Not yetの7月発売の新曲タイトルは『波乗りかき氷』だそうだ。
季節に合わせて、夏の海が舞台の曲なのだろうが、これまでの曲でもよく使われた2つのアイテム、
「波乗り」「かき氷」を並べただけに思えるタイトルに、期待と不安が募る。
これまでの夏の海が舞台の曲に、どんなアイテムが使われてきたか、振り返ってみる。
曲名の後、以下のアイテムの使用有無を○×で表示。
「波乗り」「かき氷」「サンダル」「日焼け」「海の家」「水着」「監視(員)」「キス」
涙の湘南 (○○×○○○×○)
渚のCHERRY (××○××××○)
夏が行っちゃった (×××○○×○×)
ビーチサンダル (××○××××○)
ご機嫌ななめなマーメイド (○××××△××)
そばかすのキス (×○○○××○○)
キーワードそのものが入っていなくても○とした。
例えば『涙の湘南』の「ウェイクボード」は「波乗り」に該当。
『夏が行っちゃった』の「遊泳禁止の立て札」は「監視」に該当。
『ご機嫌ななめなマーメイド』で、ジーンズとシャツを脱ぎ捨てた下には、水着は着ていないと私は解釈するが、
少なくとも有無を意識させるので△とした。
同じアイテムを繰り返し登場させ、過去の曲を連想させる手法は、秋元康作品だけでなく、
アイドルの曲づくりではよく見られる手法である。
同じアイテムがただ同じように使用されているのであれば、新鮮味のないつまらない曲にしかならない。
しかし、同じアイテムも少し違った使い方をすることで、新しい魅力を生み出すことができる。
例えば、『そばかすのキス』に出てくる、夏の恋は続かないと教える「先輩」は、『涙の湘南』の主人公だと深読みして楽しむことができる。
曲はその1曲だけ独立しているのではなく、これまでに発表され、多くの人に聴かれて来たアイドルポップの作品群が既に背景としてあって、
その伝統を踏襲する部分と、新しい部分をうまく配合して、世に出されるのだと思う。
全てが新しい曲をそうそう作れる訳もなく、同工異曲、換骨奪胎といったものは、認められるものだと思う。
「波乗り」「かき氷」という、おなじみの2つのアイテムをタイトルに標榜した新曲は、あまりに堂々と過去の作品群に挑戦することを表明している。
もしかすると、落語の三題話のように、まずタイトルだけ決めておいて、詞の中身は後付けで考えるつもりなのかもしれない。
『涙の湘南』『ご機嫌ななめなマーメイド』『そばかすのキス』を踏まえた、思わずニヤリとする歌詞が織り込まれていることを期待する。
また、「サンダル」「日焼け」「海の家」・・・・等のアイテムからも、1つ2つは使ってほしい。
「かき氷」の味は、レモンでもいちごミルクでもなく、ブルーハワイだと予想する。
季節に合わせて、夏の海が舞台の曲なのだろうが、これまでの曲でもよく使われた2つのアイテム、
「波乗り」「かき氷」を並べただけに思えるタイトルに、期待と不安が募る。
これまでの夏の海が舞台の曲に、どんなアイテムが使われてきたか、振り返ってみる。
曲名の後、以下のアイテムの使用有無を○×で表示。
「波乗り」「かき氷」「サンダル」「日焼け」「海の家」「水着」「監視(員)」「キス」
涙の湘南 (○○×○○○×○)
渚のCHERRY (××○××××○)
夏が行っちゃった (×××○○×○×)
ビーチサンダル (××○××××○)
ご機嫌ななめなマーメイド (○××××△××)
そばかすのキス (×○○○××○○)
キーワードそのものが入っていなくても○とした。
例えば『涙の湘南』の「ウェイクボード」は「波乗り」に該当。
『夏が行っちゃった』の「遊泳禁止の立て札」は「監視」に該当。
『ご機嫌ななめなマーメイド』で、ジーンズとシャツを脱ぎ捨てた下には、水着は着ていないと私は解釈するが、
少なくとも有無を意識させるので△とした。
同じアイテムを繰り返し登場させ、過去の曲を連想させる手法は、秋元康作品だけでなく、
アイドルの曲づくりではよく見られる手法である。
同じアイテムがただ同じように使用されているのであれば、新鮮味のないつまらない曲にしかならない。
しかし、同じアイテムも少し違った使い方をすることで、新しい魅力を生み出すことができる。
例えば、『そばかすのキス』に出てくる、夏の恋は続かないと教える「先輩」は、『涙の湘南』の主人公だと深読みして楽しむことができる。
曲はその1曲だけ独立しているのではなく、これまでに発表され、多くの人に聴かれて来たアイドルポップの作品群が既に背景としてあって、
その伝統を踏襲する部分と、新しい部分をうまく配合して、世に出されるのだと思う。
全てが新しい曲をそうそう作れる訳もなく、同工異曲、換骨奪胎といったものは、認められるものだと思う。
「波乗り」「かき氷」という、おなじみの2つのアイテムをタイトルに標榜した新曲は、あまりに堂々と過去の作品群に挑戦することを表明している。
もしかすると、落語の三題話のように、まずタイトルだけ決めておいて、詞の中身は後付けで考えるつもりなのかもしれない。
『涙の湘南』『ご機嫌ななめなマーメイド』『そばかすのキス』を踏まえた、思わずニヤリとする歌詞が織り込まれていることを期待する。
また、「サンダル」「日焼け」「海の家」・・・・等のアイテムからも、1つ2つは使ってほしい。
「かき氷」の味は、レモンでもいちごミルクでもなく、ブルーハワイだと予想する。