京都府山城地域の林業関係者らでつくる「山城eco木材供給協議会」は、府内産木材を用いた移動式の組み立て茶室を開発した。壁面は宇治茶の茶葉を張り付けた「茶葉(ちゃよう)ボード」で、香りも楽しめる工夫を凝らしている。イベントでの活用や貸し出しなどを通して、府内産木材をアピールしていく。
同協議会は2014年9月に木材会社や森林組合、市町村などで結成。山城地域の各地で本年度に「お茶の京都博」が展開されていることから、府豊かな森を育てる府民税(森林環境税)が財源の補助事業を活用して組み立て茶室を作った。
3畳と4畳半がある。部材は軽トラック1台で運べ、組み立ては1時間程度で可能という。大半は府内産のスギで、床柱や四隅の柱には北山丸太を使用しており、上質な空間を演出している。
「茶葉ボード」は、抹茶の原料となる碾(てん)茶と、玉露の茎部分の茶・かりがねの2種類があり、品評会に出品された茶葉をそれぞれヒノキの板に張り付けて作成した。近づくと茶の香りがする。
組み立て茶室は10月21、22日に府立宇治公園(宇治市宇治)であるお茶の京都博のメインイベントなどで披露されるほか、府山城広域振興局(同)の1階で来年3月末まで展示されている。
レンタル(2泊3日で15万1千円から)や注文製造(3畳で54万円から)に応じており、同協議会の水山芳之会長は「オーダーメードで作るので、さまざまな要望にも対応できる」と話している。問い合わせは同振興局森づくり推進室0774(21)3450。
【 2017年09月10日 21時50分 】
同協議会は2014年9月に木材会社や森林組合、市町村などで結成。山城地域の各地で本年度に「お茶の京都博」が展開されていることから、府豊かな森を育てる府民税(森林環境税)が財源の補助事業を活用して組み立て茶室を作った。
3畳と4畳半がある。部材は軽トラック1台で運べ、組み立ては1時間程度で可能という。大半は府内産のスギで、床柱や四隅の柱には北山丸太を使用しており、上質な空間を演出している。
「茶葉ボード」は、抹茶の原料となる碾(てん)茶と、玉露の茎部分の茶・かりがねの2種類があり、品評会に出品された茶葉をそれぞれヒノキの板に張り付けて作成した。近づくと茶の香りがする。
組み立て茶室は10月21、22日に府立宇治公園(宇治市宇治)であるお茶の京都博のメインイベントなどで披露されるほか、府山城広域振興局(同)の1階で来年3月末まで展示されている。
レンタル(2泊3日で15万1千円から)や注文製造(3畳で54万円から)に応じており、同協議会の水山芳之会長は「オーダーメードで作るので、さまざまな要望にも対応できる」と話している。問い合わせは同振興局森づくり推進室0774(21)3450。
【 2017年09月10日 21時50分 】