ファンタジアランドのアイデア

ファンタジアランドは、虚偽の世界です。この国のお話をしますが、真実だとは考えないでください。

長期的にタウンを繁栄させる仕組み アイデア広場 その265 

2017-11-10 16:10:55 | 日記
 

 家を建てる人は、仕事に責任を持てる世代のようです。社内でも、期待される人材になります。子どもも生まれ、一家を切り盛りするための住まいを求めるようになります。一生に一度の大きな買い物を、30代から40代に購入するわけです。これらの精力的に働く人達のために、大きなタウンが作られていきます。でも、20年から30年を過ぎると、そのタウンは高齢者だけの住む衰退していく地域になります。
 そこで、タウンを長期に渡って活力のある地域にする方法を考えてみました。ある建設会社が手掛ける宅地造成地には、毎年200世帯ずつの若い家族が入居してきます。このタウンは、20年経っても40年経っても子どもから、青年、壮年、高齢者とバランスの良い人口構成が成立しているのです。一般的な宅地造成は、一気に広大な土地開発をして、そこに同じような一戸建てを大量に建て、販売する手法をとります。資本の回収は早く、利益も最大化しやすい方法です。でも、30年後には全てが高齢化し、寂れたタウンになってしまい。一方、毎年200世帯ずつ入居してもらう仕組みは、造成者の儲けは毎年一定ですが、居住する人はバランスがとれた年齢構成になり、快適な生活を提供しています。
 高齢者が多い地域や町では、若者に移住してもらいたいと考えています。住宅団地や町の建物を長期的に維持するためには、若い居住者の存在が必要です。いろいろな対策が、行われています。働き盛りの若い人には、子どもがいることが多いのです。そこで、賃貸住宅を貸し出す場合、中学生の子どもがいる時は1人につき5,000円引きなどの対策もあります。貸し出す大家からすれば、子どもがいると部屋が傷みます。短期間で見れば損をする用に見えます。でも、長期的にみれば、高齢者だけの地域より、確実に継続的に入居者が確保できます。もちろん、町中の店舗を利用する方も歓迎でしょう。店舗利用者には、3ヶ月間賃貸無料のおまけを付けて貸し出します。出店が成功すれば、利益ゼロの店舗が、利益を生み出す打ち出の小槌になります。市外からの移住者も、契約から3ヶ月間は無料のおまけを付けます。若い世代を大切にする対策は、これからも数多くで出てきます。
 長い目で地域の繁栄を見通すには、住民の知恵が必要です。短期的な利益だけでなく、長期的な利益を見通す眼力が大切になります。地域が困っている時に、知恵ある人はアイデアを出してくれます。今使われていない土地や施設、そして人材はいないのかを調べます。あれば、それらを活用して行くことになります。利益ゼロの施設が有効活用され、利益を生み出せるようになれば、地域は潤います。よく見ると、都会に住んでいた高齢者が移住する場合、マンションの売却金と厚生年金が付いて居住してくれるのです。第三の青春を謳歌してもらうために、町は知恵を絞って迎えることです。気持ちよく、地域に同化できれば、次々と高齢者を向かい入れることができる地域になります。高齢者が地域に資金を提供し、青年や壮年がその資金を使って事業を起こしで利益を上げ、子ども達の可能性を延ばせば、素晴らしい地域になります。国内だけでなく、世界の高齢者が喜んで住居を移す地域になって欲しいものです。