富田パソコンサークル (Tomita PC Circle)

京都の京丹波町富田の「公民館」をホームに活動するパソコンサークルのブログ。

CATV(京丹波町ケーブルテレビ)のコスト

2010年04月08日 | Weblog

CATV(ケーブルテレビ)化にあたって、私たちはやむなく
コスト(費用)を自ら負担せんとあきません。
それは、少々の額でも規模でもないので、くれぐれも
電気屋さん任せで済ませてはいけません。
わからないのではなく、わかろうとしなければいけません。

そこで、前にも述べたようにT-るチャンの協力も得て、近々(4月17,8頃)には
「ひだまり」でケーブルテレビに関しての「勉強会」のようなものを区民に公開して
開催したいと思っています。・・・コレは、たぶん仕方のない話ですが
よくわからないまま、物事が進んでいく中で
たくさんの誤解や勘違いがあるようなので、この機会に多少の理解をしていただいて
ケーブルテレビ化へのコストを担って欲しいと思っています。


1.今月末までに納入期限とされている加入料10,000円

コレは、あくまでもケーブルテレビの「加入料」であって、加入料を納めると
京丹波町ケーブルテレビから、「屋外」に取り付ける
ONUという弁当箱のような受信機器(従来のアンテナに代わるものと考えてええでしょう)が
希望する位置に取り付け工事に来ます。(エクシオという業者らしいですが・・・)
実は10,000円の分は、この屋外までです
10,000円はあくまでも京丹波ケーブルテレビの加入料で、今後取り付けられた機器
の利用料として月額2,000円徴収されます。
この金額には、宅内の配線と端末機の設置の費用は含まれません。


2.宅内配線の工事費用

ですから、これだけでは、テレビも見られませんし、従来の有線放送システム・FAXも
インターネットも使えません。
そこで、宅内への配線とテレビジャックと端末機の設置やネット回線の配線
が必要になります。この工事は、悪質業者や工事のばらつきを防ぐため
町の認定を受けた事業者以外は、出来ないことになっています。
したがって、面倒くさい話ですが、家にONUが取り付けられたあと
認定業者のいずれかと個人個人で工事の契約を結んで
各戸ごとに配線と設置をしなければならず、この費用を個人個人で負担しなければなりません。
CATVシステムの端末機は、契約者に渡されるのではなくこの認定業者を通して
配布されるものなっていますので、技術に関わりなく認定業者でなければ
宅内の設置は不可能ですので、認定業者以外の
知り合いに頼むということが出来ないのです。
ただし、この宅内工事費用は、それぞれのお宅の事情や設置条件によって
その額が異なります。使用するコードや配線によって値段が左右されるからです。
インターネット」の契約をする人には、オプションとして
別途追加されることになり、無線LANの希望があれば、さらにコストが増えることになります
ちなみに、テスワークスでは、「標準的な工事」を設定して基本料金26,460円(税込)を
提示されています。コレよりも増える方もおられれば、減額される方もおられます。


3.テレビ


テレビ自体は、個々人が手配・購入するものです。
デジタル化によって、信号が変わるため
今までのテレビは特別な機器(コンバータ)・・・6,000円程度のものを介さないと
テレビが映らなくなります。映像の解像度に桁違いの差があるために
この機会にと、多くの人たちがデジタル対応のテレビに
買い換える予定にされていると思います。あるいはもう買われて準備万端なんやけども
電気屋で見たのとは違って
あんまりきれいでもないアナログ画像にやや不満を覚えておられるという方もおられるでしょう。
現状では、BSアンテナやCSアンテナにつながない限り
高画質の画像は見られないのが、丹波地区の現状です。

ここは、大変重要な部分なのですが中には上記の宅内配線工事と抱き合わせで
テレビを売り込む業者の存在が聞こえています

それは認定業者として大いに「違反行為」です。
配線工事をあわせてテレビを売り込むことは禁止されています。
誤解のないように、ゆうておきますが・・・
配線工事してくれた業者さんから、テレビを買うこと自体は「あかん」ことではありません!
同じ業者から買うことはあったとしても、あらかじめ、テレビを購入することを前提に
この配線工事をおまけにすることは不当な競争を助長し、
一見お安く上がったと勘違いしがちですが
実は、そこの工事そのものの明細が曖昧になることで
テレビそのものの値段の正当性や価格そのものが曖昧になり、
むしろ業者ベースのコスト増になることが目に見えています。
テレビの標準価格なんてあってないようなもので、
結果として「売りつけられる」憂き目にあってしまいます。
工事がなんぼで、テレビがなんぼとちゃんと比較してわかりやすい値段を
表示してくれることが、もっとも親切なやり方です。
それによくある「テレビは故障したら、近くの業者の方が直してくれはる」
という思い込みもこの際やめましょう・・・・今時の地デジ対応のデジタルテレビは、
従来のテレビとは比べものにならないくらいに進化していて
仮に故障しても、ここらの電気屋にしろ家電量販店ですら手に負えるものではなく
どこに持ち込んだところで、メーカーの修理センター行きに決まっています。
だからどこで買おうが、どんな形で手に入れようが、違いなどありません。
所詮デジタルテレビは高い買いもんですので、
出来るだけ人任せにせずに、カタログに目を通して
要るものと要らないものを見分けた上で、自分に合った「手頃なもの」を見つけましょう。


ただでさえ、「加入料」、「宅内工事費」とコストがかかります。
その上に、インターネットするにはコストが増えてきます。

案外わかってない気がしますが・・・・
すでに私たちの税金の多くが、1ギガビットのご立派なCATVケーブルに化けていて
町が発注したこのケーブル事業の意味合いは、
とりもなおさず町民である私たちがその費用を負担したということです。
しかも、これからもケーブルテレビの維持管理や今後の運営にも
税金という形でたくさんのコストを私たち自身が背負うことになります。
まして、その上に「受信料」などといわれると・・・
誰だって「ぼったくり」の感が否めないでしょう。
テレビを勝手な事情で変えられて、そのうえ、テレビの側の
一方的な理由で地デジの中継局を設置されないためにワンセグ受信も出来ない
デジタルディバイド(情報化の格差)を押しつけられているにもかかわらず
こうまで何で?我々がお金をかけなあかんのかと・・・
未だに納得できない腹立たしい面も正直あります。



そういう意味でもなおさら、自己の生活防衛の意味でも、
ちょっと勉強して、来るケーブルテレビ化・地デジ化に備えましょう。