AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

『前しか向かねえ』の前は前田敦子の前?(ときめき研究家)

2014-04-01 12:00:00 | ときめき研究家
カップリング曲も含め、特徴ある曲が揃った。

『前しか向かねえ』。
名実ともに大島優子の卒業ソング。
曲調は『GIVE ME FIVE』にも似ているし、歌詞もありきたりで、新鮮味はない。しかし、大島優子の卒業という事実、彼女の力強い歌唱によって、それなりに聞きごたえのある曲になっているのだと思う。だから、長く歌い続けられる普遍的な「卒業ソング」となりうるかと言えば、否だろう。
「最後くらいはカッコつけさせてくれ」は沢田研二の『勝手にしやがれ』、「振り返れば風が吹いているだけ」ははしだのりひことシューベルツの『風』という、あまりに有名な曲から堂々と「引用」している。これも卒業記念の大盤振る舞いだろう。

『君の嘘を知っていた』。
今回の曲の中で最も気に入った曲。『強がり時計』や『細雪リグレット』や『雨のピアニスト』のような、マイナーで激しい曲調。こういう曲調は、歌の世界に入り込みやすい。
歌詞は、これぞ究極の無償の愛を歌ったもので、共感できる。君の嘘も裏切りも全て僕のせい、それに気づいたことで君を悲しませたくないという、マゾヒスティックな思いを歌う。『UZA』でも歌われていたが、「君は君で愛すればいい 相手のことは考えなくていい」という一種自分本位な愛と表裏一体。結局は自分自身がどれくらい本気になれるかが重要なのだ。相手に合わせたり、駆け引きしたりするのは、まだ本気になりきれていない証拠と言えるのではないか。

『KONJO』。
MVは趣向が凝らしてあり面白い。大映テレビのスポ根ものドラマのタイトルロールといった風情で、バレーボールチームの奮闘を描いている。荒唐無稽な練習方法や必殺技が描かれたり、白い手袋を口で引っ張って外す「片平なぎさ」のパロディーも登場する。
曲調もアナクロで、『HERO』(スクールウォーズ)か『ファット・ア・フィーリング』(スチュワーデス物語)かと思うほど。もしかしたらMVのアイデアが先にあって、それに合わせて後付けで作られた曲なのかもしれない。
歌詞は相も変わらぬメンバーへの「啓発メッセージソング」で、いささか食傷気味だ。「一人拗ねていたって みんなから遅れて行くだけ」「いくつ言い訳ばかり並べても 今のこの場所から1ミリも動くことはないさ」「夢の近道などない 汗をかくしかないんだ」と、環境に不平を言わず、ひたすら努力しろと強いるのだ。

『恋とか…』。
はるか昔に別れた恋人を思う歌。「今君は何をしているの 恋とかしてるの?」と未練がましい。ここで使われている「とか」は、例示のようだがそうではなくて、正に「恋をしているの?」「恋人いるの?」と聞きたいのだろう。残念なのは、『昨日よりもっと好き』でも、「彼女とかいるのかな?」と全く同じ用法で使っており、重複感が否めない。気に入ったフレーズがあると立て続けに使うのは秋元康の癖なのか。(去年の今頃は『So long』などで「思い出は味方」を連発していた。)
曲調はスローで、やや退屈。

『昨日よりもっと好き』。
若々しくアップテンポな曲。恋が芽生え、付き合い始めるかどうかといったタイミングの圧倒的な幸福感を的確に描いている。素朴で奇を衒わない曲調は、何回も聴くうちにどんどん好きになりそうだ。そういう意味では、劇場公演曲にぴったりの曲と言える。シングルCDのカップリング曲として、あまり聴かれずに終わるのは惜しい曲だ。

『秘密のダイアリー』。
アイドル歌謡の定番テーマに直球勝負している。
久しぶりに手にした日記帳をめくり、過ぎた日の淡い恋を思い出している少女の心情が丁寧に描かれている。憧れの先輩に告白することもなく、妄想を日記に書いたりしながら、いつの間にか消えてしまった恋。恋に恋していたのだろう。その当時の彼女のことも、そして思い出して微かに後悔している現在の彼女のことも、いとしくてたまらなくなる。
歌詞の中にサマセット・モームが出てくる。作家シリーズとしては、菊池桃子『卒業』(サンテグジュベリ)、紘川淳『失恋ライブラリー』(ヘミングウエイ)、AKB48『ホワイトデーには』(O.ヘンリー)、そしてNMB48『太宰治を読んだか』などを思いつく。

強引なこじつけを1つ。
『前しか向かねえ』の「前」とは、前田敦子のことを意味するという解釈も成り立つのではないか。
AKBグループでは宿命のライバルであり、グループを背負うリーダーとして理解し合えた仲でもあった2人。一足先に卒業して、決して平坦ではないソロ芸能人としての道を歩んでいる前田敦子の後を追って、大島優子もまた厳しい道を歩き始める。
AKBグループが芸能人の登竜門として、宝塚歌劇団のように100年続いて行くためには、トップを究めて卒業したOGが、宝塚OGのように芸能人として活躍して行かなければならない。本人が望む望まないに関わらず、その使命を前田敦子は負っている。そして大島優子もまた同じ使命を負うことになる。
後ろを振り返っている場合ではない。
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『桜、みんなで食べた』他…初聴き感想(ピーナッツ)

2014-04-01 06:00:00 | 分析系 曲
『既読スルー』
まず、思ったのは、SNS世界…スマホ専用言語が、これ…歌詞の前面に出過ぎてくると、”なんか、その曲…味気なくなっちゃうなぁ~”ってこと。
でも、まあ…それが現在の恋愛事情に 少なからず、影響とかも しているんだろうから、この状態は、もう理解…しないと。よし!納得するとしよう。
ただ、個人的には、既読スルー等…「LINE」の もう1個手前の段階である…”返信メール?そんなもん…その日のうちに返してよ。いや、30分以内に返してよ。常識でしょ?”的な感覚(風潮?)でさえ、どこか…ついていけてない自分がいたりするからさぁ~。止まってる…かな?
でも、”んなもん、こっちのさじ加減やがな。にしても、それって、なんて傲慢な常識,理屈なんだろう”ってな想いも ボクの本音…。
とにかく、それの もう1歩進んだカタチである「既読スルー」なんて…ねぇ? でも、まったく、今の子って、大変だな。まあ、僕も 自分なりに、それとは(上手く?)付き合っているつもりなんだけどさ~。まあ、大変な時代…ということで。
ただ、今の子は、それが、恋愛にも食い込んでくるんだよね~。ご苦労様です!
言い訳と、無視と、プライドと、羞恥心と、本音と、建前と、フォローと、不安と、”面倒くせぇ~”と、”うぜぇ~”と、“ごめ~ん、ちょっと忙しくてさ~“と…。
まあ、今の子は、今の子なりに戦っているんだよな。頑張れ!スマホ世代。
そして、この『既読スルー』ってのは、そういう時代曲なんだと思う。
だけど、個人の希望としては、ま、そういう現代の恋愛事情を逆手にとって、『時には手紙で』『ラブレターでも食らえ!』『ここ一番は…』みたいな曲を作ってほしい…とか思ったりしてる。なんか、そっち視点のやつが聴きたい…かな?
ま、そういう意味でも、この『既読スルー』ってのは、曲の平凡さも含めて、2回目の視聴は 無いな…無い。
なんか、小学校低学年の時、 ばあちゃんに言われてた言葉…
”ええか、電話ってな…それ自体、相手の時間を奪うことになるんやで。ちゃっちゃと済ませ~”
ってのを思い出していたよ。
『既読スルー』…そんなに好きな方の曲じゃない。

『君はどうして?』
曲の流れ自体にドラマ性を全く感じない曲。印象薄~~く、たぶん、10分後には、メロディー等…もう忘れている曲だと思う。
ところで、チラッ! … 作曲 & 編曲者のトコに書いてある名前を見て驚いた。
後藤次利?! え? あの? まさか、同姓同名じゃないよね? じゃ、これ 言わせてもらおう…
“こっちの才能は、ずいぶん…枯渇したな“…と。
いや~”時代に取り残された感” すごいな…と。
でも、僕だったらどうするか? とかも…ちょっと考えたりしてみた。
実は、実験的に、“入れ替えたい部分“ってのがあったりするよ。
それは、文節のセンテンス…締めの部分の表現の仕方,処理の仕方だ。それを、とりあえず、全て 逆にしてみたい。とりあえず…ね。
まあ、“伸ばし(部分)“を“止め気味“に、“止め(部分)“を“伸ばし“に…ってことだ。とりあえず、それが目立つ箇所…だけでもいい。
具体的にいうと、例えば、
“君はどうして~~“の「て~~」の伸ばしの部分を (少し…可愛らし余韻のこしの)「てェン」に変更。つまり、“君はどうしてェン“…みたいなね。で、他の同パターンも全て…同様に変える。例えば…ね。
そして、その代わりに、
“しょうじょ“は、“しょうじょ~~“
“好きだ“は、“好きだ~~“
つまり、“止め“は、“伸ばし“に変更してみたい。
まあ、実験的ではあるけど、もう根本的に変えてみたくなったんだ。解体 & 大改造してみたくなったんだよね~この曲を。さて、どうなるか? これ、わかんないけど、試してはみたいな。
それに、なんか~ 今のままだと、その緩急強弱が、逆に、そのダサさを より増幅させてるような感じがしてね~。アカン!この曲!と思った。
あと、“君はどうして?“…って、いや、“どうして?“じゃないような気がしてね…先に来る感情はね…違うと思う。
やっぱ、この歌詞の中盤に出てくる “(君は)いつから“や、“何かあったの?“や、“いつのまにか“の方だと思うんだよなぁ~。
とにかく、“どうして?“は、その後…だと思う。
なんか、単純に、 “どうして?“が、うるさ過ぎると感じちゃったよ。

『桜、みんなで食べた』
まずは、曲のイントロ出だしを聴いて思った…
“なんか、福山雅治の『HELLO』みたいだな“と。ま、そりゃいいか。
ところで、これは、小学校の最後? 中学校の最後? 高校の最後? まあ、それによって、若干違ってくるとは 思うんだけど…でも。よし! ここは、中を取って、中学校の最後…「中学時代」ということにしよう。そう仮設定しよう。
つまり、中学3年生の3月。卒業式が終わって、進路も決まって、高校入学 (&就職)までの間の女の子の気持ちを表現した曲だと仮定した。
たぶん、人生最高のモラトリアム…かな?
僕、この頃の女の子って、ボクたち男子と全然違う感覚で、この瞬間を過ごしてる…とか思っててね。
つまり、男子ってのは、“高校のクラブ…もう参加しときたいな“とか、“新しい自転車…“とか、とにかく、先へ先へ…なんじゃないかと思う。当然、桜なんて見ない見ない。まあ、見たとしても、“はい、キレイキレイ。ま、いつか懐かしくなるだろ~“ぐらいなんだと思うんだ…あの頃は。正直、15秒だと思う。
でも、”女の子”って生き物は、違う。
もちろん、先に先に、前に前に…って思いもあるだろうけど、それと同時に…なんというか、“気持ちをそこに置いてく“というか、そういう部分も…あるというか、なんか、儀式のようなものが、より多いというか…。とにかく、そういうのが、男子との違いなんじゃないか?と思ってる。
で、この曲は、そのグループヴァージョン。そして、それぞれの気持ちを表現したものだと思っているんだ。
だから、“桜、みんなで食べた“のは、儀式の一部であり、想い出の共有。男子には、あんまり無い感覚…。
また、「やがて 散ってしまったら 遠い青春」っていうのは、“そこで、1回…人生を終わる“ ということだと思ってる。1度、ちゃんと終わってから、それぞれ、先に進もう…ということなんじゃないのかな?
そして、桜が、“みんな散ってしまう“頃には、間違いなく、あの時、それを一緒に食べたみんなも、それぞれ、完全に散ってしまってるわけで…。
”女の子”ってのは、段階を踏んで、「中学時代」という青春が完結 & 完成していくのだと思う。「遠い存在」としての一区切り。
で、それを踏まえた上で、新たに、よし!次の未来へ!というわけだ。
僕は、それが、女の子なんだと思う。
そして、この曲の核になっている部分…。
で、この曲ラストの何とも中途半端な音具合(ちょっと浮いたような伸ばしの音)で、人生単位…「to be continue」を表現しているのだと…。
編曲については、アコギとエレキとシンセの使い方のバランスが、とても良く、大人数による歌が加わっても、非常に聴きやすい感じのレベルに、まずは、仕上がっていると思う。
シンプルな(おかずを入れ過ぎていない)リズムセクションの質も含めて、とにかく、バランスがいいな…と。
だから、曲後半の 音が薄~くなるインターバル部分も 全体の印象としては、“ぽわんぽわん“の無重力状態の雰囲気は壊すことなく、ちゃんと残しながらも、曲自体のエネルギーは、地下のマグマよろしく、しっかりキープ出来てる。そして、数小節後、元の状態に戻った時、曲全体のパワーは、1.5倍になっているという計算づくし。
あれは、編曲…楽器の使い方のバランスがいいからだと思うよ。
あれ、ダメダメ編曲だとね、そういう場面で、聴いてるこっちも1回休憩しちゃったりするのよね~。まさに、ストップ!& 完全休憩。そこに、マグマは存在しない、感じない。
だけど、もう、”(歌が)なんか、走ってるな…忙しそうだな…せかせかしてるな“って感じてしまう曲って、すご~く多いからさ~。
でも、今回のは、良く出来てる。HKTの子の歌声も、“ぽわんぽわん“の雰囲気と マグマな感じと 直後の“来た来た来たー!“が、その場面では、じゅうぶんに感じられた。いい出来、いい出来…。
『桜、みんなで食べた』は、この3曲の中で ダントツ…完成度の高い曲だと思ったよ。
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観に行きたくなって、ぶらっと切符が買えるアイドルのライブ(ナッキー)

2014-04-01 00:16:42 | 現代のアイドル
観に行きたくなって、ぶらっと切符が買えるアイドルのライブ(ナッキー)

3月は12本のアイドルを見たがAKB48が一つもありませんでした。
あえてAKB48に関連があるというと、元SDN48の畠山智妃の芝居を2本ライブを1本。

4月1日で職場が変わるので、今日は最終日。
明日以降ライブと芝居が立て込んでいるので、今日はアイドルを鑑賞せずに帰宅予定でしたが、帰宅中にツイッターでTAKENOKO▲が19時30分新宿を知る。
ライブ鑑賞は、アイドルスケジューラーで調べて計画をたてますが、このライブは載っていなかったので、突然見に行くことに。

TAKENOKO▲前座でした。約30分。
本編は、お芝居なのか、コントなんかよく分からない演出。ライブハウス満員で入りきれないお客さもいたので、スペースを譲り退散。
ライブハウス外には、物販を待つTAKENOKO▲が待機していました。

観に行きたくなって、ぶらっと行くと、切符が買えるアイドルのライブ。
AKB48は、事前に当選しないと、見ることはできないので、ますます見る機会が減ります。

TAKENOKO▲を以前に、平成のピンクレディと称しましたが、「ももクロが進化した」とも言えます。
TAKENOKO▲のイメージは次の写真。動きが激しくて、はっきり映っていない。

止まってポーズをとると次の写真。全身が映っていますが、いつもこの衣装です。

告知のポスターはこんな感じ。


地下アイドル中で、最も個性的で、一度見たら忘れないアイドル。
今日はお客が多くて、6列目くらい立ち見だったので、TAKENOKO▲の上半身した見えませんでした。ナッキー
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