認知症対応型カフェの将来像を考える報告会が13日、長岡京市天神4丁目の市中央公民館市民ホールで開かれた。市民ら約80人が、各地で認知症カフェを実践している人たちの討論に聞き入った。
市から委託を受けて市内でカフェを運営する長岡記念財団のオレンジルーム(認知症対策推進室)が主催。運営開始から3年が過ぎ、これまでの活動を振り返るとともに、カフェと認知症患者や家族、行政などとの連携を深めるための方法を探ろうと企画した。
京都大大学院医学研究科講師の武地一さんが「認知症カフェの役割と関係機関との連携」と題して講演した。自身が運営に携わる京都市内の認知症カフェなどを例に「くつろいだ雰囲気の中で患者や家族が病気について考えられることが大切だ」と、役割を定義。スタッフと医師など専門職や市民ボランティアらが連携した運営の重要性を強調した。先進事例として、東京都目黒区でNPO法人の代表理事を務める竹内弘道さんが、地元でのカフェ運営状況を紹介した。
また、武地さんを座長に、竹内さんやオレンジルームのスタッフらが討論した。スタッフから「患者にもいろいろな人がいる。カフェで働く人のやる気をどのように保っているのか」と質問され、竹内さんは「閉店後の反省会でみんな活発に意見を出してくれる。それがやる気につながっているのではないか」と応じた。
【 2016年03月14日 12時02分 】
市から委託を受けて市内でカフェを運営する長岡記念財団のオレンジルーム(認知症対策推進室)が主催。運営開始から3年が過ぎ、これまでの活動を振り返るとともに、カフェと認知症患者や家族、行政などとの連携を深めるための方法を探ろうと企画した。
京都大大学院医学研究科講師の武地一さんが「認知症カフェの役割と関係機関との連携」と題して講演した。自身が運営に携わる京都市内の認知症カフェなどを例に「くつろいだ雰囲気の中で患者や家族が病気について考えられることが大切だ」と、役割を定義。スタッフと医師など専門職や市民ボランティアらが連携した運営の重要性を強調した。先進事例として、東京都目黒区でNPO法人の代表理事を務める竹内弘道さんが、地元でのカフェ運営状況を紹介した。
また、武地さんを座長に、竹内さんやオレンジルームのスタッフらが討論した。スタッフから「患者にもいろいろな人がいる。カフェで働く人のやる気をどのように保っているのか」と質問され、竹内さんは「閉店後の反省会でみんな活発に意見を出してくれる。それがやる気につながっているのではないか」と応じた。
【 2016年03月14日 12時02分 】