tomitaikyoブログ

富退教(富山県退職教職員協議会)事務局からの情報発信です。会員の親睦を中心に教育現場への支援など様々な活動をしています。

コロナウイルスに便乗する改憲論議!?

2020年01月31日 | 日記

 連日の新型コロナウイルスによるパニック状態に便乗するかのように改憲論議を持ち出す人がいました。その人は日本維新の会の馬場伸幸幹事長。馬場氏は、今回の新型コロナウィルスによる騒動で「改憲による緊急事態条項」の必要論を展開したようです。ネット上でも、「新型コロナウィルスの問題を考えると緊急事態条項は必要」や、「緊急事態条項があれば中国みたいに街の封鎖も可能になる」などの意見が出てきているとのこと。

 果たして、この程度のことを出しにして「緊急事態条項」が必要と言えるのでしょうか?専門家からは指定感染症・検疫感染症として対応することで十分に対応が可能と聞いています。個人的かもしれませんが?憲法にはやみくもに「緊急事態条項」を盛り込んではいけないと先般から学んでいます。かつて、テレビ「報道ステーション」で古舘伊知郎氏がドイツのアウシュビッツ(※ポーランドでした。間違いました!)まで取材しながら、自民党改憲案の危険性を訴えた番組を個人的に録画し大切に保管しています。この時の訴えには大変説得力があり日本国民はしっかりと耳を傾けるべきだと思いました。

 幸いにして、YouTubeには当時の古舘伊知郎氏の訴えの核心部分がアップされていますので是非多くの人に視聴してほしいと思います。古舘伊知郎が訴える緊急事態条項の危うさ」と検索すれば確実に出てきますが、古舘伊知郎の氏名だけでも見つけることが可能だろうと思います。

 今日(1/31)の北日本新聞社説では「伝え続ける意義新たに~アウシュビッツ解放75年」と題して悲劇を繰り返さないように訴える文面をみました。「平和憲法」と冠する日本国憲法の改憲には慎重でありたいと思います。(土)