その前に、北海道のINOBOOさんからスズランの写真が届きましたよ。クラゲじゃないのだそうです。ソフトフォーカスフィルターの代りに、パンストを使用しているとのことです。スズランって今頃の花だったんですね。
で、本題です。こちらは笹原ペンさんから、ツァイス・イコンタ(6X6)と腕時計が届きました。高級なスプリングカメラとのことですが、種類が多くて何型になるのでしょう。巻上げダイヤル付近が脱落していてバラバラな状態で来ました。巻き止め機構はあるようですが、意外にチープな設計で、カムと連動するレバーが変形しており、スムーズに作動しない状態です。右側のオレンジ片は中央のファインダー下を通って左のレバーと一体ものです。巻上げ確認窓にオレンジとシルバーで表示します。
距離計内蔵で、中央の窓は構図用、左の丸窓はピント調整用で右軸のカムによって距離計ミラーの角度を変えています。テンションはピンセット先の板バネです。
巻き止め機構は、リンケージの調整でスムーズに動くようにしてあります。巻上げダイヤル軸には、ワンウェイクラッチ用のバネが仕組まれていますね。逆回転をさせないための簡単な構造。
この個体のシャッターは、1/500付きのシンクロコンパー。レンズは、ツァイス、テッサーのOpton T 75mmと良いレンズが付いています。シャッターとレンズはメンテナンスで良好です。
蛇腹もしっかりとしていますね。米谷さんの著書「オリンパス・ペンの挑戦」中、「収納時に、薄いカメラボックス内に収まっているレンズとシャッターは、撮影時に7cmも前に飛び出す。それだけにボディーとレンズが離れ、それを繋ぐ機械的連結が難しい」とお書きになっていますが、流石にがっちりとして、少しのガタもありませんね。