大体、コンピュータに関わるような「話」にすると、
やたらと「カタカナ」の「英語」混じりの言葉が出てきて
そのことが余計にパソコンの理解を遠のかせて、一種のアレルギー反応で
「わからん」と思い込んでる人を追い詰めてしまいます。
その点は、そもそもコンピュータが英語で作られたものである宿命とあきらめて、ご辛抱ください。
【メールサーバ】
日本では、文字で伝えるやりとりには、昔から「手紙」というような
古来からのちゃんとした日本語があるので
携帯とかパソコンで使われる「電子メール」は単に「メール」と区別して通じますが、
本家の英語圏では「e-mail(Eメール)」と必ずアタマに「e」をくっつけなければ通じません。
この「Eメール」は、いったいどのような仕組みでやりとりされているのかというと
インターネットに代表されるような「ネットワーク」というパソコン同士がつながった世界で
接続業者(プロバイダ)や会社などの企業、あるいは学校や公的な機関に設けられた
いつもインターネット上に接続されている「メールサーバ」というコンピュータによって
送受信のやりとりの全部が、管理されています。
従って、自分のパソコンからメールを送ったり、受けたりするのには、
まずインターネットに接続してから、インターネット上の「メールサーバ」にアクセスしなければなりません。
ただ、メールサーバといってもその中身は2つに分かれています。
受信と送信は別々に行われています。郵便配達するものと集めるところが違うのです。
ほかのネットワークから送られてきた電子メールは「POP3サーバ」
とか「IMAP4サーバ」と呼ばれるコンピュータにいったん保管され、受信サーバと呼ばれています。
その後それぞれの使用者に振り分けられ、配信されていきます。
その逆に作成した電子メールを送るときは
「SMTPサーバ」という送信サーバである別のコンピュータで送信される仕組みです。
ちょっと聞いただけでは、その言葉だけでも近寄りがたいので、
この際小難しい話の理解は別としても、
メールのやりとりが、わざわざ「メール」にだけ限定されたコンピュータによって
行われている事情をわかってもらう必要があります。
【アカウントとパスワード】
自宅に、こんなたいそうな「メールサーバ」を持たない我々が、メールを利用するには
どっかのメールサーバを使わせてもらわねばメールの送受信はできません。
それには、接続契約をしたプロバイダ(接続業者:ZAQとか)のメールサービスや
Web上で無料で提供されたGoogleの「Gmail」やYahooの「Yahoo!メール」とか
Microsoftの「Hotmail」などのメールサービスを使ってようやく実現できます。
こうしたサービスを利用できる権利を「アカウント」とよび、
GmailやYahoo!メールを利用するには、
それぞれのWebサイトで所定の手続きをしてアカウントを取得します。
一方プロバイダのメールサービスを利用する場合は、
たいていの場合、接続契約の特典としてのサービスの一環で
メールのアカウントが事前に与えられています。
今度多くの人が加入されるZAQ(ザック)では・・※ダック(あひる)とちゃいますよ・・・
あらかじめ設定された「アカウント」のほかに、あと4つのアカウントを無料で追加することが出来、
アカウントごとに、あと4つのメールアドレスを設定することができます。
アカウントが与えられると、メールサーバにアクセス(やりとり)する権利が手に入った訳で
次の段階として、パソコン側にメールの送受信の設定をしてようやくメールが使えるようになります。
このような段階や手順を踏んだ後にメールを利用するには、使用するメールソフトに
「アカウント」の入力とそれが自分だと証明する自分だけの「パスワード」を入力して
ようやくメールサーバにたどり着く仕組みになっているのです。
メールサーバにたどり着いた状態を「ログイン」とか「ログオン」と呼んでいます。
そもそも、いちいちこんな手順をふむのは、面倒くさい話なんですが、
こうでもしないと誰かに「なりすます」悪意とか、誰かのメールを「のぞき見」する脅威から
自分のプライバシーが守れません。
「アカウント」をもらったら、自分だけのパスワードをちゃんと大事に
覚えておいて、しまっときましょう。・・・くれぐれもしまった場所を忘れんように
たいていの場合、メールソフトに始めに設定しておくと後は自動的に
アカウント・パスワードでメールサーバに届いたメールの受信や
誰かのメールアドレス宛のメールを送ることができます。
【メールアドレス】
やっとこさ「ログイン」できるようになったら、メールサーバから
自分だけの「私書箱」のようなメールの置き場所が与えられます。
この場所を示すのが、メールアドレス(メールの住所)というわけです。
メールアドレスは、前の記事の「ZAQのメールアドレスのことで」でも述べたように
普通の場合「@(アットマーク)」も前の部分が「アカウント」で
「@」の後ろの部分が「メールサーバ」の名前を示しています。
それは世界中でただ一つの名前でなくてはならず、誰かと重複できません。
「山田花子」だけでは、どこの「はなちゃん」か見当もつかないからです。
そこで、メールアドレスは、アカウントを自分の好きな言葉で作ったとしても
アットマークの後ろの部分は固定されているので、
自分より先に「希望するアドレス」を誰かがすでに使っていたとしたら
メールサーバを管理する側から、そのアカウントは使えませんという警告が発せられ
やむなく違う名前のアドレスにしなければなりません。
ただ、ZAQに限って、「@」の直後の一部分(ドメイン部のサブドメインという箇所)だけは、
ZAQで用意された300のキーワードから好きな「言葉」を選び出して、
他の人と区別することが出来て、
他の人と「メールアドレス」が重複しないように工夫がされています。
これが「えらべるメールアドレス」の特徴です。
ZAQで、「えらべるメールアドレス」で自分のメールアドレスを作って使うには、
ZAQの「会員サポートページ」を開いて
書留で届いた書類の中に書いてある初期設定の「アカウント」と「パスワード」で「ログイン」して
メールサービス→メールアドレスの追加と削除のページに進みます。
元々与えられたメールアドレスに新しいメールアドレスを設定もできるのですが
表示された「利用状況」の表の中から「追加」ボタンを押して
新たなアカウントを作成して
新しい「アカウント」と「パスワード」をもらいます。これを覚えておきます。
(※メモ帳かなんかをあらかじめ開いといて、コピー&ペーストするのがおすすめです。)
これで、新しいメールアドレスを使える権利が「追加」されたので
今度はその新しいアカウントとパスワードでログインし直して
えらべるメールアドレスを選択すると、アカウントとサブドメインが空白の
メールアドレスの設定の枠が表示されます。
メールアドレスのアタマの部分は、適当な言葉を入力し
@のすぐ後ろの部分は、ページの下に表示されるキーワードのリストから
自分の好きなキーワードを決めて、決めたらクリックすると
自動的にサブドメインのところに入力されます。
これで自分だけの自分らしいメールアドレスの完成です・・・・
ちなみにそのキーワードのリストは →「えらべるメールアドレスのキーワード一覧」で確認できます。
文章にすると結構面倒くさいですが・・・
実際にやってみると・・・やっぱり面倒くさいかな・・・?
で、ここからは、いよいよメールソフトの「アカウント・オプション」の設定です。
作ったメールアドレスのアカウントとパスワード、SMTPサーバ名とPOP3サーバ名
ポート番号をそれぞれの所定の位置に入力しなければならないのですが・・・
これはなかなか小難しい作業です。・・・実は、ここんとこだけは・・・
ZAQのWebサイトか、配られたCDにある「簡単設定ツール」を使えば
自動的に設定してくれるのです・・・・書留と一緒に配達された中にあった
ZAQのCDは実はここまで来て、ようやく使える代物なのです・・
ブログを書くならBlogWrite