富田パソコンサークル (Tomita PC Circle)

京都の京丹波町富田の「公民館」をホームに活動するパソコンサークルのブログ。

「エクセル」が苦手という人に

2014年01月28日 | エクセル

エクセルと言うだけで、苦手意識が先立って、「エクセル」アレルギーを持ってる人の多くが、
一番気になってしまうのが「セル」という存在でその見た目です。

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それは、たぶんワードのような「白紙」を見慣れてると、いかにも使いにくそうに
その窮屈なセルの羅列が、入り口から「拒絶」されているように感じてしまうのではないでしょうか・・・
文房具屋さんに売っている「罫紙」の集計表をイメージして
マス目に何かを入力して行く作業がとてもやっかいなことに思えてくるのだと思います。
「セル」とは元々の意味は「細胞」を意味している言葉です。
その名の通り、エクセル上のセルは、市販の「集計表」と違って自在に伸び縮みする上
ほかのセルと結合したり、あるいは離したり自由に動かせるのです。
さらに、エクセルの長所の一つとして、「ページ」を前提にしないという点があります。
エクセルを起動して、開かれた画面は「ワークシート」といって「作業用のシート」で
何行まで、何列までという制限ははじめからはありません。
ページとはあくまでも印刷する範囲を決めるときにようやく持ち出す機能です。
ですからはじめから「大きさ」やサイズにとらわれることなく編集することができるのです。

エクセルに限らず、とりわけパソコンなどという道具を使う前には、
はじめからやることの先を決めて、一つだけのパターンにおちいることを避けたいものです。
「こんなこと出来ひんやろか」「こういうことが出来たらええのに」といった
好奇心とか探究心のようなものが、扉を開けて
さらに、使い方を広げていくものです。

何事にもあたる話ですが、やり方というものには「決まり」がありません。
たった一つのことをひたすら繰り返すのも大事な心がけですが
こういうやり方もあったり、もっと簡単にできる方法を探し出すことも
パソコンの場合は、上達というか使いこなす上で大切なアプローチといえます。

確かに、セルで区切られたエクセルのシートよりも、ワードなどの「白紙」のページのほうが
自由に入力できるように、一見思われます。
が、あえて反論すれば・・・入力するデータというものの「分析」がそこにはありません。
たとえば文章の一行には、日付であったり、値段であったり、様々な「要素」が
加わって成り立っています。
ワードなどのワードプロセッサーを使うとなったら、それこそ、それらすべてを
丁寧に入力して、文章をこしらえていかなければなりません。
けれども、日付だとか値段とかあるいは名前にしろ名字と名前に区分できるわけですから
それを区分していくと、より入力が効率化されることに気づかされ
文章で表現するよりも「表」として表すことの方が
説得力があって、わかりやすいことが多々あります。また
パソコンで作る文書の多くが文章だけではなく「表」が混在したものが多いことも事実です。
こういうときこそ、エクセルの活用がその威力を発揮するのです。
つまり、使い勝手が悪そうな「セル」を逆に自在に操ることができたとしたら
もっと、やりたいことができるようになるのだと思います。
ただ、「自在に操る」というのは一筋縄ではいきそうにないのも、一方で事実かもわかりませんが・・・
こういうのは「慣れ」というもので乗り越えて行くより道がなさそうです。

  

エクセルを使うことは、いわば最もパソコン的な作業といえるのかもしれません。

このブログに戻ったこともあり、またこの4月9日をもって従来の「Office2003」の
エクセルやワードのサポートが終わり、好むと好まざるとに関わらず
新しいエクセルやワードに移行しなければなりません。
これを機にもう一度「エクセル」の初歩段階からの記事を増やしていきたいと思っています。


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