tomitaikyoブログ

富退教(富山県退職教職員協議会)事務局からの情報発信です。会員の親睦を中心に教育現場への支援など様々な活動をしています。

「憲法」「世俗」ずれる議論 ~旧統一教会問題~

2022年09月30日 | 日記

 今日(9/30)の北日本新聞5面に載っていた見出しのような記事を読んで、新田知事の議会答弁やマスコミ記者への回答には個人的にも若干違和感を覚えたのを思い出します。

 記事が指摘するのは、知事の「コンプライアンス上の問題のある団体とは付き合わない」と述べるに留めるだけで、明確に「旧統一教会とは断絶する」というような強いメッセージを決して発しないという態度にマスコミや議会野党の一部から出ている批判の声。

 個人的にも、なぜ?知事は明確に「関係を絶つ」と言わないのか?と不思議に感じるのです。ただ、記事中では知事の一貫した態度にも正論があるように感じられたのも事実。しかし世論としては、旧統一協会は明らかに「反社会的勢力」と認めています。法律上というか?行政上において「反社会的勢力」と認定されていないからという理由を盾にして、知事のとる態度には若干の違和感も残るのです。(土)


「山県有朋」本注目 重版へ ~国葬弔辞で菅氏紹介~

2022年09月29日 | 日記

 今日(9/29)の北日本新聞2面下欄に載っていた見出しのような小さな記事に注目しました。個人的にも菅前首相の弔辞には感心し、安倍元首相の読みかけの本「山県有朋」に興味をもっていた折、案の定、書店から注文が相次いでいるとのことです。

 改めて菅首相の計算された弔辞の出来栄えに感心すると共に、安倍元首相が読みかけの途中で悲劇の死に至ったドラマチックな展開は映画にも出来そうな余韻を残しました。

 しかし、安倍元首相のかつての政治力は多くの国民は理解するとして、憲政史上最長の政権を誇ったところの「能力の高さ」も一定程度は否定しないと思いますが、国民からの安倍政権時の評価は二分されていると思います。そこには、人間性というか?モリカケ問題等が象徴するように、必ずしも国民のために、その政治力が使われたとはとても言えないからです。だから安倍政権時代は国民の評価が二分されるのだと思います。

結局、最後の「国葬」まで世論は二分されて後味の悪いものになってしまいました。天国で?安倍元首相はどのような感想をおもちでしょうか・・・?(土)

 


国論二分は首相に責任 ~安倍氏国葬~

2022年09月28日 | 日記

 見出しのような今日(9/28)の北日本新聞社説に、やっぱり岸田首相の勇み足だったよな!と改めて思いました。

 国葬されたとは言え、天国の(地獄に行かれるほどではないと思うので・・・)安倍元首相も決して喜んではいないでしょう!?

 社説で指摘されているように、今回のこれを教訓に、~どんな手続きを踏むべきか。時の政権が恣意的に判断しないよう、国会関与の在り方や基準作りを検討してもらいたい。~と思うのです。

 岸田首相の看板にしていた「聞く力」が、今回の失態で大変色褪せたものになってしまいました。大変残念です!

 今回の国葬において、「追悼の辞」がいくつか有り、中でも友人代表としての菅前首相の弔辞が大変よかったと評判です。個人的にもなかなかよい弔辞だったと思っていました。これも、安倍元首相と二人三脚のように密接にやって来られたからだと改めて納得なのです。ただ、おかしなことに、民放のTV局の番組の中で、菅さんの弔辞は情がこもっていてよかったとし、一方の岸田さんのそれは形式的だったと批判を述べていた番組を見ましたが、立場の違いがあるのに、比べること自体がおかしい!と思った次第。失策続きの岸田さんが少々気の毒にも思えてきました。(土)


危機感もち人材確保を ~教員試験の競争率最低~

2022年09月27日 | 日記

 昨日(9/26)の北日本新聞の見出しのような社説からです。社説は、~教員のなり手不足が深刻さを増している。~と、教員の人材確保が難しくなっている現状を危惧しています。

 2021年度の小学校教員の採用試験の競争率が全国平均で2.5倍となって、4年連続で過去最低を更新したとのこと。1999年度には過去最高の12.5倍の「狭き門」だったというから、まさに驚くべき激減ぶりということです。

 競争率の低下の主因について、~文科省は団塊世代の大量退職以降、採用数が高止まりしているためと分析。学校関係者からは、長時間労働を象徴する職業として人気が下がったとの指摘が多く聞かれる。~と社説は報じています。

 我々のように元教員としては、たぶん現場の学校関係者の見方が正しいと判断します。とにかく、昨年のように、現場で教員が不足した事態だけは避けなければならないはず。あの手この手の採用確保手段を工夫しなければなりませんが、何と言っても「教育現場の多忙化解消」が、まずもって必要だと思います。(土)


富山含む9割 依頼せず ~教育現場に半旗~

2022年09月26日 | 日記

 明日(9/27)は、安倍元首相の国葬が予定されています。世論を二分する問題となっている国葬なので、官公庁の対応は難しい判断になっていることと思います。とりわけ教育現場を管轄する地教委にとっては悩ましいことでしょう。

 一昨日(9/24)の北日本新聞27面には、悩ましい地教委の対応状況が載っていました。見出しのように、大方の地教委は教育現場に半旗掲揚の依頼をしないとのこと。記事によると安倍氏の地元山口県のみが半旗掲揚の要請をするようです。やはり、多くの地教委では弔意表明に慎重な対応となるのでしょう。ただ、静岡市や福岡市など6教委が「検討中または未定」と回答しているらしいですが、たぶん、掲揚しないのではないかと思います。

 一方、出先機関や博物館など管轄施設で半旗を掲揚するのは、山口県、広島県、仙台市の各教委とありました。さらに、こうした施設での掲揚については、「検討中または未定」としているのが9教委とのこと。こちらの方は学校と違うので、掲揚もありそうに思います。(土)