先日(11/21)から3日連続で、富山市立北部中学校の女子生徒自殺を北日本新聞が報じていました。
どうやら、相変わらず繰り返される「いじめ問題」が原因のようです。しかし、事は自殺までに至った「いじめ問題」となると大変深刻な学校現場の重大問題です。
当初の新聞報道を見ると、学校はいじめ問題ではなく「人間関係のトラブル」として、いじめを認めていなかった模様。保護者から見れば言い訳にしか映らないかもしれませんが!?このような学校の対応だったせいか、北日本新聞は3日間連続で保護者の気持ちを代弁するかのように報じてきました。
元教職の立場にあった我々としては、つい学校の立場に理解を示しがちになりますが、保護者の深い悲しみこそ理解しなければならないのかもしれません。
思い出すのは今回とそっくりの事件です。かつて奥田中学校の女子生徒自殺が自殺した問題では裁判にまで発展しました。ひょっとしたら、今回も裁判になるのかもしれません。
このような事件が起きると世論は学校へ向かうのが常!学校が突き上げられるケースが多いので、担任や学校が気の毒に思えてきます。このような生徒指導の問題が学校の責任にされるので、ますます教職が不人気になりそうな気がします。けっして学校の責任を回避しようとは思いませんが、スマホでのSNSを使用する生徒たちの環境を考えると、学校では生徒指導に限界があるのも事実。世間が学校に対してどのような反応を見せるのか?今後に注目です。成り行きによっては、教員志望者がさらに激減することが考えられます。大変残念です。(土)