中古市の作業はまだ続きますが、お待ち頂いていた直接ご依頼のPEN-FTをやっておきます。#3014XXと後期型の個体は非常にきれいです。あまり使用されていませんね。巻き上げのゴリツキとファインダーの汚れ・・
一見、未分解機とも思いましたが、メンテナンスを受けていますね。
接眼プリズムなどは清掃されているのですが、プリズムは手つかずです。これでは意味がないのです。
基本的には特に問題のない個体ですから淡々と組み立てて行きます。
シャッターユニットも良好ですが、チャージギヤに少しガタが出始めかな?
接眼枠は新品と交換しました。ハーフミラーは30万台の個体としては腐食が進んでいます。当然、新品と交換です。
シャッターダイヤルは内部の汚れがあり回転もムラがあります。指標が黒なのはなんで?
洗浄してきれいになりました。指標は●で入れ直してあります。
今日はここまで。明日完成の予定。
先日から夏風邪を引いて喉が痛かったのですが、ここ数日症状が悪化をしまして、就寝のために横になると咳が出て殆ど睡眠が摂れていません。よって睡眠不足により目が・・
ということで簡単にUPしておきます。付属のレンズは何故かPEN-F用の38mmf2.8というセット販売用の廉価レンズ。しかし、素晴らしくきれいです。清掃だけで良いと思ったのですが・・
絞りレバーで絞り羽根を絞ったあとの復帰がスムーズでなく止まってしまうことがあります。目視では問題はなく調整を試みても改善しない。こういう時は部品を変えてみます。シボリリングとプレビューボタンをセットで交換すると、何事も無かったように正常に作動します。かと言って交換した部品が不良と言うわけではなく、他の個体に使うと全く良品だったりします。若い頃にカメラ生産をしていた時にも同じような経験をしています。突き詰めればミクロ的な原因はあるのでしょうけど、組立現場では部品の入れ替えで殆ど解決していました。
目のコンディションが悪い時にやりたくないレンズです。昨夜は2時間ぐらいしか寝てないからね。50~90mmズームです。絞りの前後が汚れているので、結局すべて分解しなくてはなりません。特に前玉2枚目のレンズは裏表が殆ど同じ形状なので注意が必要。裏返しで組むと無限が来ない・・
ということで、ご常連さんらしい眼力で選んで来た良いコンデションの個体たちでした。では失礼して早めに寝ますね。