先月、友人のお誘いでソックス・カバーを編む教室に行ってみた。
友人は家族で関東からこの東濃に引っ越してきて
地域活性隊などで小さいけどオモシロイ企画をしてくれる。
前もここで稲わらからほうきを作ることを地元のおばあちゃんに教わった。
さて今回の編み物の先生も恵那の笠置山ふもとに住むおばあちゃんくらいのお歳の方。
クサリ編みしかできないようなわたしに、丁寧にひとつひとつ教えてくださる。
午前中１０時から始めて、気がついたらもう午後３時。
でも片方の途中までしか編めてない！
なんという遅さ！
そう、それほどの初心者なのです。
家に帰って教わった編み物を復習しているわたしの姿を見ていた６歳息子も毛糸を触りたがる。
取り急ぎ手編みなど簡単なものから始めようか。
裏山で枝を拾ってきてグルグル巻いていくだけできれい。これはネイティブインディアンの魔除けらしい。
さて、これ、なんでしょう？
初心者さんでも靴下が編める！というふれこみの「オーバルニットルーム」という編み型。
実はこれを昨年秋に買ってはいた。
でもそのままカゴの中にしまってやる気が起こるまで待機させていたのだ。
「ここから時計回りに毛糸を引っ掛けていき、付属の棒でその毛糸を向こう側に渡し‥‥」など
懇切丁寧に書いた説明書が同封されている。
でもそれを頭に入れて実際に編んでみるとなるとググッとやる気スイッチをONにし
それなりに集中する時間がなければならない。
今回編み物モードに入ったわたしはここぞとばかりにこれを引き出してきて
勢いつけてこれを編み出した、今しかないってこういうことなんだな。ふむ。
しかし勢いづいたときの手作業は早くて荒い。
家事をやりつつ、だいたい一日で片方編んでしまった。
やはり編み目がそろってない。
きっと丁寧にやればもっときれいな靴下が編めるんだろうな。
また次に丁寧に編んでみるか・・・。
しかしここで一つこれにハマり切らない気持ちなのである。
どうしてか。
この赤いプラスティックの「オーバルニットルーム」なるもので、ちまちま編み物してる
その自分の姿は、どうも「オモチャで遊んでる小学生」に感じるのである。
クローバーさん、すみません。
使いやすいのはその通り、そうなんですけど。
わたしの中では手作業はその環境が大きく影響する、らしい。
古い木の引き出しの針箱にしても、足踏みミシンにしても、
使っていてウフフとほくそ笑むところがある。
赤いプラスティックの編み物の型。
たぶんこれはもう使わないだろうな。６歳息子にあげるかな。
しかし木製や金属の編み針、これで靴下を編む、いつになるやら。
いつ取り組まれるのかと待っていました。
私は独身時代から編み物の研究会に参加していて
先生も９０歳はとうに超えました。
息子は物心ついた頃から、その当時は”かせ”
だった毛糸をボールにするのに両手で毛糸を
かかげて私が巻き取るのを手伝いました。
靴下はつま先から編む、履き口から編む、
鯵の干物のように開いた形で平面に編んで
最後に接ぐなど、色々方式があります。
どれで編んでもそれなりに上手くいきます。
模様の入れ方、用途、毛糸の種類など
千差万別です。器具を使わなくても簡単に
できます。
毛糸のソックスは履いてみると暖かいは
当然のこととして、長い間歩いても足が疲れない、
靴やスリッパを履かなくても家の中でなら
大丈夫、家に帰ってきて自作の厚手毛糸の
ソックスを履けばすぐに足の疲れが取れる
など、利点がたくさんあります。ぜひもう一回
挑戦してください。
研究会に参加されていたんですね。編み物の上手な友人がやっぱり自分だけじゃだめだーって言ってました。直接教わって初めてわかることがあるんですね。超初心者のわたしは今回おばあちゃん先生に細編みから教わってとてもわかりやすかったです。
ここ何年か毛糸の靴下をもらう機会があって、冬は重ねばきしています。本当に温かいですね。
以前「暮らしの手帳」に男のスキーヤーの方でそれはきれいな靴下をご自分で編まれる記事がのっていましたが、きっとご自分で編まれた靴下は心地よすぎてそれ以外履けなくなっちゃったんだろうなあと思いました。
しかし毛糸の靴下はあんまり洗わなくてもいいのかな？洗うと縮んでしまいますよね。やっぱり手洗いかしら。