tomitaikyoブログ

富退教(富山県退職教職員協議会)事務局からの情報発信です。会員の親睦を中心に教育現場への支援など様々な活動をしています。

試される「成長の分配」 ~岸田政権の政策~

2022年01月31日 | 日記

 今日(1/31)の北日本新聞4面下欄の記事に注目しました。記事によると、以前から岸田首相が言っていた分配を意味する賃上げ政策を2月からの実施に踏み出すとのこと。

 まずは、「介護・保育・看護」の3職種のようです。いずれも仕事の割には低賃金のイメージが定着している業種。これらを底上げすることで、来る春闘での企業の賃上げを期待しているようです。しかし、果たしてこの政策で各企業が追随してくれるか?少しばかり疑問です。コロナ禍や世界情勢の不安もあり、経済の先行き不安は多くの企業にとって深刻な気がします。そう簡単には大方の企業は追随しないのではないかと個人的に思っていますが、どうでしょうか?

 個人的にいつも思うのは、大企業を中心にため込んだ内部留保の資産に課税(増税)して、「税金にとられるくらいなら社員に還元しようかな?」と判断させるような資産税を打ち出してほしいものです。個人投資家などの多額の金融資産を持っている方には金融資産税のような「富裕税」も検討すべきで、所得税をはじめとして「累進課税」の割合を強めてほしいのです。そのようにすれば、中小企業など元々に収益があまり上がっていない企業には負担も少なく先の3業種のように国が賃上げ分のいくらかを助成すれば多数の国民の賃上げが叶うのでは?と思うのです。その上で、一定期間でもよいから消費税減税を試みてほしいものです。国民の消費行動は一気に跳ね上がるのではないでしょうか?岸田政権が謳う「成長と分配の好循環」を真に狙うなら「これくらいはやらないと!」と思うのです。(土)


賃上げへ潮目変えたい ~2022年春闘~

2022年01月27日 | 日記

 昨日(1/26)の北日本新聞社説の見出しからです。社説の書き出しには、2022年春闘が始まる。生活のあらゆる分野で値上げが続き、家庭の財布は固く締まりがちだ。消費を喚起するためには、目に見える賃上げが欠かせない。~とありました。

 欧米の平均賃金が軒並み伸びているのに、日本だけが横ばいだったとのこと。我々消費者も悪かったかも・・・?「百均」をはじめとして安い値段を優先して買い物に走ったあげくが、我々の実質賃金低下を招いたとも言われています。しかしながら、企業も内部留保に走り、利益を従業員に還元にしてこなかったツケが景気停滞を招いたのも事実です。

 労使というか?企業に対して従業員の側である国民も少々高い値段の品物でも購入すべきだと思いますし、企業の側も内部留保を少しばかり吐き出す決断をすべきでしょう。両者共にこれまでの反省の上で景気回復への道を模索しなければならないと思うのです。(土)


安倍晋三元首相エゴサ隠蔽!? ~国会の議事進行中~

2022年01月26日 | 日記

 昨日(1/25)配信された「FLASH」の記事を読んで安倍元首相にますます嫌悪感!を抱くのです。(「FLASH」は二流週刊誌と思いながらも証拠写真付きの事実については素直にアッパレ!をあげたくなります。)

 記事中に紹介されているNHKスペシャル「証言ドキュメント 永田町権力の興亡」※1/16(日)放送~も見ていたので、政治のドロドロを知るとともに国政のいい加減さ!を感じていた次第。そのタイミングでこの記事!!安倍さん困りますネ!!記事中には、伊藤惇夫(政治アナリスト)氏の見解が次のように載っていました。~国会では議事に関係のない本を読んではいけないという申し合わせがあるのです。総理経験者がそれを無視するのはいかがなものか~とのこと。安倍さんは史上最長政権を誇った元総理なのに品格に欠けるような気がします。(土)


統計不正 4兆円過大計上!? ~建設受注統計書き換え問題~

2022年01月25日 | 日記

 今日(1/25)、ネット上の「朝日新聞DIGITALを見ると、この度の国交省の統計不正では大変大きな金額が意図的に書き換えられていたことがわかりました。

 記事を読むまでもなく、ことの重大さがよくわかるというものです。統計法では、真実に反する基幹統計を故意に作成することを禁じており罰則もあるとのこと。1/22(土)の北日本新聞には「国交次官ら10人処分」の大きな見出しで不祥事に対する処分が載っていましたが、法に触れる犯罪である以上、このような処分ではまだ軽いのでは!?と思っていた次第。

 しかも、今日の国会で明らかになったのは、昨日の総務省予算案資料の誤りだけでなく、法務省、文科省、国交省などにも予算案の資料に誤りが見つかったとのこと。これまで、優秀な人材の宝庫と信じられていた官僚の世界は全く危うくなっているようです。端的に言えば「質が落ちた!?」のでしょう。この先の日本は危ないかもしれません!?(土)

 


資本主義 加速か減速か? ~無正解の時代~

2022年01月24日 | 日記

 一昨日(1/24)の北日本新聞13面の記事「資本主義 加速か減速か」に考えさせられました。資本主義経済の恩恵を様々に受けてきているので、この後にどのような社会システムを望めばよいのか?また、違う社会は可能なのか?悩みます。

 記事の書き出しは、~バブル崩壊後の経済活動低迷「失われた30年」の果てに新型コロナウイルス禍が到来し、深刻化していた人々の格差が一気に顕在化した。平等な未来にむけ、資本主義を問い直す知力が試されている。~、とありました。世の中には、資本主義経済のあり方について賛否の意見はありますが、基本的には捨て難いシステムだと思っています。ただ、現状のような格差が大きくなってきたところを解消したり緩和したりできればと思うのです。(土)