tomitaikyoブログ

富退教(富山県退職教職員協議会)事務局からの情報発信です。会員の親睦を中心に教育現場への支援など様々な活動をしています。

学校再開 ~コロナに揺れる教員~

2020年07月31日 | 日記

 今夜(7/31)の「NHKとやまスペシャル」では見出しのように、県内の教員がコロナ禍によって過重な業務に追い込まれている様子を伝えていました。

 番組では富山市の速星中学校を6月から継続して取材してきたとのことで、大変詳しく様子を捉えていました。2年担任の室太一教諭をとくに追いかけて、過酷なまでの過重な業務について詳細を伝えており、番組内容には好感が持てました。とりわけ、新型コロナによって負担の増した業務内容がよくわかり一般県民にも疲弊する教員の姿が理解されるでしょう。

 今日の昼のニュースでも、県教組が組合員にアンケート調査をした内容について報道していました。コロナによって業務の負担がいろいろと増しているようです。

 番組はさらに教員の長時間労働の問題を取り上げ、長時間労働のデータで深刻さを伝えていました。そして、教員業務見直しの重要性を訴え、そのための一例として朝日町の取り組みなどを紹介していました。教員の働き方改革の重要性を訴える好ましい番組だと感じたので、この番組を通じて過酷な学校現場の状況について広く県民に理解されることを期待したいと思います。(土)

 


やっぱりPCR検査の拡大を!

2020年07月30日 | 日記

 毎日のようにTV「モーニングショー」を見ているせいか?岡田晴恵(※白鴎大学教授)氏のコロナ対策の主張が正しいと思えてなりません。とにかくPCR検査をたくさん実施して陽性者を隔離することに尽きるのだろうと思います。

 岡田氏の主張はモーニングショーに出演された2月頃?の当初から一貫しています。~とにかくPCR検査体制を拡大し、陽性でも症状の軽い人については極端な話だが体育館のような所でもよいので隔離していくのがよい。そうすること(陽性者と陰性者の分離)で陰性の人たちには経済を積極的に回してもらう。~と、このような主張だったと思います。モーニングショーの出演者は皆賛同しています。納得出来ます!たぶん国民の多くもこのように思っているのではないかと思いますが、PCR検査体制を拡充しようという政府の本気度があまり感じられないのです。この点が不思議なのです。彼のノーベル賞受賞者の山中教授が全国の大学等研究機関を使えば検査体制を拡充出来ると言ってきたにもかかわらずです。岡田教授は民間機関にもっと頼めば拡充できるとも言っています。政府には、このように様々な機関に頼ろうとする姿勢が感じられないのが大変不思議なのです。

 今朝のニュースによると、アベノマスク8,000万枚の配布については「各施設のニーズを確かめた上で」との菅官房長官の談話がありました。厚労省も配布時期を変更するとの姿勢も見せているようです。ただ、時期の変更ではなくて不要なものは取りやめるという決断が望まれるのです。施設などでは使い捨てのプラスチック手袋などが欲しいという声もあります。医療現場にはコロナからの防護用品など、まだ各方面に援助すべきものがたくさんあるようですから、本当のニーズを調べて対処してほしいものです。

 今日の午後のテレビ番組「情報ライブミヤネ屋」だったと思いますが?東京都医師会会長の尾﨑治夫氏が、PCR検査体制の拡充を強く訴えていました。他にも特措法の改正などの訴えがありましたが、岡田教授の以前からの訴えと同様のものです。政府には、現場の人たちの様々な訴えに耳を傾けてほしいものです。(土)


PCR検査はなぜ広がらなかったか

2020年07月29日 | 日記

 今日(7/29)の読売新聞では「検証コロナ」のシリーズ第3回として、~PCR検査は何故広がらなかったか~という分析記事を掲載していました。安倍首相が検査体制の増強を指示していたけれど、いろんなところで検査の目詰まりがあったとのこと。

 確かにPCR検査の流れを見ると関連するいろんな仕事があるものだと解り、時間と人員体制が不足していることに納得できる部分もあります。今日のテレビ朝日「モーニングショー」でも、PCR検査を増やすことで保健所の仕事が増幅し所員の過重な負担につながっていることを伝えていました。例えば、PCR検査で陽性が出た人がいたら追跡して調べるべき事項がたくさん発生し、その患者の収容先まで保健所の担当者が一切を引き受けることになるなど業務が格段に増えるとのこと。モーニングショーにいつも出演している岡田晴恵※白鴎大学教授は、~感染ルートを追跡している余裕はないからPCR検査をできるだけ多く実施して陽性者を隔離することに中心を置いていくとよい~との主張を以前からしておられました。そのようにすれば、保健所の仕事もかなり減らせると思われます。あるいは感染ルートを調べるスタッフとしてアルバイトに依頼するなど保健所員の業務の軽減化も図る必要があるようです。

 先般、モーニングショーの「そもそも総研」のコーナーでPCR検査の増えないわけをリポートしていました。例によってテレビ朝日の玉川さんが厚労省に問い合わせるなどして調べた結果、PCR検査で陽性や擬陽性が出た人の人権問題も絡んで対応が難しいことも、PCR検査を簡単には増やせない理由の1つとして挙げていたのです。中国のように国家権力が絶対的に強い国ならば簡単に何でも出来ますが、日本はなまじ民主主義国家なので個人の人権を大切にするが故に緊急事態での難しさが出てきます。自民党は今回のような場面を捉えては「緊急事態条項」を憲法に入れるべきとの口実にしてくるのでしょう!?

 悩ましい問題の議論は一旦棚上げして、国民としては感染症対策のために個人の人権が一部制限されることも受け入れる必要があるように思えてなりません。ドイツのメルケル首相のように国民に誠意をもって訴えれば理解も得られると思われるのですが、日本の現政権においては何より「信頼」が欠けているので難しいのかもしれません。(土)

 

 


アベノマスク8,000万枚は不要では!?

2020年07月28日 | 日記

 今日(7/28)新たに判ったことですが、介護施設や保育園等に布マスク8,000万枚を今後に配布するとのことです。

 今更・・・?との思いは拭えません!今日のニュースでは、いろいろと現場の声も伝えていましたが、ほとんどの施設では「もはや必要ではない!」とのことでした。国民の多くもそのように予想しただろうと思います。このような状況にもかかわらず、菅官房長官の会見ではアベノマスク8,000万枚の配布を進めるとのこと。本当に現場の声を聞いているのか?疑わしいものです。

 既に発注済みだったとはいえ、何だか税金の無駄遣いがまた行われるように思えてなりません!為政者には企業に違約金を払ってでも無駄なモノを廃するような勇気ある?転換を望みたいものです。

 それにしてもアベノマスクをはじめ、GoToキャンペーン等に多額の予算をつぎ込むより、他にもっとお金を掛けなければならないところがたくさんあるように思えてなりません。例えば病院等医療関係者の困窮も伝えられ、医療関係者への助成が急がれる状況になっているようです。また、多くの国民がPCR検査を充実させるためにお金をつぎ込むことが必要だろうと思っているのに、未だにPCR検査の体制が十分に整っていないことには不思議でしょうがない!?と、これも大勢が疑問を抱いていることでしょう。PCR検査を誰もが受けられるようになれば、安心感をもって、それこそGoToトラベルなどで経済活動を行っていけるはずです。

 とにかく、政府の新型コロナでの施策は国民感情を全く考慮しないトンチンカンな対応ばかりで情けなくなる状況なのです。しかも、政府の対応は頑固で強引に推し進める無茶ぶりです。呆れてものが言えない!?と諦めたくないので、個人的にこのように綴っては憂さを晴らしている次第です。スミマセン!(土)


GoToトラブルの深層 ~政府の旅行振興策が迷走~

2020年07月27日 | 日記

 今日(7/27)配信された雑誌「AERA※8月3日号」の記事の見出しからの引用です。誰から見ても「見切り発車されたGoToトラベル」、街中にも「GoToトラブル」と皮肉る人が多く見受けられます。

 記事では、政府の「新型コロナ感染症対策分科会」の役割意義についても、伊藤惇夫(※政治評論家)氏の言葉~「分科会は結果的に政府の決定を追認するしかなかった。(中略)分科会は、廃止された専門家会議から随分変質してしまった。そこら辺に転がっている審議会のように、政府や役所の方向性を追認するような機関になってしまったように感じます。~と、政府の暴走を止めることが出来ないアリバイ作りの組織になってしまったことを伝えています。

 さらに、今回のように十分な準備ができないまま突き進んだGoToトラベル事業について、伊藤氏は、背景に「何か」があると思わざるを得ない理由として、~「予算を組まれたのが4月の1次補正で、あまりにも早い。まだ第1波のピークが来るか来ないかのうちに準備を進めていたわけです。この時期に早々とこれだけの予算を組んだということ自体が、非常に不可解。裾野が広いとはいえ特定の業界ですから、ある種の政治的な力学が働いたのかと感じています」~と伊藤氏の言葉を伝えています。

 GoToキャンペーン事業は菅官房長官と二階自民党幹事長が中心になって企てたのではないか?と個人的に想像しています。とりわけ二階幹事長は全国旅行業協会の会長なので、最もGoToトラベルを主導したい人物なのですから・・・。とにかく、伊藤氏の言葉を聞くまでもなく全国民もGoToトラベルのみならず、GoToキャンペーン事業全般の在り方に怪しさと危うさを感じているでしょう。(土)