tomitaikyoブログ

富退教(富山県退職教職員協議会)事務局からの情報発信です。会員の親睦を中心に教育現場への支援など様々な活動をしています。

第40回定期総会報告その10※富退教だより№137号の補足を兼ねて

2015年07月30日 | 日記

 定期総会では、学習会3として県教組の神田書記長と意見交換会を開催しました。まず、神田書記長から教育現場の課題など悩める教育現場の様子について報告を受けました。例えば、○子どもや学校に負担を強いる土曜授業の導入 ○学力向上対策における学校現場への過重な負担 ○道徳の教科化 ○ますます多忙化している教育現場 などなど・・・。

 
※このようなことを聞いて、参加者からは「定年退職者・定年前退職者或いは新採用から1年未満での退職者などの追跡調査をとっているか…?」など質問や意見が出されるなど、お互いの意見交換が行われました。やはり、定年前の退職理由等については県教組でもアンケート等で一定程度把握しているとのこと。「理由は様々で、家庭の問題等…、或いは学校のパワハラ等の問題らしきものもあったようだ…など。いずれにしても、昔に比べると、若い人にとっては学校という職場の魅力が薄くなっているかもしれない…。」などの悩ましい学校現場の様子について理解したのです。

 このように、教職員がゆとりを無くし追い詰められている様子は、先般の「退職組合員の集い」において公表されていた「退職者のアンケート結果」を見ると、よく伝わってきます。退職者が抱いた現場についての思いがよく分かる例をいくつか以下に掲載しておきます。

 ①  ・学校現場は疲れています。昔に戻ってください。
  ②  ・道徳の教科化や全国学力学習調査がますます職場の多忙化に拍車をかけている。
  ③ ・多忙すぎる現場は大幅な改善が必要だ。精神的に緊張した状態が続き負担だった。教材研究どころではない。校務分掌が重なってくる40代の先生方の負担が多すぎる。精神的な病休をとられる先生が多いのも当然である。
  ④   ・年々多忙になり保護者への対応も難しくなってきている。新採や若い人へのサポートの必要性を感じている。
  ⑤ ・現場の多忙感は一層進み、学年主任以上の任務を果たすには相当大変です。家族の協力が得られないで困っている同僚はたくさんいると思う。
  ⑥ ・子ども、保護者の多様化、様々な調査、学力向上策等で現場は多忙を極めている。純粋に子どもたちの教育に携わりたいと思い退職し、非常勤講師を希望しました。
  ⑦ ・ただただ学校と家との往復で過ぎた年月だったように思います。もっとゆとりのある学校、職場であってほしい。給料への意識が低いことをパートになって初めて実感している。


※番外編「安保法案参院審議入りに思う」

2015年07月27日 | 日記

 いよいよ参院で安保法案の審議がスタートしました。これまでの安倍首相の政治姿勢は、お祖父さんである岸信介元首相の生き写しのように感じられます。先日(7/18)、「NHKスペシャル 戦後70年ニッポンの肖像7月編1回目」を見るとよく解りました。当時の元首相吉田茂と対比的な政治姿勢の岸首相がせめぎ合った様子が描かれています。
 岸元首相の国民に対する考え方も、岸元首相自身の言葉で語られていました。それは、「大衆に追随し大衆に引きずり回される政治が民主政治ではなしに民衆の2、3歩前に立って民衆を率いて民衆とともに歩むのが本当の民主政治のリーダーシップだ。」と語り、憲法改正へ進める強行的な態度が見られたのです。これはまさに現首相の安倍さんの考え方と同じでしょう。
 たぶん安倍首相は、お祖父さんのDNAを引き継ぐとともに悲願の憲法改正としての命題が刷り込まれたと思います。お盆などでの墓参りでは墓前に憲法改正を誓っておられるにちがいありません。
 かつての歴代首相の中にも憲法改正論者としての佐藤栄作や中曽根康弘がいましたが、世の中の空気を感じ取り憲法改正に踏み込むことは出来ませんでした。特に中曽根康弘は風見鶏として名をはせ、空気を読みながら長期政権を築きました。世の空気を感じて政治スタンスを変えていくこともリーダーとしては大事な点ではないかと思われますが・・・、リーダ論を展開すると難しくなりますから、この辺で止めておきます。(ポピュリズムと呼ばれる現代の政治風潮には疑問の余地もあると思っています。)
 ただ、今回審議されている安保法制は解釈改憲であり、多くの人が違憲だろうと考えているものを強弁で押し通す暴挙です。果たしてこのままでよいのだろうか?と思わずにいられません。
 今日はニュースで、子育て中のママさんたちも国会議事堂前で安保法制反対の集会を行っている様子を報道していました。反対運動が広がっていることがちょっと嬉しいなと思い、同時にこれからも反対運動の広がりを期待していきたいなと思いました。(土)


役員幹事会

2015年07月21日 | 日記

 今日(7/21)は役員幹事会を行いました。午前11時から「富退教便り137号」の編集委員会。いろいろと修正も出てきて大変でしたが無事午後2時からの役員幹事会までに間に合わせることが出来ました。新役員の方々も出席の上、今後の行事予定等について協議の上、方向性等を確認しました。
 協議の後には、「富退教便り137号」他の発送作業を行いました。同時に、囲碁大会の案内や「戦争をさせない全国署名2015」の依頼などを同封しましたので、皆さんご協力をお願いします。以下に、今日の様子の画像を掲載しておきます。(土)

 


明日は役員幹事会

2015年07月20日 | 日記

 明日(7/21)は役員幹事会が予定されています。午前11時からは富退教便り137号の編集委員会が予定されており、そのために、昨日(7/19)原案を作成しました。意外に紙面が不足することが分かり、いろんな報告事項もかなり簡単で申し訳程度の記載にしてしまい、このあたりがどう判断されるか心配でもあります。
 これまでワープロは「一太郎」ばかりを使っていたので「ワード」での作業は、上手くコントロール出来ずに少しばかりイライラしながらの作業・・・。そのため、意外に長時間の作業となり疲れました。
 ともかくも原案が出来て、昨日の夜、事務局の田中さんへEメールで送ったところです。
 明日は、最終の編集作業を経て発行の運びとなる予定。(土)

 


第40回定期総会報告その9

2015年07月17日 | 開催活動

  第137号の「富退教便り」の作成に取りかかりました。1P目には総会の報告を入れる計画をしましたので坂田会長の開会挨拶を編集してみました。紙面も限られているので挨拶要旨という形で紹介することにしています。
 挨拶からは坂田会長が総会当時、安保法制の問題も心配しておられたことが改めて分かります。ただ残念ながら、昨日(7/16)に衆院で可決され参議院に送られることになりました。ほぼ成立したようなものですが、違憲ということが明らかなのですから安保法案反対の声は最後まで届けたいものです。
 このような平和運動などの社会運動は、組合組織がまだまだ中心に動かないと全国的なうねりを作り出せないような気がします。(その意味でも組合組織は大切な組織です。だから、私たちも応援したいと思います。そして、平和運動などには私たちも参加していくべきだろうと考えています。)最近は学生運動もほとんど見られませんし・・・。ただ、今回、安保法制を巡っては多くの文化人やマスコミ関係者が立ち上がっています。近年まれに見る盛り上がりのような気さえして、国民の政治への関心が高まっていくことが期待できそうです。
 話が逸れました。以下に坂田会長の総会開会挨拶の要旨を掲載しておきます。(土)


 〈坂田会長挨拶要旨 〉
 この会は第40回を迎えた。年金など社会保障に関することを含めて生活の向上或いは平和問題を本会の目的にしている。このような目的を踏まえて、これらの問題に我々はどの程度関わっている
心安全な生活が送れているか不安な面もある。今、国会で審議されているような安全保障の問題については、抑止力という言葉で日本の立場を説明しているが本当にきちんと説明されているのか、数の力で押し切ろうという与党の態度が感じられて心配である。将来に渡り日本が本当の意味で国際貢献が出来ることは何かを考えていくことが今大切ではないか。
 我々の会は会員がいないと成立しない。如何に組織を拡大していくかについて、いろんな趣向を持ちながら取り組んできているところである。昨年と今年に行った「竹の子掘り」は割合参加者もあり、会員の関わり合うよい時間となったように思う。地道に一歩一歩こつこつと楽しい活動に取り組めば会員も増えるのではないかと思う。皆さんと共に盛り上げていきたい。

 以上です。「富退教便り」を編集しながら再度の編集があるかもしれません・・・。