富田パソコンサークル (Tomita PC Circle)

京都の京丹波町富田の「公民館」をホームに活動するパソコンサークルのブログ。

おさらい:パソコンの基本操作

2008年12月20日 | パソコン

2005年にスタートしたサークルも5年目に入ろうとしてますけど、ここまで来たら
年賀状なんて「オチャノコサイサイ」ぐらいの勢いで作り上げはるぐらいの
確かな腕に感心してしまう今日この頃です。・・・が・・・
たまにちょっと、考え込まんと意味がわからない質問にとまどうこともなきにしもあらず・・・デス。


「ワードから・・・に引っ張ってくるんは、どないすんのんやったかいな」
っていうのも、その一つで
ワードから引っ張ってくる?・・・引っ張ってくるっていうのは「ドラッグ」のことやろか?・・・
いろいろとそれなりに推測するもんの・・・・
・・・「何を」・・・「何で」・・・どうしたい???・・・
って頭の中でグルグルさせられます。

ひょっとしたら「ファイル」というもんの勘違いがあるんではなかろうかというような思いが
ふと、よぎったりもします。


たぶん・・・「ワード」上でイラストやテキストなどのある程度の編集ができたものを
ワード以外のソフトに、貼り付けて再編集する思惑があるんやろと思いますが
それならそれで・・・なぜ?・・・「ワードから・・・・」となるのかに
すぐさま理解が及びません。
異なったソフト間でデータのやりとりが可能な事はこれまでも何回か
やってきましたが、それはファイルとして保存された内容を「読み込む」という手続きが
必要となってきます。


前述の問いかけは、それとは違って感じられます。
推測すると、「ワード」でこしらえたもんをもうちょっと
凝って、さらに加工しようとするとどうしたらええんか・・・ってかんじかな・・・

ワードで編集して作り上げるということは、ワードという画用紙の上に
イラストなどの「素材」を貼り付けて絵を描くというような例えになると思いますが
それを別のソフトの画用紙上に「引っ張ってくる」ということになると
いったん貼り付けた部品をはがして切り貼るという作業になります
それは、なんとも遠回りな感じである上に、
そんな面倒くさいことわざわざせんでも、ワードを閉じて
別のソフトを開いて、「ワード」でした事と同じようにソフト上に
イラストなどのイメージを読み込んだり挿入する方が簡単やと思うんですが・・・
ここまでやった上に・・・って事になるとそうではないかも知れません・・・

一方で、ファイルの形式に関わっていうと
異なったソフトでありながら異なったファイル形式を読み込める
「互換性」というのも確かに存在します。「住所録」をエクセルで読み込む
などというのがそのよい例です
ワードをお使いになって、ワードの文書として「保存」したら
たいていの場合それは、ワードの文書ファイルですので他のソフトで読み込もうとすると
書式や設定などが崩れて、文字化けやらひょっとしたら何も読み込むことは
できないでしょう
こういう場合、ワードで保存する場合標準的なファイル形式でなく
画像」として保存することができれば、それは共通のファイル形式となって
他のソフトでも読み込むことはできるにはできます。
けど、全体を一つの「画像」として扱うことになるのでその中身を
編集し直すということはできません。
また、そうしたところで文書をカメラで撮ったようなもんですので
元の文書に比べて「質」そのものが落ちることを覚悟しとかなあきません。


くどいようですが、ワード上で使った「イラスト」などのイメージは
それぞれ一つずつの「ファイル」として保存されています
それを使ってワードアートを組み込んだりしてできあがったワードは
保存すると、今度はワードのファイルとして新たに保存されます


ややこしい話やけど、年賀状作りの際に使ったイメージやテキストなどは
その一つ一つが具材であって、ワードという鍋にほりこんで
「年賀状」という一つの料理を完成させます。
冒頭の問いかけは、味付けしてできあがった料理を
違う「鍋」で煮炊きできひんかという問いかけなら、まず出来ひんということになりますし、やらん方がええといえます。
できあがってる料理から味付けされた何かの具を取り出すことは出来ません。

また、ワードに貼り付けて使う「イラスト」そのものも
自分なりに加工が出来るかといえば
よっぽどのソフトの手助けがないと到底出来ないことと同じです
年賀状の素材として提供されたイラストもそれなりのソフトを使って
こしらえられた「料理」の一つだからです。

重要なことは、イラストも写真もワードの文書も表計算も音楽も
パソコンにとっては、形こそ違えファイルの一種で
ファイルの一部分だけを取り出すなんてことは、結構至難の業であり
もう一度基本に立ち返れば、「ファイル」を読み込むということは
何らかの「変換」を伴う作業であり、
何でもかんでも易々と「引っ張ってこれる」・・・「貼り付け」ということが出来るとは限りません
「ファイル」というものは独立しています。
画面上に張り付いているのは、それが独立した共通の形式で保存された
「ファイル」だからです。


これと同じように、よく耳にするのが「クリックしてください」という問いかけに
返ってくる「右?左?」という返事です
クリックというのは、「選択する」か「はい・いいえ」のどちらかでしかありません。
したがって、クリックといえば「選択してください」といっているのですから
それはマウスの「左」で選択することをいいます。
これに対して「右クリック」というのはいくつかの「拡張機能」を指しています
「コピー・貼り付け・削除・切り取り・プロパティ・送信・・・・」などの機能が
そこに簡略化されています
「どっちかわからん」というんは、もっともな話ではありますが
今している作業が、「はい・いいえ」を聞かれているのか
あるいはコピーしたり貼り付けたりしている作業中なのかを考えたら
答えは聞き返す必要はありません。
マウスの操作は、パソコンの操作そのものを向上させますので
理屈ではなく「カラダ」に覚え込ますことが必要です