明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて(1721)トリニティサイトの周りの被爆者と交流して (ニューメキシコの旅9)

2019年07月21日 11時07分03秒 | 明日に向けて(1701~1800)

守田です(20190721 11:00 シアトル時間) 

ニューメキシコの旅の最終盤を迎えています。すでに僕はアルバカーキを発ち、いまシアトル空港で乗り継ぎ中です。

こちらに着いて携帯をオンにしたら倉林明子さん当選の報が飛び込んできました。嬉しい!力をお貸しくださったみなさま。ありがとうございます。

あ、でも「力を貸してもらう」という言い方はもう古いのかも。彼女を当選させたみんなが主人公なのですから。

さて選挙のことはまた改めてゆっくり書くとして、アメリカからのニューメキシコの旅の最後の報告を行いたいと思います。

今回のこの旅の終盤で僕は二つの旅をしました。一つはアルバカーキから南東にロングドライブで向かい、カルスバードの東にWIPPという核廃棄物処分場等を見学してきました。

もう一つはやはりアルバカーキから南に向かいトリニティサイトの近くまで行ってきました。このうち後者の報告をアメリカからの発信の最後としたいと思います。

 

● トリニティサイトのこと

トリニティサイトとは1945年7月16日に世界で初めての核実験が行われたところです。

ロスアラモスで作られたプルトニウム型原爆(長崎に落とされたのと同じもの)が運び込まれ、爆発実験が行われました。

それから74年目の日を迎えたことを踏まえて20日に地元の人々による集会とキャンドルビジルが開かれたので参加してきました。(集会自身は毎年行われています)

 

トリニティサイトはアロマゴードとソコロという町に挟まれて存在しています。爆発地点はソコロの南東です。

今はアメリカ軍のホワイトサンズ米軍は全てを機密にしていました。このため「遠隔地の火薬庫が爆発したが、死者・負傷者は出なかった」と発表されました。

しかし当然ながら大きなきのこ雲が発生しました。膨大な放射能が周辺住民に降り注いだ。しかし誰にもその事実は告げられないまま、多くの人々が被ばくしてしまったのです。

 

ここにロンさんという核廃絶運動を担っている方の車で向かいました。ニューヨークに住まう芸術家でナバホネーションでの集会で知り合った田中康代さんとご一緒しました。

朝9時にアルバカーキを発ち、途中でトリニティサイトの説明がなされた看板があるところなどを通過しながらアロマゴードに着いたのは1時ごろ。

集会に向かうとアロマゴードやソコロなどの住民の方たち、おそそ40人ぐらいが参加していました。

 

● 次々とガンで倒れた人々の話が

集会ではトリニティサイトでの核実験で周辺住民が激しく被ばくさせられたことが主催者から語られました。

続いて参加者一人一人が語りはじめましたが、これがなんともすごかった。参加している全員が健康被害の当事者なのです。

例えば僕の席の少し前にいた女性は、核実験の8日後に生まれ、やがて結婚して子どもを3人産んだら2人ががんになったという。そのうちの一人の娘さんも「私はがんのサバイバーです」と発言されました。

 

他にも両親がガンで早くに亡くなった。子どもを白血病で失ったなどの発言が続いていきます。

涙ながらに「私の妹がつい最近、白血病で亡くなってしまった。父も母もガンで亡くなり、他の兄弟も。。。」と話される方も。

とにかく参加者全員がなんらかの被害と関係していました。壮絶な告白が続きました。

 

僕も発言が回ってきたので、僕が被ばく2世であり、だからこそ核兵器と原発に怒りを持っていることを述べました。

同時に「ここにきて僕はみなさんが自分の家族だと思っています。私たちは同じ犠牲者であり、同時に同じ夢を持っています。核のない世を作ること、平和な世界を作ることです」とも。

そうしたら割れるような拍手で応えてくれました。

 

● キャンドルビジルに参加して

午後の集会を終え、夜の8時に再び集いました。子ども用の小さなベースボールグラウンドでした。

そこのちょうど内野の守備に当たるところにぐるりと小さな紙袋が置かれている。近寄ってみると名前が書いてあり、中にキャンドルが入っていました。

バックネットの裏には家族のがん死亡者一同を貼り出している方も。許可をいただいて一緒に写真を撮らせていただきました。

 

一人一人のことが書いてあるのですが、そのうちの一人、アドリナ・モンタヤさんは1991年生まれ、2014年に白血病で亡くなったと書かれている。23年の短い生涯です。

やがてセレモニーが始まりました。地域の教会の牧師さん?神父さん?の挨拶、アメリカの国会議員5人の声明が代読された後、いろいろな方が発言。

それが終わると鐘とインディアンドラムを鳴らしながら一人一人の名前が朗々と読み上がれました。長い時間をかけて丁寧に。

 

最後には「がんのサバイバーの方、集まって」とアナウンスされ人々がフィールドの中に。僕と康代さんも「おいでおいで」と招かれるとサークルを作って祈りが行われました。

コーディネータの方が一人一人の肩を掴んで語りかけています。「あなたはとても大切な存在だ」と語りかけていたのだと思います。

参加者の多くが涙を流していました。僕には午後の集会での発言への丁寧な感謝を語っていただけました。

 

● 旅を終えるに当たって 

こうしてキャンドルビジルが終わったのが午後10時。現場を出たのはその30分後、そこから350キロ以上の道のりを戻りました。

ロンさんが「うー、おー」と叫んで眠気を退治しながら疾走。途中からラップをかけてみんなでじゃんじゃか手拍子をしながらアルバカーキに戻りました。夜中の2時過ぎでした。

そして4時に起き、パッキングを終え、5時にピックアップしてもらってアルバカーキ空港へ。7時に飛びだち、今、シアトルです。

 

とにかく今回の旅で僕は自分の原点をとても力強く再確認できたと思っています。

人々を被ばくから守ること、これ以上の被ばくを止めること、だから核兵器と原発を止めることです。

いやそれだけじゃない。戦争と差別と抑圧の全てを無くしたい。夢だと言われようがなんだろうが僕はこの道を歩みます。今回知り合った全ての人々とともに。

 

最後になりますが、今回の旅は丹波篠山し原子力災害対策検討委員会委員をともに担う玉山ともよさんの素晴らしいコーディネートで実現しました。

現地ではナバホ・ディネの一員でウラン鉱山の問題をはじめとした放射能被害と格闘しているレオナ・モーガンさんの全面的な支援を受けました。

この二人を軸にたくさんの方々のおかけで本当に素晴らしい旅ができました。心からのお礼を述べたいと思います。

 

さて搭乗時間が迫っていてます!

より詳しいことは帰国後にまた報告します。支えてくださったみなさま、ありがとうございました!

 

***

 

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明日に向けて(1720)平和を守ろう!参院選に向けたニューメキシコからの最後のメッセージです!

2019年07月20日 07時09分50秒 | 明日に向けて(1701~1800)

守田です(20190720 07:00 ニューメキシコ時間)

トリニティサイト近くのビジルに行ってきます

今、日本は20日の午後10時を回ったところですね。自分たちが応援する候補への支持の訴えができるのはあと2時間弱になりました。

こちらは朝の7時を回ったところです。僕は今日は午前8時前にピックアップしてもらい、トリニティサイトの近くまで行きます。

トリニティサイトは1945年7月16日に人類初の核実験が行われたところ。その約3週間後に広島・長崎に原爆が投下されました。

その全ての犠牲者を弔うキャンドルビジルが行われるので連れて行っていただくことになりました。

 

現地まで今いるアルバカーキから4時間強のドライブと聞いています。

ビジルの始まりは午後7時。でもまだその時間は暗くないのでおそらく夜の9時ごろまで行われるのだと思います。

その後、アルバカーキに戻ってくるので宿泊地に着くのはおそらく夜中の1時過ぎ。仮眠をとって4時にここを出て、いよいよ帰国の途につきます。

ともあれニューメキシコの旅の最後の1日は意義深い祈りの場に、被爆2世として参加してきます。

 

暴力の応酬の歴史を振り返り一緒に平和を守ろう!

それやこれやでニューメキシコからの選挙に向けた最後のメッセージの発信になりますが、再度、「みんなで平和を守ろう」と訴えたいです。

これまで旅の報告で書いてきましたが、たくさんのインディアンの住まうところであり、同時に核兵器開発の地であるこの場に来て戦争の歴史が本当によく見えました。

戦争を進めてきた人々の戦略は常に自分の正義だけを語り、都合の悪いことには一切蓋をし、圧倒的な暴力を振るい続けることでした。

そして私たちの住まう国、日本もこの野蛮極まりない暴力の道に近代になって踏み込んでしまったのでした。

 

明治維新を起こした人々は、西洋の暴力に対抗すると語りながらその実、西洋の暴力をそっくりコピーして、アジアの西洋になることを目指しました。

例えばそのために「西部開拓史」で白人がインディアンから土地を奪うために使った手口を、北海道で同じようにアイヌの人々に使ったのだそうです。指導を仰ぐまでして。

しかしそんな風に暴力を重ねてのし上がっていき、朝鮮半島や台湾を始め数々の植民地を持った日本は、さらに暴力でアメリカに挑み、その末に何十倍もの暴力を返されました。

東京をはじめとした主要都市の大空襲、鉄の暴風のもとでの沖縄地上戦、広島・長崎への原爆投下による大量虐殺の繰り返しです。

 

憲法にはたくさんの人々の血と汗と涙が流れ込んでいる

日本はあまりに酷い暴力を行使し、その後にあまりに酷い暴力を受けた。その末に涙とともに生まれたのが今の憲法です。

その改定が主要な課題だと呼号する首相、アメリカの暴力の歴史に一言の批判もせずに追従ばかりしている首相のもとでの選挙の一斉投票がもうすぐ行われます。

みなさん、今一度、訴えます。平和を守りましょう。憲法を守りましょう。そのために投票に行ってください。どうすれば平和を守れるのかを考え抜いて投票してください。

 

私たちはもうこれ以上、暴力の道に与してはいけない。本当の平和の道を歩まなくてはいけない。

いま痛切に訴えたいのは、真の平和を考えるならば、アメリカをはじめ軍隊に拘束されている世界中の人々も救わなくてはならないということです。

人殺しをさせられなくてはいけない関係性そのものをなくしたい。夢だと言われようがなんだろうがその道をひたすら歩みたい。

 

そのために今、私たちは日本を変えましょう。日本を変えて世界に愛と平和の心をを発信しましょう!

どうか平和の道をまっすぐに歩む候補、真に民衆とともにある候補を勝たせてください。そしてともにもっとあたたかい社会をつくりましょう。

 

アルバカーキから万感の思いを込めてメッセージを送ります!

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明日に向けて(1719)焼夷弾、ナパーム弾、戦略ミサイル、もうたくさんだ!(ニューメキシコの旅8)

2019年07月19日 12時32分43秒 | 明日に向けて(1701~1800)

守田です(20190719 12:00 ニューメキシコ時間)

● 焼夷弾もインディアンの土地から収奪した油で作られた!

さらにこちらに来て大きなことに気がつきました。母をはじめ親戚や人の良い江戸っ子たちの上からばらまかれた焼夷弾には火薬ではなく油脂が詰められていた。

焼夷弾を日本全土にばらまいたB29。ちなみに焼夷弾は非人道的兵器として現在は禁止されている。守田撮影


アメリカの石油会社などが開発したそうですが、そのオイルカンパニーの多くももとはといえばインディアンの聖地に侵略し、インディアンを殺し、追い出し、資源を収奪して作られた会社でした。

それで少し調べてみたらより多くのことが見えてきました。

まず焼夷弾開発に関わったのはスタンダード石油でした。この会社、「石油王」のジョン・ロックフェラーが1870年に建てた会社です。

当時、黎明期にあった石油産業を買収につぐ買収で大きくし、一時期はアメリカの石油精製の90%を占めていました。その後に独占禁止法で34の会社に分割されましたが、アメリカ石油産業は多かれ少なからスタンダード石油の影響下にあると言えそうです。

その石油の多くが、イギリスからの移民によって北米の主人公だったインディアンたちがどんどん迫害され、挙げ句の果てに追い込まれた「居留地」と呼ばれる地域から出てきたため、白人が押し寄せてきて掘り出されました。インディアン石油が出てきたことで、再び、三度、苦難を味合わされたのでした。

石油採掘機 油田の町、ユニスでは町中の民家の横にすら石油採掘機がある。守田撮影

こうして掘り出された石油から分類されたナフサとパーム油を掛け合わせて作られたのが焼夷弾でしたが、スタンダード石油が開発に関わったのは、焼夷弾投下が石油産業の儲けに直結していたからでした。インディアンの土地から奪ったオイルで東京をはじめ日本中の都市が燃やされた。大量虐殺の繰り返しでこれらオイルカンパニーは大儲けをしたのです。 

そうだ。問題は本当にウランだけではないのです。インディアンを迫害した人々が戦争での大儲けを見据えて焼夷弾を開発したのです。開発したからどこかの町を焼き尽くす必要があった。焼き尽くしたらうまくいったからもっと燃やすことにした。そしてそれが散々続いて、挙句の果てに原爆が投下されたのでした。

怒りに震えながらさらに調べていたら、戦後日本に大きな影響を与え、冷戦を進め、ベトナム戦争も招いたダレスが、もともとスタンダード石油の顧問弁護士だったこともわかりました。何のことはない。日本を燃やし尽くした中心にいた人物が戦後日本に大きな影響を与えたのでした。

 

● B52,、戦略核ミサイル、F16、もうたくさんだ! 

一方で、東京大空襲やその後の諸都市の燃やし尽くしで「功績」を挙げたカーチス・ルメイはこの大いに昇進しました。それで東京大空襲の経験をさらにアップデートして次の戦争に向かいました。朝鮮戦争でした。このときB29は日本で投下されたものをはるかに上回るより強い火災を起こせる焼夷弾を使い、文字通り朝鮮半島の北から南まで爆撃を行いました。

投下された爆弾の総量が80以上の主要都市を焼き尽くされた日本本土空襲を数倍も上回っていました。 

さらにアメリカはフランスからの自己解放を勝ち取ったベトナムに介入し戦争を始めましたが、この間、B29を大きく超えるものとして開発されていたのがB52でした。この飛行機は沖縄の嘉手納基地から飛び立っていった。そして焼夷弾をさらいんアップデートした「ナパーム弾」多数をしようしました。もともと東京大空襲に使用されたのもナパーム弾でしたが、はるかに「高性能」になっていた。そしてベトナムは日本や朝鮮にも増して焼き尽くされました。

 

ベトナムを焼き尽くしたB52 守田撮影

しかしとても心が痛いのはこの二つの戦争で日本も大いに大儲けをして経済復興し、高度経済成長を成し遂げたことでした。
日本本土空襲で大儲けをしたオイルカンパニーがさらに儲けを拡大するために、朝鮮、ベトナムで焼夷弾=ナパーム弾を投下し続けた。それなのに・・・。
 

そして武器はさらにさらに「進化」を遂げて戦略核ミサイルが次々と作られ、ジェット戦闘機もF16から現在のF35まで「進化」してきました。

F16戦闘機 いずれも人殺し兵器だ!守田撮影

そのために性能を試すたまにも人が殺され続けた。湾岸戦争、アフガン戦争、イラク戦争、そして今も各地で。

もうたくさんだ!もう武器はいらない。もう殺人はやめよ!戦争をやめよ!結局、軍需産業が儲けているだけじゃないか!! 

それやこれやの苦々しい思いで虐殺ミュージアムを後にしました。

ちなみに人殺しによる大儲けで成り立っているはずのこの館、入場料が20ドルもしました。

返せ~!

***

 

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明日に向けて(1718)ニュークリアミュージアムを訪れて(ニューメキシコの旅7)

2019年07月18日 07時24分13秒 | 明日に向けて(1701~1800)

守田です(20190718 07:25 ニューメキシコ時間)

16日は前日と打って変わってアルバカーキにあるニュークリア・ミュージアムを訪れました。

ニュークリアミュージアムというより、ウエポンミュージアムと言った方が良い。いやジェノサイドミュージアムと言った方が良いところでした。ともあれご報告します。

● 核兵器の歴史を整然と。都合の悪いことはすべて無視!

ここはマンハッタンプロジェクト=原爆製造・投下計画を担ったロスアラモスのあるこの州を象徴するミュージアムです。

まず入り口に近づいて驚いた。本物のB29が外のグランドに展示してあるからです。その横にはB52も展示してある。 

中に入ると核の歴史が展示されていました。レントゲンやキューリー夫妻、ベクレルが並んでいる。
でもちょっと待ってほしい。ベクレルもマリー・キューリーも大変な量の放射線を浴びて悶絶して亡くなっています。それが示されていない。 

続いて日本軍とドイツ軍の残虐さを示す展示がなされていました。軍刀や歩兵銃などが展示されてきます。

でもちょっと待って欲しい。米軍が本土空襲で殺したのはもっぱら民間人でした。沖縄では日本軍と民間人を分けることなく猛烈な攻撃で殺しました。そんなの戦争犯罪です。 

さらにマンハッタンプロジェクトが輝かしく描かれている。ウランの採掘から濃縮、そしてトリニティサイトでの核実験が描かれています。

でもちょっと待って欲しい。先住民を殺し聖地から追い出した上に、その後に発掘も先住民にさせ、その上世界初の核実験で被ばくさせたことに何も触れられていない。 

そして広島・長崎への原爆投下。広島にリトル・ボーイを運んで投下したエノラ・ゲイの乗組員のインタビューが長々と描かれている。「あれで戦争を終わらせることができた。そうでなければもっとたくさんのアメリカ人が死んだだろう。日本人だってもっと死んだはずだ」と語られている。

でもいい加減にして欲しい。原爆を投下された被爆者のことが何一つ描かれてない。あの攻撃がどんなに酷いものだったのか、まったく無視されている。

 

「あれ、最近、同じような批判を展開したよなあ」と思ったら、文科省が出している『放射線副読本』と作り方がそっくりなことを思い起こしました。

そうです。都合の悪いことは一切無視して人々を騙し続けることこそが、核戦略の重要な柱なのです。

 

● B29と向かいあって

原爆投下の展示が終わると旧ソ連を意味する鎌とトンカチを重ねたマークのついた垂れ幕を潜り、冷戦の部屋に出ました。その途端にミサイルがたくさん展示されている。実物もあれば模型もある。 

この途中でグラウンドに出ました。僕がまっすぐに向かったのはB29でした。この当時は超大型だったこの爆撃機は1945年に登場し、もっばら日本各地の空襲に使われました。 

とくに攻撃方法を激変させたのが1945年3月14日未明の東京大空襲でした。

指揮したのはカーチス・ルメイ将軍。彼はそれまでの空襲は高高度から行い軍事施設に限るという掟を除外し、低空から下町に侵入。庶民の皆殺しを企てました。

このため火薬を詰めた爆弾を使わず油脂を詰めた焼夷弾を多用。軍事施設なら破壊が必要ですが庶民の家なら火をつければドンドン燃えるからです。 

しかもある間隔を持って焼夷弾を一直線に落として火の壁を作りました。その壁に挟まれた地域は火炎地獄となって火が次々と飛び移ったそうです。

こうしてルメイは一晩で東京市民10万人以上を焼き殺しました。

それでもこの時、火炎の中を彷徨いながらも、奇跡的に逃げ切った人々がいました。

そのうちの1人が少女時代の僕の母でした! 

続く

***

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明日に向けて(1717)ナバホの美しいところを訪れて(ニューメキシコの旅6)

2019年07月18日 07時04分54秒 | 明日に向けて(1701~1800)

守田です(20190718 07:00 ニューメキシコ時間) 

ニューメキシコの旅を続けています。たった今はニューメキシコの南東部のカールスバッドにいます。近くの核施設取材のために長い長いドライブを経てやってきました。

メキシコとの国境線近くでテキサス州の近くでもあります。朝8時にアルバカーキをたち、途中で3時間ほど立ち寄ったところがあったけれどもそれでも到着は夜の10時でした。

ロングドライブなのでその間に「明日に向けて」を書き続けて、いっぺんに複数の記事を作ってしまった。

しかし通信環境が良好ではなくてブログにうまく写真を載せられません。後から載せることとして先に記事を出していきます。

 

ウインドウ・ロックにて

15日はナバホネーションの各地を案内してもらえました。

炭鉱があって汚染されたところ、ウラン鉱山があったところ、一方での素敵な議事堂や素晴らしいキャニオン‥。

今回はあえてナバホネーションの美しいところを紹介したいです。それでも悲しい話も入ってしまいますが‥。 

まず訪れたのはナバホネーションの首都であるウインドウロックでした。文字通り大きな岩に窓が空いているところがあり、その下にナバホ・ディネ議会の議事堂がある。

ちょうどこの日は議会の始まりの日で何頭かの馬にまたがった人が居ならび、それを観るためにたくさんの人が集まっていました。大統領がスピーチしていてあとで紹介もしてもらえました。

議事堂の中にも入りました。ぐるりと壁画が並んでいる。建物は石造りで素敵な場でした。

この建物の周りにいろいろなビルも並んでいる。この地域で最も大きい病院もここにあるそうです。

議事堂より先、よりウインドウロックに近いところに行くとドキッとする銅像が立っていました。コードトーカーの銅像です。ご存知でしょうか。

第二次世界大戦、とくに太平洋を主戦場とした日米戦争の中で両軍は暗号の解読合戦を行い、日本の軍事情報はほぼ筒抜け状態でした。

これに対して米軍はなんとナバホの言葉を暗号としたのです。ナバホの人々も自分たちの土地を守らんと対日戦に参加していたのですが、米軍はナバホ以外のアメリカ人にもこの言語を理解することが難しいことに着目し、あらゆる軍事命令がナバホの人によってナバホ語に翻訳され、受け手もナバホの人が担って英訳して命令を伝えたのでした。日本軍はまったく解読できなかったそうです。

この作戦に従事した人々をコードトーカーと言うのです。「暗号を話す人」というほどの意味ですね。

コードトーカーはアメリカによって賞賛されこの銅像も立ちました。しかしこの作戦に従事したナバホの兵士が日本軍兵士と出会った時、「後ろにいる白人よりよほど自分たちに近いと感じて当惑した」と語ったそうです。

近代日本はこういう人々と共に歩むべきだったのに。欧米の真似をして欧米に打ち勝とうとして打ちのめされ、最後はネィティブの人々と同じようにジェノサイドを被ったのでした。

全ての都市を空襲され、沖縄に鉄の暴風の末の地上戦をしかけられ、最後に原爆を広島、長崎に落とされた。なんとも悲しい。

 

キャニオン・デ・チェリーを訪れて・・・古の人々と対話する

さて続いてアリゾナ州にたくさんある美しいキャニオンの一つ、キャニオン・デ・チェリーと言われているところに連れて行ってもらいました。観光地にもなっています。

何箇所も見学するスポットがある。車を停めて整備された道を辿ると断崖絶壁のギリギリまで安全に行けます。

とにかく圧巻です。岩が切れたっているのだけれど、地質の関係で四角に切れている。これは日本では絶対に観ることのできない光景です。 

とにかく後から投稿するので写真をご覧ください。(メルマガの方はぜひブログをご覧ください)

この圧巻の風景に飽きることなく見入っていると、自然に心が古の人々の元に飛んでいきます。

かつてこの大地を駆けた先住民の人々はこれをどんな気持ちで観たのでしょうか。

こんなすごい造形を観たらはやり自然に神々が心に浮かんできただろうなと思います。 

先住民の人々はそれぞれの部族で違った創造神話を持っていますが、それでも天を父とし大地を母と考えてきました。

マザーアースの考えもそこからきている。

ここにいると「それはそうだよな」と素直に思えてきます。

 

古の人々がこの美しい光景を慈しみ、誇りにも思っていただろうことに思いを馳せるとどうしてもその後の「西部開拓」という名のジェノサイド、さらに次々と天然資源を発見され、略奪され、しかも汚染だけが押し付けられてきた悲しい歴史が浮かび上がってくる。

でもここでは古の人々とその大地に「ありがとう」と言ってお別れをしました。同じ美しさと、時を経て向かいあったものとして、古の人々のこの地への愛を少しでも分け持ちたいと思います。

 

道は遠くとも核なき未来を求めて、この地の人々と共に歩み続けます。

続く 

*** 

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明日に向けて(1716)戦争ほど残酷なものはない!だから止めよう!創価学会のみなさん、平和の道に戻ってください!

2019年07月18日 05時38分52秒 | 明日に向けて(1701~1800)

守田です(20190718 05:30)

ニューメキシコの旅を続けています。たったいまはニューメキシコ南東部、メキシコ国境やテキサス州との境の近くにいます。

近くにある重要な核施設の取材に来ました。すごい長いドライブで明日の朝、施設に向かいます。

そんな状態ですが再び選挙について発言します。今日は創価学会のみなさんに訴えたいです。

 

戦争を鋭く批判する小説が日米戦争後に編み出された

今回はみなさんにある小説を紹介をしたいと思います。冒頭の書き出しをお読みください。

*** 

戦争ほど、残酷なものはない。

戦争ほど、悲惨なものはない。

だが、その戦争はまだ、つづいていた。

愚かな指導者たちに、率いられた国民もまた、まことに哀れである。

人びとは、八年に及ぶ戦火に、親を失い、子を失っても、その苦しみに耐えてきた。

しかし、一九四五年(昭和二十年)七月ごろには、いつ米軍が本土に上陸するかわからないという重苦しい空気が、人びとの心を締めつけていた。

*** 

小説は主人公の男性が豊多摩(中野)刑務所から出所するところから始まります。迎えにきた家族に空襲被害を尋ねながら男性は歩きます。

繰り返し燃やされ、殺され続けた東京の状況が彷彿としてきます。

日付は7月3日。トリニティサイトの核実験が行われる2週間弱前。原爆投下から1月弱前のことでした。

この小説の名をご存知でしょうか。おそらく繰り返し読まれた方もたくさんおられると思います。いや「戦争ほど、残酷なものはない。戦争ほど、悲惨なものはない」というこの言葉を人生の指針にされてきた方とおられるに違いありません。

小説の名は『人間革命』、書かれたのは池田大作さんでした。主人公は創価学会の創始者で獄中死した牧口常三郎氏とともに「宗教革命」の道を歩んできた戸田城聖氏でした。

 

創価学会のみなさん。平和の道に戻ってください!

もう僕の言わんとすることを多くの方はお分かりのことと思います。小見出しに書いた通りです。創価学会のみなさん。平和の道に戻ってください!

みなさんが誰よりも戦争を憎み、平和を愛してきたこと、そのことは『人間革命』を少し読んだだけでもわかります。

しかしそれならば、もはや安倍政権を支えていてはいけない!安倍首相はあの戦争への反省を全くしていません。

 

だからこそ繰り返し憲法を変えようとしているのです。

今回の選挙でもみなさんはそんな安倍政権を支える自民党の議員に票を投じるのでしょうか。

それはあまりに『人間革命』のこの書き出しに反してるのではないでしょうか。

 

それだけではありません。安倍政権は今年5月のトランプ大統領との会談の際、空母化を進めている自衛艦「かが」に彼と一緒に乗り込み、日米両軍の前でスピーチしました。

この後、トランプ大統領は「日米安保には不満だ」「日本にはアメリカを守る義務はない」「このことは晋三に6ヶ月も話している」と述べました。

また5月の会談の際に、今回の選挙の後に「アメリカにとっていいことが明らかにされる」とまで言っています。

 

これらから考えると、安倍首相はますますアメリカ軍と自衛隊を一体化させることを進めようとしているのは間違いありません。

みなさん。そんな議員たちをもうみなさんの票で支えてはいけません。

ぜひ以下の言葉の元に戻ってください。 

そして今回だけは自民党に投票しないでください。

あなたの良心に基づいて戦争に反対している人々を支持してください。

 

戦争ほど、残酷なものはない。

戦争ほど、悲惨なものはない。

 

原爆を製造しその後も様々な戦争を強烈に推進してきた施設ひしめくアメリカ・ニューメキシコより


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明日に向けて(1715)日本を世界を変えよう!ニューメキシコから愛を込めて!

2019年07月17日 03時00分14秒 | 明日に向けて(1701~1800)

守田です(20190717 03:00)

みなさま。

今宵、「明日に向けて」の記事を書こうとしている中で、日本共産党大阪選挙区のたつみコータローさん、日本共産党神奈川選挙区のあさか由香さん、そしてれいわ新選組の山本太郎さんのスピーチを聞いてとても感動し、記事が書けなくなってしまいました。でもその後に、だったら僕も動画でアピールしようと思い立ち、スピーチを録画しました。ぜひお聞ください。
僕はこの三人のスピーチを聞いていて、ああ、まさにいま、革命が始まっているのだなと思いました。藤野さんもあさかさんもコータローさんもちろん太郎さんも、もう共産党とか政党という枠を超えている。

僕が熱烈に応援している倉林さんも同じように「あなたたちなんだ、政治を変える主体は」と叫んでいます。

 

 そんなスピーチの時に涙を流しながら話す人も多い。 過労死が蔓延するこの世の中、わずか10万円の家賃を払えずに公営住宅を追い出された母子家庭の母が娘を殺めてしまうなんてことが起こってるこの世の中、それでも金持ちは悪びれもせずにふんぞり返っているこの世の中。それをひっくり返そうよとみんなが泣きながら叫んでいる。

僕はいいたい。みんな!ネィティブインディアンもそうだったんだ!ヒバクシャもそうだったのだと!!


本当に酷いことをされてきた。本当に酷いことをされている。延々たる歴史があるのです。もうそんなの終わりにしよう。もっと暖かい世の中を作ろう。そう思います。
そのために僕らは団結して進みましょう。この世の主人公として選挙に臨みましょう。もっと自信を持ち、自分たちに誇りをもって立ち上がりましょう。
日本共産党とれいわ新選組、そして野党統一候補を勝たせましょう。
本当に頑張りましょう!
アメリカ南部の大地から愛するみなさんにエールを送ります!

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ニューメキシコから愛を込めて。守田敏也

https://www.facebook.com/toshiya.morita.90/videos/10216877443386687/

 

辰巳コータロー 情熱演説

https://tr.twipple.jp/t/8c/1151100532884295687.html

あさか由香、涙ながらの神演説!

「8時間働けばふつうに暮らせる社会を必ず実現します」

 https://youtu.be/VRkgbOctcx4?fbclid=IwAR3lGuZSaCWTx2A1ReggAjvAOWKBhWLpX7xBoFMNrLefHgVJAAXgUWVCgN4

 

【真の愛国者】山本太郎 伝説の演説

https://www.youtube.com/watch?v=Xeya4qBPuck

 

守田敏也の応援演説と倉林明子の演説(京都市西新会館にて)

https://www.facebook.com/genichi.yoshida.9/videos/1050178981846498/UzpfSTExODI3NDA1NzA6MTAyMTY4NzM2MzUwNTE0ODE/?notif_id=1563317013998589¬if_t=feedback_reaction_generic

 

#参院選#たつみコータロー#私が倉林#あさか由香#倉林明子#山本太郎#日本共産党#れいわ新選組#野党統一候補 

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明日に向けて(1714)チャーチロックウラン汚染水漏れ事故40周年集会に参加して(ニューメキシコの旅5)

2019年07月16日 13時00分00秒 | 明日に向けて(1701~1800)

守田です(20190716 13:00 ニューメキシコ時間)

ニューメキシコの旅を続けています。

● 地下資源がたくさんあったがゆえに

7月13日にニューメキシコ州、ナバホネーションのレッドウォーターポンドロードコミュニティで行われたウラン汚染水漏れ事故40周年集会とデモに参加してきました。

この報告を書きたいと思いますが、色々と逡巡もあります。こちらにきて僕が知らないことがたくさん出てきているからです。だから報告も正確さに自信がありません。

それでもあったことはできるだけ早く伝えたい。その点でもし間違ったことを発信してしまったらすぐに訂正することとして報告を進めさせていただきます。

 

さてナバホ族はアメリカインディアンの中で大きな部族です。ニューメキシコ州だけでなくアリゾナ州、ユタ州にまたがって「ナバホネーション」があります。

Navajo Rezavationとも書かれる。ナバホ保有地と訳したら良いのでしょうか。居留地という訳も見ますが何が正しいか、僕もまだよく分かりません。

また「ナバホ」という言葉自体も元々はアメリカ連邦政府によって付けられた名だと聞きました。では自分たちではなんというのかというとDineだそうです。「人々」という意味だそうです。

 

このナバホネーションは地下資源がたくさんある地帯であり、だからこそ近代になって白人に襲われ、追い出されたり、資源を運ぶために水を奪われたり、苦しみを重ねてきました。

ウランだけではないのです。石油、石炭、そのほかたくさんのものが出てきて迫害され略奪されたのです。いや迫害はそれ以前からのことでしたけれど。

そのうちの一つ、石炭に関するナバホ・ディネの人たちの抵抗を描いた優れたビデオを見つけたでどうかご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=zYb7FLFvKt0&feature=youtu.be


● チャーチロックで起こったこと

ウラン鉱山の採掘が始まったのは1944年のこと。原爆製造計画=マンハッタンプロジェクトの下でした。

その後の広島・長崎への原爆投下を経て旧ソ連との冷戦が始まる中でアメリカの南西部の広大な土地で次々とウランが掘られ出しました。

その中でも大きなものがチャーチロックと言われる岩がある地帯での採掘でしたが、そこにある精錬所で1979年7月16日にウラン廃棄物と汚染水をためていたダムが決壊したのです。

このために流れた出したウラン廃棄物は1100トン、放射能汚染水は9400万ガロン、約3億6千万リットルでした。

この日付けを見て何か思い出した方はいるでしょうか。そうです。同年の3月28日に起こったスリーマイル島の事故の4ヶ月後のことなのです。

放出された放射能量はスリーマイル島事故より大きかった。しかし報道はずっと小さかったのだとか。

汚染水は近くのプエリコ川に流れ込みました。多くのナバホ・ディネの方が生活水を得ている川でした。それで大変な被ばくが起きてしまいました。

たくさんの健康被害が起こりました。しかし人々はほとんど救済されなかった。

それで今も健康被害についての告発が行われ続けています。


遠くから撮ったチャーチロック

● 集会とデモに参加して

このチャーチロックでの大規模なウラン汚染水漏れ事故への40周年の集会が行われたので参加しましたが、集会場に設定された地域自体が二つのウラン鉱山に挟まれた地域でした。

そこに朝7時行くと、すでにたくさんの住民の方たち、支援の方たちが集まっていました。

最初にお祈りが行われました。火の周りに男女がそれぞれ別々の側にサークルを作るように座り、女性がお祈りの言葉を歌うように語り続けます。

集会場について。奥でお祈りが行われた。聖なる場なので撮影は禁止

サークルは東の側に出入るするところがあります。太陽が出てくる側です。僕もそこから入り、せきにつかせていただき、まわされてきたパイプを燻らせました。

僕なりにこの地域の神々に訪問を報告し、この場にいることを許してもらい、この問題のために努力することを誓いました。

その後にデモがなされました。と言っても周りに誰もいないところなのですが、約200人が歩き、精錬所があった方角を向きながら運動の代表の方の話を聞きました。

約200人が参加したデモ

その後、もう一度、集会場に戻り、そこから食事をしながら午後3時ごろまで次々と発言が続きました。

それぞれの発言が印象的でしたが、やはり僕にはナバホの方達が様々な健康被害の元に今も苦しんでいることがとても深く胸に響いてきました。

ある女性は「鉱山労働者の娘」と事故紹介し、父とともに家族みんなが苦しんできたのだと涙ながらに話されました。僕も泣きたくなりました。

「鉱山労働者の娘」からの訴え

今回連れて行ってくださった玉山ともよさんもスピーチ

アメリカのヒバクシャとともに歩みたい

この場にいると本当に実感するのはこの地域にたくさんの被爆者がいて、しかも広島・長崎の後にも被ばくが続いていること、犠牲者が増えていることです。

この流れをどうしても止めたいし、同時に、全ての被ばくされた人、家族、2世、3世に手厚い保護がなされる世の中を作りたいということです。

僕は京都被爆2世3世の会の世話人としても活動していますが、是非ともこの活動を強めていきたいし強めねばと思いました。

そのために自分の言語能力を飛躍的に上げないといけない。これまでもチャレンジしてきましたが、このことを被ばくとの戦いそのものと位置付け直そうと思います。

そのために集会で配られたパンフレットを可能な限り取得しました。この夏に読み込むつもりでいます。

そしてそこから世界のヒバクシャへのアクセスを強めていきたい。世界共通の課題である核の問題への取り組みをもっと強めたい。


たくさんのパンフレット。読まなくては!

そんなことを次々に続く発言を聞きながら思いました。ちなみにネイティブアメリカンのと書かずに「アメリカのヒバクシャ」と書いたのはにはわけがあります。

インディアンをひどい目に合わせたアメリカの他の多くの人々も実は大変な被ばくをしているのだからです。ただ気付いていないだけです。それが核兵器を持つということなのです。

だからこの問題は世界中にズドンとつながっている。。。。とにかく頑張ります。

僕もナバホ・ディネの方たちのTシャツをいただきました。

チャーチロックウラン汚染の日とニューメキシコのトリニティサイトでの人類初の核実験の日である7月16日に。

続く

*** 

明日に向けての連載1700回越えと今回の取材の旅に際して皆さんにカンパのご協力を訴えさせてください。残念ながら今回、公的機関の助成を得ようとしましたがうまくいかず全て自腹で旅しています。核の時代を終わらせるための活動へのご支援としてお願いできると嬉しいです!

振込先 郵貯ぎんこう なまえ モリタトシヤ 記号14490 番号22666151

他の金融機関からのお振り込みの場合は

店名 四四八(ヨンヨンハチ) 店番448 預金種目 普通預金口座番号 2266615

 

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明日に向けて(1713)参院選、倉林明子さんと日本共産党と野党統一候補、そして山本太郎さんとれいわ新選組を勝たせたい!(15日夜ネット激論に守田が出演します!)

2019年07月14日 10時30分00秒 | 明日に向けて(1701~1800)
守田です(20190714 10:30 ニューメキシコ時間)
 
山本太郎さんの倉林さん応援演説、素晴らしかった!
 
ニューメキシコで密度の濃い旅を続けていますが、どうしても選挙のことが気になって気になって仕方がない。それでこちらからも頑張って参戦します!
最初に触れたいのは7月12日に京都市で行われた倉林明子さんの街頭演説に山本太郎さんが駆けつけてくれたことです。
以下の動画を紹介します。太郎さんのは9分25秒から16分45秒まで話しています。
 
 
https://www.youtube.com/watch?v=36QxBnWZXJ4
 
太郎さん。6年前に倉林さんと共に参議院議員になったのですね。それで倉林さんの6年を見てきた。それで「この人は」本物だと応援に来てくれました。
こうも言われました。「はっきり言いますよ。一番骨がある。今の共産党が一番の保守ですよ。この国を守ろうとしている。みんなの生活を守ろうとしている」。
すごいな。僕も全く同感だけれども太郎さんの言葉には力がある。本質をズドンとついている。
 
しかもこの演説の中で太郎さんは「れいわ新選組」の名前を一度も出さなかった。なんという潔さ。かっこよさ。
ここまで来たらこう言わなくちゃいけない。みなさん。倉林明子と日本共産党とともに山本太郎とれいわ新選組を勝たせましょう!
今度の選挙で誠実で一生懸命で嘘のない政治家を増やしましょう!
 
倉林明子さんと日本共産党を勝たせるための激論をオンエアします。僕もニューメキシコからネットで参加します!
 
さてそれで倉林さんと日本共産党、これからの一週間をどう頑張ったら勝てるのか。あるいは市民の側から見て共産党には何が必要か。
そんな激論をしてそれをオンエアで色々な人に見てもらっちゃおうという企画をたてました!徹底激論をします。参加者は、共に市民運動を担ってきた仲間たち。
萩原寿樹、中津めぐみ、八尋きよこ、松見ようこ、佐藤友子、井坂洋子、そして僕、守田敏也。共産党からは渡辺和俊京都府委員長が参加してくださいます。
 
 
https://www.youtube.com/watch?v=h55BZk4IE5U&feature=youtu.be&fbclid=IwAR2pj79oP8hddglT-0IJNQc45kU-JyGjTRyby-IkwbHhvBgu7M1Sc-uJwXQ
 
ついでだから?渡辺委員長のことをご紹介しておきましょう。怖い顔をされています!あ、いや失礼、断固たる顔をされています。
この渡辺さんを最近、僕が大注目している「ぽぽんぷくにゃん」さんがインタビューしているのでそれもご紹介します。人となりが分かります。
実はこの中でも渡辺さん、「われわれこそが本当の保守だ。京都を守ってきたのだ。だから支持がある」と語られています。ぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=1gbA260wY9c&t=8s
 
さてこの激論になんと僕は司会で参加します!ニューメキシコからスカイプを通じてです。
そんなこと本当にできるのか俺。。。いやまあとにかくチャレンジします。
時間は午後8時半から。上記のアドレスです!ぜひご覧ください。みんなで民衆側の勝利を実現しよう!
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明日に向けて(1712)ウラン鉱山跡地の処理はあまりにずさん。被爆者は世界中にいる。(ニューメキシコの旅4)

2019年07月13日 05時42分22秒 | 明日に向けて(1701~1800)

守田です(20190713 05:30 ニューメキシコ時間)

グランツミネラルベルトを訪れて

ニューメキシコの旅、12日はラグナ・プエブロとグランツミネラルベルトを回ってきました。プエブロとは英語ではpeopleに相当するスペイン語ですが、「人々」とともに「集落」「村」も意味するようです。

また先住民の中の同じ言語族の方が「プエブロ系インディアン」とも分類されるようです。ただしこの辺、僕はまだ知識が成熟していません。より正しいことが分かるたびに修正を加えて報告させてください。

さてラグナはアルバカーキから西にずんずん車で1時間ほど行った町でした。100キロぐらい離れているのかな。

ここは「グランツミネラルベルト」といわれたアメリカ合衆国のウランの一大生産地でした。1950年~1990年まで約3億4千万ポンとのウランが掘られたそうです。にわかに判断し難い量です。

ちなみにアメリカでは西部14州でウラン鉱山や精錬所が作られましたが、鉱山の数は約4100か所、それらのために放射能汚染された地域が10400か所にも及ぶそうです。

ラグナではこの問題と向き合っているクリスティーナさん宅にお邪魔してお話を伺いました。おじいさんがインディアンとしての尊厳を守られた方だそうですが、「今はその精神を受け継ぐものが減ってしまった」と投げかけられていました。

生活を破壊したジャックマイルマイン

ここにはジャックパイルマインという広大なウランが露天ぼりされた場があります。

それまでこの地域は貧しくて仕事を得るためにはとても遠くまで行かなくてはならなかった。

そこにウラン鉱山がやってきたとき、人々は地元に仕事の場ができて喜んだそうです。しかし同時にそれはそれまで自給自足の生活が基盤にあった人々の中に貨幣経済が持ち込まれることとついだった。しかもアルコールが持ち込まれ、辛い鉱山の仕事の後の憩いを得たい人々の間に瞬く間に飲酒習慣が広がり、やがて深刻なアルコール依存症が蔓延する結果も作り出しました。

鉱山とお金とアルコールがセットでやってきたのでした。

最終的にここの鉱山は1980年代に世界各地に新たなウラン鉱山がみつかり、価格競争で負けたことから廃鉱になったのですが、人々はそのまま放り出されただけでした。

廃山後の処理があまりにずさん

そんな生活の激変をもたらしたこのあたりのウラン鉱山、とにかく車で走っても延々続く膨大なものなのですが、なんと今も上から少々、土をかぶせただけなのです。

ウラン鉱石はそれ自身が放射線を発します。また放射線を出した後に違う物質に変わりそこからもまた放射線が出ます。このためラドンガス、ポロニウム、放射性ビスマスなどの「娘核種」と呼ばれるものも健康被害をもたらします。(なおこの点は細川弘明さんからいただいたコメントからの引用です)

これらによる健康被害もずっと続いている。あまりにひどいです。

あらためて「被爆者は広島・長崎だけではなく世界中にいる。世界中のウラン鉱山の周りにいる」と実感する訪問でした。

さて今日はここまで切り上げて朝早くから集会に参加するために出かけます。

チャーチロックというところでのウランによる汚染の漏洩から40周年の集会です。デモにも参加してきます!

***
 
明日に向けての連載1700回越えと今回の取材の旅に際して皆さんにカンパのご協力を訴えさせてください。
残念ながら今回、公的機関の助成を得ようとしましたがうまくいかず全て自腹で旅しています。
核の時代を終わらせるための活動へのご支援としてお願いできると嬉しいです!
 
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