今日(4/30)の北日本新聞では昨日の米大統領施政方針の関連記事として、沢山の頁を割いて報じていました。見出しは同紙の2頁記事のもの。驚いたのは、2頁にわたる全面にバイデン大統領の施政方針演説全文を文字を小さくしての英和対訳が詰め込んで載せてあったことです。(さすがに北日本新聞!?)読売新聞では1頁のみの紙面に抄訳として簡略化しての報じ方でした。
北日本新聞のように全文が載っていても詳しく読み込む人は少ないと思いますが、テレビのニュースや読売新聞のように抄訳で報じられても演説の善し悪しはあまり確認出来ないでしょう!?ある意味、北日本新聞の報じ方は評価出来ます。
バイデン大統領の演説については概ね評価も高いようです。実績でも新型コロナ対策や経済対策が高く評価されているようです。個人的には演説の後半部分に、専制主義に対する民主主義の尊重を強調した部分が気に入っています。~専制主義者が未来を勝ち取ることはない。勝つのはわれわれ、米国だ。(※北日本新聞全文より)~と、民主主義の優位性を強調していました。
世界を見渡すと、中国をはじめ多数の国に専制主義的な芽が感じられます。日本にも、右翼と呼ばれる人をはじめ一定程度に強権的に政治を進める方が効率良いとする考え方もあるようですし、何かと民主主義の危機ではないかと感じることが多くなりました。日本の未来を、そして世界の未来をどのように進めていくのか問われている昨今なのだと思います。(土)