ファンタジアランドのアイデア

ファンタジアランドは、虚偽の世界です。この国のお話をしますが、真実だとは考えないでください。

臨時の改札口が阿武隈急行の混雑を解消する 「ふくしま」を少し良くするアイデア その40

2017-11-17 16:32:19 | 日記
臨時の改札口が阿武隈急行の混雑を解消する 「ふくしま」を少し良くするアイデア その40

 秋の乗り放題パスの最後の3日間を利用して、箱根の中腹にある山中城跡に行く計画を立てました。福島市から三島市に行くことになりました。朝8時ごろの阿武隈急行の乗客が混雑している状況を、偶然見てしまいました。降りてから、改札に行くまでの人の流れが進まないのです。昔、西武池袋線から降りて丸の内線に乗るまでの混雑を思い出しました。前に進むしか、道にはないわけです。西武池袋線は、流れに任せるしかありませんでした。阿武隈急行の福島駅も、まっすぐ進むしかないのです。朝の忙しい時間帯に、より流れをスムーズにすれば、時間的にも無駄がなくなり、精神的にも余裕ができるなと見ていました。
 旅先で、「渋滞が」がどれくらいの無駄かを計算してみました。600人の乗客が2分かかかるとして、計算しました。600人が2分をかければ、1200分で20時間の無駄が生じました。時給800円として、20×800=16,000円が1日無駄になります。1年では、年間週休二日として、16,000円×260日=4,160,000円の無駄になります。これが朝のラッシュが4回続くので、約1600万円の無駄になります。
 少しでも減らすのであれば、信夫山の方向に行く乗客のために、臨時の改札口を作ることでしょう。朝のラッシュ時間帯だけで良いのです。人の流れが、スムーズになります。時間に余裕ができます。会社員の方は、朝の仕事に取り掛かる士気が高くなります。学生さんは、勉強に取り組む意欲が増すことでしょう。無駄な時間を、生産的な時間に変えることができるのです。もし、改札口を別方向に一つできればのことですが。

 読書の心構え アイデア広場 その272  

2017-11-17 16:06:30 | 日記
 

 明治維新から始まった欧米へのキャッチアップは、ほぼ成功しました。その原動力になったのものが、教育です。江戸時代からその下地は、藩校や寺子屋の学びという形を通して形作られていたものです。でも、世界を席巻するまでに科学技術や知識を高めたのは、日本の帝国大学でした。帝国大学の文学部は、ベルリン大学の教養理念が前提になっていました。ドイツの教養人が読むべき必須文献は、9000日以上もかかるとされていたのです。20歳から読み出して、50歳で教養が1人前ということです。東大や京大の文学部の学生さんは、多くの本を読破しました。昭和3年発行された岩波文庫の「ドイツ國民につぐ」の表紙を見るだけで、戦後生まれの私など敬遠したくなる本です。でも、新興の粋に燃える学生達は、多くの本を読破していったようです。私などは、面白そうな本だなと買って帰ると、本棚に同じ本があるという経験を繰り返しています。
 そこで、読書にはどのような心構えで望むのが良いのかを考えてみました。古典は1回読んで分かるのではなく、読めば読むほど深みが出てくるといわれています。深い内容があるが故に、古典は何百年もの生命力を持っているのです。古典のいくつかは、人生に有益です。今は、紙の本と電子書籍があります。教養を身につける読書は、紙の本にすることが多いようです。一方、内容を把握するだけならば電子書籍が便利という人もいます。電子書籍は、常に携帯でき、情報源として利用できる利点があります。面白い方では、子供用の伝記や哲学、そして歴史物を読んで教養を一定のレベルを確保にしている人もいます。子供用の本はわかりやすく、そして内容は正確なのです。
 本は物事を体系的に、そして網羅的に扱っています。本からは、情報を縦軸からも横軸からも取り出せます。ロシアや中国の進出が、周辺国にいろいろな危機感を起こしています。この問題も、縦軸と横軸で見ていくと分かりやすいのです。新聞やマスメディアの断片的情報だけでは、分かりにくい点がでてきます。ロシアや中国は国境線が長く、国境警備に多大なコストかけています。ロシアと国境を接するフィンランドの小学校は、ロシア語を必修科目にしています。言葉の理解が、紛争の抑止になると経験的に知っているからです。危機の時代は、広く情報を知るだけでなく、深く相手国を理解する教養を身につけておくことも大切になります。問題を一つや二つの視点から眺めるだけでは、全体を把握することはできません。その意味のでも、広くて深い読書の姿勢が必要になります。
 広くて深い読書をするためには、時間が必要です。でも、ドイツのベルリン大学のように、30年もかけて必須文献を読むことはできない時代です。この要求を満たすために、速読という技術が出てきます。速読も1分間に5000字程度できれば、あとはこだわらなくとも良いということです。読む前に、本を選ぶことも大切です。特定の立場から白黒を判断するだけの本は避けたいものです。読書で得たものを、日常生活に結びつける努力をしていきたいものです。