最低1年はもってほしいと思います 帰りがけに近所のクリニックに寄って、大腸がん検査の採便セットを提出してきました

ということで、わが家に来てから今日で3830日目を迎え、トランプ米政権が500万ドル(約7億3000万円)の支払いで米国の永住資格が取得できると説明する「トランプ・ゴールドカード」について、移民制度を改正する権限は米議会にあり、議会の承認が必要になるとみられることから、実現を疑問視する声が広がっている  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

   

   自分ファーストのトランプのことだ  手段を選ばず  強引に議案を通すんじゃね?

         

昨日、夕食に「麻婆茄子」「生野菜とモッツアレラチーズのサラダ」「舞茸の味噌汁」を作りました 夏は茄子が美味しいですね

         

昨夜、サントリーホールで読売日響「第650回定期演奏会」を聴きました プログラムは①メンデルスゾーン:付随音楽「真夏の夜の夢」序曲、②細川俊夫「月夜の蓮 ~ モーツアルトへのオマージュ」、③ツェンダー「シューマン・ファンタジー」(日本初演)です 演奏は②のピアノ独奏=北村朋幹、指揮=シルヴァン・カンブルランです

シルヴァン・カンブルランは1948年フランスのアミアン生まれ。2010年から9年間、読響常任指揮者を務め、現在はハンブルク響首席指揮者、クラングフォルム・ウィーン名誉首席客演指揮者を務めている

プログラム3曲中2曲が現代音楽ということでか、会場の入りは日光の手前です   日光の手前 = 今市 = イマイチ   そんなことを言っている場合ではありません

オケは14型で 左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスという いつもの読響の並び コンマスは林悠介。隣は葵クァルテットの小川響子に似ていますが、違うかな

1曲目はメンデルスゾーン:付随音楽「真夏の夜の夢」序曲です この曲はフェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847)がシェイクスピアの劇に基づき1842年に作曲、1843年にポツダムで初演されましたが、「序曲」は17歳の時に作曲され1826年に初演されています

カンブルランの指揮で演奏に入りますが、妖精パックが森の中を飛び回っているような音楽が繰り広げられます この序曲だけでもメンデルスゾーンの天才性が垣間見られます

2曲目は細川俊夫「月夜の蓮 ~ モーツアルトへのオマージュ」です 北ドイツ放送は2006年にモーツアルト(1756-1791)の生誕250周年を記念して、世界の4人の作曲家に新作を委嘱しましたが、それに応じて細川俊夫(1955~)がモーツアルト「ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488」をカップリング作品とし、「花」をテーマに作曲したのがこの作品です

ピアノ独奏の北村朋幹(きたむら ともき)は浜松国際コンクール第3位、リーズ国際コンクール第5位、ボン・テレコム・ベートーヴェン国際コンクール第2位、東京音楽コンクール優勝 幅広いレパートリーで国内外で活躍している

「静」と「動」ということでは「静」の音楽です 22分程の作品ですが、序盤から静謐な音楽が展開するものの、肝心のモーツアルト「ピアノ協奏曲第23番」のメロディーがなかなか出てきません 半ば諦めかけてきたころ、やっと第2楽章「アダージョ」のフレーズが流れてきてホッと一息つきました

大きな拍手とブラボーが飛び交うなか、カーテンコールが繰り返されました 客席で聴いていた細川氏がステージに呼ばれ、カンブルラン、北村と共にカーテンコールに応えました

北村はシューマン(クララ・シューマン編)「蓮の花  作品25-7」を鮮やかに演奏、再び大きな拍手を浴びました アンコール曲に、前半の細川「蓮」と後半のシューマン「幻想曲」を繋げるシューマン「蓮の花」を選ぶところは流石だと思います

プログラム後半はツェンダー「シューマン・ファンタジー」(日本初演)です この曲はドイツの作曲家ハンス・ツェンダー(1936-2019)がシューマンの有名なピアノ曲「幻想曲ハ長調  作品17」を基に、打楽器を有効に使いながら管弦楽に仕上げた作品です 原曲の3つの楽章がそれぞれ編曲されています 第1曲「前奏曲」、第2曲「廃墟」、第3曲「間奏曲Ⅰ」、第4曲「凱旋門」、第5曲「間奏曲Ⅱ」、第6曲「星の夜」の6曲から成ります

ステージ下手にはハープが控え、2階正面のパイプオルガンの手前にはバンダのヴァイオリン奏者8人が間隔をとってスタンバイします

正直に申し上げると、元になるシューマンの「幻想曲 ハ長調 作品17」を予習しておかなかったので、オリジナルの姿が分からないため、その時々で聴いているのがどの部分の編曲かが分かりませんでした   ただ、第4曲「凱旋門」における賑やかな音楽はメロディーが分かり易く、楽しく聴くことが出来ました    十分に予習しておけば全曲を通してもっと楽しむことができただろうと、反省しきりです

大きな拍手とブラボーがステージに押し寄せ、カーテンコールが繰り返されました

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