大山崎町の離宮八幡宮(同町大山崎)の春祭「日使頭祭(ひのとうさい)」が8日に営まれ、製油業関係者や住民らが献灯して業界の発展を祈願した。同八幡宮の歴史をひもとく案内板の除幕式や、関連イベント「春のえごまフェスタ」もあり、多くの人が油を通じて交流を深めた。
離宮八幡宮は、中世に「油座」として灯明用油の独占販売を行い栄えた。祭りは、平安時代初期にご神体を現在の石清水八幡宮(八幡市)へ遷座したのを機に始まったとされる。約100人が参列し、厳かな雰囲気の中で神事が行われた。
この後、町民らでつくる「大山崎町の歴史・文化遺産を活(い)かした地域活性化実行委員会」が設置した案内板の除幕式があった。実行委に加盟する大山崎えごまクラブの永田正明会長(81)が白い布をはがし、参列者らから拍手が送られた。
案内板は境内の2カ所に置き、離宮八幡宮や油座の歴史を文章と写真で紹介している。
永田会長は「八幡宮や大山崎の油の歴史を多くの人に知ってほしい」と期待を込める。
えごまフェスタでは、参拝客らが、イグサの外皮を割いて灯芯を出す「灯芯ひき」や、八幡宮に残る資料を基に復元された搾油機による油搾り体験などを楽しんだ。
【 2017年04月09日 11時58分 】
離宮八幡宮は、中世に「油座」として灯明用油の独占販売を行い栄えた。祭りは、平安時代初期にご神体を現在の石清水八幡宮(八幡市)へ遷座したのを機に始まったとされる。約100人が参列し、厳かな雰囲気の中で神事が行われた。
この後、町民らでつくる「大山崎町の歴史・文化遺産を活(い)かした地域活性化実行委員会」が設置した案内板の除幕式があった。実行委に加盟する大山崎えごまクラブの永田正明会長(81)が白い布をはがし、参列者らから拍手が送られた。
案内板は境内の2カ所に置き、離宮八幡宮や油座の歴史を文章と写真で紹介している。
永田会長は「八幡宮や大山崎の油の歴史を多くの人に知ってほしい」と期待を込める。
えごまフェスタでは、参拝客らが、イグサの外皮を割いて灯芯を出す「灯芯ひき」や、八幡宮に残る資料を基に復元された搾油機による油搾り体験などを楽しんだ。
【 2017年04月09日 11時58分 】