NHKラジオ「マイあさラジオ」2/14(土)の土曜コラムで野原明氏(文化学園大学名誉教授・元NHK社会部記者)が、現在の教員がおかれている深刻な状況について語っていました。特に長時間労働について問題視しており、週当たりの労働時間は医師や建設業などの他業種よりはるかに多く、最も長時間労働になっている職種のようです。教員の負担軽減を図るには、教員配置などの定数拡充が必要です。文科省は予算措置を要求していますが、財務当局等の反対で一向に改善されないようです。29年度の予算措置を見ても、わずか868人増とのこと。4150人が自然減となり、結局、トータルで約3300人の減少になります。全国的に教員の数もますます減っていきます。
政府が教育再生に力を入れるのなら、教員の定数配置改善や授業以外の事務量の軽減などの具体的措置が必要だろうと、野原氏は訴えていました。(土)