tomitaikyoブログ

富退教(富山県退職教職員協議会)事務局からの情報発信です。会員の親睦を中心に教育現場への支援など様々な活動をしています。

※番外編・・・NHKドラマ「これは経費で落ちません」が面白い!

2019年08月31日 | 日記

 昨日(8/30)も見ました。毎週金曜の夜の楽しみの一つ。この番組「これは経費で落ちません」を初回から見ています。石鹸メーカー経理部の女子社員が繰り広げる企業ドラマの一種です。しかし、これまでの企業ドラマとはずいぶん違って日常性の一場面が描かれているのです。(と思います。)昨日配信の「週刊現代」によると、~一枚の領収書が極上のストーリーを紡ぎ出している~とのこと。まさにそうです。日常性の中の笑いと涙ありの人情ドラマになっているのです。そして、一本筋の通った倫理観をも思い起こさせてくれます。

 昨日は、この経理部にまた新たな女子社員が入ってきて、正論としての筋を通そうとする姿勢がパワーアップしました。また、次回が楽しみです。※実は私も民間会社に勤めていたことがあり経費をさんざん使わせて頂いた経験があるので、ドラマに殊更興味が出るのかもしれません。(土)


教員負担を考えさせる記事2点・・・

2019年08月30日 | 日記

 今日(8/30)の北日本新聞に教育関連の記事が2点ありました。当然、注目しました!

 1つは4面にあった「教員負担減や安全対策~文科省予算要求 当初比で12.2%増~」というもの。まだ予算要望の段階なので何とも言えませんが、小学校の英語指導教員拡充や中学校の部活動指導員を増やす計画は少し評価できるかもしれません!? しかし、予算規模としてはまだまだ実態には合わないのが現状だと思います。

 2つ目は、同紙の31面にあった「学校PC 5.4人に1台 ~富山は5.3人『1人1台学習』遠く~」というものです。学校に配備されている教育用コンピュータの数はまだまだ不足している現状が判ります。文科省としては2022年度まで一日に一度は「1人1台」で学習できる環境を目指しているとのこと。達成が危うい状況になったと記事は伝えています。普通教室での無線LAN整備率も出ていました。今回の調査では40.7%が全国平均のようで、富山県は23.2%で42位ということです。(自他に認める教育県が泣きます!?)最近の学校現場を少し見てきましたが、無線LANが整備されていないために教師はタブレットパソコンなども使い勝手が悪く苦労している様子でした。学級の児童が一斉に使用するパソコン室も他学級との調整がかなり必要で、自由自在にとは行かないところも少々使い勝手が悪いかな?という印象です。しかしながら、職員室における教員配置のパソコンは、ほぼ100%配置されているようで、その昔、我々が自前で何回もパソコンを買い換えた身からすると、かなり進歩しているかな?という印象もあり、時代は確実に変わってきているな・・・と思います。たぶん、その分、現在の教師の多忙化は進んでいるのです。教員の負担を減らすための施策がもっと為されなければなりません。(土)


いじめ「校内で情報共有」~県対策委 件数高水準で周知徹底へ~

2019年08月29日 | 日記

 今日(8/29)の読売新聞24(富山版)に、このような見出し記事があり目にとまりました。当然ながら、いじめ問題については学校内で情報共有し組織的に対応しようとこれまでも努めてきています。(だから、今更言われなくても教職員は皆解っているのですが・・・。)

 私が現職時代も、児島邦宏(東京学芸大名誉教授)氏の言葉を引いて教職員皆で確認していました。その言葉とは、~「ごめんね教師」と「ありがとう教師」というもの。例えば、自分が担任している教室の生徒・児童が何か問題を起こして他の教師に注意を受けたときにどのような態度で受け止めるかというものです。「ごめんね」と応える教師には一人で問題を抱える姿勢が感じられ、「ありがとう」と応える教師には学級を開く姿勢が感じられるというわけです。常に学級を開いて、学校全体で生徒指導に当たりたいと一応は教師皆が思っているのですが、一般的に教師は責任感が強く「ごめんね」という姿勢になってしまいがちなのです。自分の担任時代を振り返っても、自学級で問題が起きると辛かったなぁと思い出します。(土)


戦争責任考える機会に ~昭和天皇の〝肉声〟~

2019年08月28日 | 日記

 これは、昨日(8/27)の北日本新聞社説の見出しです。先日にNHKが報じた初代宮内庁長官 田島美道治の「拝謁記」の意義について論じてありました。

 社説の結びには、~昭和天皇は昭和史の中心人物であり、その〝本音〟は貴重な「歴史の証言」と言える。先の大戦について深く考える資料として、十分に活用したい。~と、結んでいました。なるほどと思います。

 今、個人的に読み進めているのが「令和を生きるための昭和史入門(保阪正康著※文春新書)」ですが、なかなかに興味深い内容です。著者の保阪正康氏は、~「昭和史」は令和の時代の有効な羅針盤なのである。~と語って、昭和史を多面的な見方で紹介してくれています。未だ半分も読んではいないのですが、読み進めながら、とりわけ将来世代に昭和史の教訓を伝えていくことは大切だろうと改めて思うのです。(土)


不登校 国が経済支援 ~フリースクール 交通費や教材費~

2019年08月27日 | 日記

 今日(8/27)の読売新聞28面の記事に着目しました。見出しにあるように文科省が来年度から不登校を経済的に支援するというもの。ただ、都道府県が補助制度を設けている場合に、その一部を国が支援するという形のようです。(富山県は補助制度をもっているのかな?)

 このような経済的支援は初めてということで、ちょっと前進と考えてもよいのかもしれません。増え続ける不登校生徒・児童に対応するための支援策はたくさん必要です。「教育機会確保法」によって学びの場や機会が広げられました。しかし、理念だけであまり実の伴わない制度になっていると言っても過言ではないでしょうから、今後もさらにいろんな支援策を講じて行ってほしいものです。(土)