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人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「奥村愛 ~ ヴァイオリンとヴァイオリニストが辿った道」のチケットを取る / 奇才テリー・ギリアム監督「バロン」を観る ~ 実在した世界一のほら吹き男爵をモデルにした奇想天外な冒険物語

2025年07月07日 00時37分16秒 | 日記

7日(月)。今日は令和7年7月7日で「トリプルセブン」の日です 元号・月・日で7がそろう「777」は、平成7年7月7日以来30年ぶりで、100年間でみても3回目という特別な日だそうです 5日付の朝日新聞夕刊によると、東京都板橋区はホームページで「令和7年7月7日(月曜日)は婚姻届の提出が集中します」と告知しているそうです 「ラッキーセブンがトリプルだ」と、ノリで届け出て、後で後悔しないようにした方がいいと思います

ということで、わが家に来てから今日で3828日目を迎え、米連邦議会上下両院で大型の減税・歳出法案が可決されたのを受け、起業家のイーロン・マスク氏による新党「アメリカ党」結成論が浮上してきたが、2026年11月の中間選挙で候補擁立に踏み切れば、トランプ大統領が率いる共和党が目指す「トリプルレッド」の維持へ逆風になる  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

    

    マスクは自分の実績をトランプに台無しにされたからな  何としても敵討ちをしたいんだろ

         

9月19日(金)14時から文京シビックホール(小)で開かれる平日・午後のコンサート「奥村愛 ~ ヴァイオリンとヴァイオリニストが辿った道」のチケットを取りました 新聞に挟み込まれた文京アカデミーの広報紙「Square」にPR記事が載っていたのを読んで、聴きたくなりました プログラムは①モーツアルト「ロンドK.373」、②タルティーニ「ヴァイオリン・ソナタ”悪魔のトリル”」、③サラサーテ「序奏とタランテラ」、④ブラームス「ヴァイオリン・ソナ第2番」、⑤加藤昌則「Breezing air」です 演奏はヴァイオリン=奥村愛、ピアノ=加藤昌則です

         

昨日、早稲田松竹でテリー・ギリアム監督による1989年製作イギリス映画「バロン」(127分)を観ました

物語の舞台は18世紀のドイツの町。毎日のように繰り返されるトルコ軍の攻撃のために、人々は飢えと貧困で疲れ切っていた   海にはトルコ軍の船団が停泊し、海岸からは無数の兵士が押し寄せてくる   人々は悲惨な現実から逃避できず、夢や空想を忘れていた    ただ10歳の少女サリー(サラ・ポリー)だけは、超能力を持つ4人の部下を従える伝説の英雄バロンが、いつの日か現れて町を救ってくれると信じていた   戦闘が激しさを増し廃墟と化した町に、ある日忽然と一人の男が現れた 彼は自分が伝説の主人公バロン(ジョン・ネヴィル)であると声高に叫び始める しかし、町の人びとは誰も信じなかった 彼らにとって大事なのは一人の英雄ではなく、自分たちの命だったからだ そんな中、サリーだけは違った。彼を追って「私たちの町を救ってください。4人の部下を探してトルコ軍をやっつけてください」と懸命に説得を始める 渋るバロンもサリーの熱意に負け、仲間を探すことに決める 目もくらむ冒険とファンタジーの世界を目指し気球に乗って旅立った

この映画は、実在した世界一のほら吹き男爵、バロン・フォン・ミュンヒハウゼンをモデルに、月、地底、海への奇想天外な旅を映像化したユーモアたっぷりの冒険物語です

この映画を観て最初に感じたのは、流石はモンティ・パイソンを輩出したイギリス映画だな、ということです ブラックユーモアとシュールな展開が楽しい作品です

現代のようにほとんどSFXで撮影するというのでなく、あくまでも実物にこだわり、そこにSFXを被せてスケールの大きな映像を実現しています イタリアやスペインのロケ地に町を再建して実写するかと思えば、イタリアのチネチッタスタジオの16ステージのうち6スタジオを占拠し、実物大の巨大なセットを組んで撮影しています トルコ軍との戦闘シーンでは述べ8万人のエキストラ、数千頭の馬と象を登場させています 奇才テリー・ギリアムだからこそ実現可能だったのでしょう

この映画は莫大な75億円もの経費を費やした割には興行収入が芳しくなかったようですが、モンティ・パイソンの面白さが分かる人なら、本作の本当の面白さが分かると思います

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