武士集団「西岡衆」の活躍紹介 京都・乙訓の教員ら冊子

2015-11-20 06:15:43 | 歴 history
 京都府乙訓地域の教員らでつくる「京都乙訓ふるさと歴史研究会」は、戦国時代に乙訓の自治を担った武士集団「西岡衆(にしのおかしゅう)」についてまとめた冊子を作った。応仁の乱(1467年)で活躍した野田泰忠や、織田信長勢と対立して殺害された物集女宗入ら6人を、イラストと分かりやすい説明文で紹介している。

 西岡衆は都の近郊で時々の政権を支え、時にはあらがうなどして、中央政治に大きな影響を与えた。

 冊子では、応仁の乱に参戦した野田泰忠が合戦の詳細を書き残した「軍忠状」のほか、1570年に浅井長政らの軍勢に追い詰められた信長勢を西岡衆が支援して和睦につなげたエピソード、信長の配下として乙訓を支配した細川藤孝へのあいさつを拒否し、勝龍寺城下(長岡京市)で暗殺された物集女宗入などについて記している。また、西岡衆が山崎の合戦で明智光秀側についたことや、天下統一を果たした豊臣秀吉によって乙訓が直轄領になり、武将の多くが百姓に転身したことも紹介。「時代の激しい流れに翻弄(ほんろう)されながらも、民の豊かな暮らしを願い、力強く生きた」と評している。

 表紙のイラストは、山崎の合戦に参戦した革嶋秀存や神足友善、鶏冠井雅盛、寒川運秀を含めた6人で、長岡京市のイラストレーター添田一平さんが描いた。文献がほとんど残っていない武将も多く、拠点にした場所や子孫などからイメージを膨らませたという。

 冊子は概要版で、B4判4ページ。3千部作り、市内の小学5年~中学3年全員に配った。今後、詳細版も作製する予定。同研究会長の中西昌史さん(50)=京都市西京区=は「古里の歴史を学び、15日の向日市まつりで行われる西岡衆武者行列を楽しんでほしい」と話している。

 冊子は市文化資料館などで入手できる。問い合わせは中西さん携帯電話080(3036)3035。

【 2015年11月12日 11時46分 】

福島の親子2組、幼稚園留学 京都・向日、茶話会など楽しむ

2015-11-20 06:12:55 | 習 learn
 京都府向日市鶏冠井町のまこと幼稚園と向日町教会は、福島県の子どもを短期間受け入れる「幼稚園留学」を今年も実施している。同県郡山市の親子2組が先月26日から向日市に滞在し、ドングリ拾いや同園の保護者らとの茶話会を楽しんでいる。

 幼稚園留学は、東日本大震災と福島第1原発事故で多大な被害が出た福島を支援しようと、昨年創設した。オムロンヘルスケアや向日神社など地元の企業・団体も協力している。

 今月7日には、郡山市の親子を含む約140人が、向日市の福島支援グループ「ミンナソラノシタ」(ミナソラ)主催のドングリ拾いに参加。同市向日町の勝山公園で、福島の子どもに贈るドングリを集めたり、ビンゴゲームなどで交流を深めた。

 9日は、まこと幼稚園でミナソラのメンバーらを交えた約20人が、「震災当日何をしていたか」をテーマに意見交換。郡山市で被災した主婦(28)は「地震が起きて家に戻ると、長男が普段お昼寝している場所に大きな棚が倒れていた」と涙ながらに自身の体験を話していた。

【 2015年11月11日 11時23分 】

祭りクライマックス、婚礼の儀式再現 京都・長岡京ガラシャ祭

2015-11-20 06:10:49 | 祭 carnival
 京都府長岡京市の一大イベント「長岡京ガラシャ祭」が8日、クライマックスを迎えた。あいにくの雨で行列巡行は中止となったが、長岡中=天神4丁目=体育館で行われたメーンイベント「婚礼の儀」などに多くの市民が詰めかけた。

 市内各会場で一斉に催しが始まる午前10時。阪急長岡天神駅の改札前で、ボランティアの市民が祭りのパンフレットを配っていた。「行列巡行は中止ですねん」。その言葉に少し寂しい思いも抱きつつ、東へ進んだ。

 午前10時20分。屋内イベントの会場「きりしま苑」=東神足2丁目=は、家族連れらで大にぎわいだった。子どもたちが模擬店の前に列をつくり、脳トレなどのゲームに熱中していた。

 朗読ボランティアが絵本の読み聞かせもしていた。認知症の高齢者を支える家族をテーマにした物語を、よく通る声で読み上げると、子どもたちが聞き入っていた。メンバーの石田美代子さん=一文橋=は「認知症のお年寄りに対して優しい心を育んで」と、願いを込めた。

 同苑から南へ5分ほどのニチユ三菱駐車場では、強まる雨脚にも負けず、多くの人が模擬店や地元農産物販売所で品定め。特設舞台では宮津市や福知山市のゆるキャラが集い、地元をPRした。第18代プリンセス天橋立の小林優さん(20)は「宮津もガラシャが住んだ縁がある。ぜひお越しを」と呼びかけた。

 午後0時半、婚礼の儀などが行われる長岡中体育館は、すでに人でぎっしりの状態。マーチングバンドスポーツ少年団らの演奏で幕開けし、玉役の佐藤満実子さん(34)=河陽が丘=と忠興役の米田昌平さん(36)=大阪府茨木市=が舞台上で古式にのっとった儀式の一部を再現し、契りを結ぶ杯を交わした。

 大役を果たした佐藤さんは「みんな行列のために練習を重ねてきたので中止は残念だが、たくさんの人に見てもらって感謝してます」。米田さんも「緊張したが、いい思い出になりました」と、晴れやかに話した。

 この後、継体天皇や菅原道真、桂昌院など市にゆかりのある古墳―江戸時代の人物に市民が扮(ふん)して登場。今年の藤原基経役は、市内で英会話教室の講師を務める米国人ブルース・オーテルさん(52)が務めた。平安時代の装束をまとい、堂々の立ち居振る舞い。「初めての体験で楽しかった」と笑顔を見せた。このほか、長岡京音頭や友好都市・静岡県伊豆の国市の伊豆の国音頭を両市民が一緒に披露する場面も。市中央公民館市民ひろばの特設会場では、雨の中で市民らが熱気あふれる踊りを見せた。24回目を迎えた市民手作りの祭り。天候には恵まれなかったが、多くの人にとって楽しい思い出となったに違いない。

【 2015年11月10日 10時40分 】

お玉に扮装「かわいい」 京都・長岡京でガラシャ祭

2015-11-18 07:52:53 | 祭 carnival
 京都府長岡京市の「長岡京ガラシャ祭2015」のハイライト行列巡行(8日)を前に、同市神足2丁目の神足ふれあい町家に7日、子どもたちが玉(ガラシャ)と夫・細川忠興に扮(ふん)する「ちびっこお玉&忠興扮装(ふんそう)コーナー」が設けられた。子どもたちが武家の正装に身を包み、華やかな戦国絵巻の世界を体験した。

 同市の秋を彩るガラシャ祭に合わせ、実行委員会が毎年催している。事前に申し込みをした4~10歳の男女28人が参加した。

 女の子はプロにおしろいなどで化粧をしてもらった後、かつらをかぶり、華やかな着物「打掛(うちかけ)」に袖を通して玉に扮した。男の子は、烏帽子(えぼし)に「直垂(ひたたれ)」を着て忠興になりきった。

 子どもたちがはにかみながら晴れ姿を見せると、家族から「かわいい」「お姫さまみたい」と声が上がった。その後、記念撮影をした。娘が撮影に参加した杉田仁美さん(37)=同市久貝=は「いい記念になりました」と喜んでいた。

 行列巡行は8日午後0時半から。長岡第六小を出発し、市内を巡りながら勝竜寺城公園へ向かう。

【 2015年11月08日 10時19分 】

認知症で徘徊、声掛けを 京都・向日で訓練、中学生も参加

2015-11-18 07:51:23 | 護 help
 認知症で道に迷い、徘徊(はいかい)する人に声を掛けるための模擬訓練が6日、京都府向日市向日町と寺戸町にまたがる向日台団地で行われた。勝山中(同市鶏冠井町)の生徒約30人が初めて参加、訓練に挑戦した。

 認知症に関わる機会が少ない人へ関心の輪を広げたいと、市や市地域包括支援センターなどを主体に毎年実施している。高齢者にも親しみやすい子どもの力を生かしたいと、総合学習で福祉を学んでいる同中の1年生にも協力を呼び掛けた。

 この日は、地域住民ら約90人が向日台団地集会所に集合。市社会福祉協議会の職員から「認知症の人は暗闇に独りぼっちの状態と同じ。気になる行動があったら、原因を察してあげて」などとアドバイスされ、認知症の人への接し方を確認した。

 その後、15班に分かれ、一戸ずつ回りながら「道に迷った認知症の人への声掛けを体験してみませんか」と依頼。続いて、社協メンバーが、認知症で道が分からなくなった人に扮(ふん)し「道が分からない。どうしたらいいの」などと訴えた。

 突然の訪問に戸惑う人がいる一方、持ち物に名前や住所が記載してあるかを聞いたり、付き添ったりする人もいた。住人からは「認知症の人に近所で接したことがあったので、うまく対応できた。継続的にやる必要があるのでは」「緊張してどう声を掛けたらいいか分からなくなってしまった。いつ同じ状況に遭うか分からないので、勉強になった」といった声が出ていた。

【 2015年11月07日 11時43分 】

長岡宮は向日市にあった! 「歴まち計画」認定受け、新ポスター

2015-11-18 07:49:52 | 歴 history
 京都府内で京都市、宇治市に次いで歴史まちづくり法に基づく計画(歴まち計画)認定を受けた向日市は、長岡宮の中心地が同市にあったという事実と魅力を発信する取り組みを本格化させている。ポスターや看板を作り、駅や電車、公共施設などで掲示を進めている。

 ポスターと看板には長岡京時代の衣装に身を包んだ女性と、多くの人に向日市に振り向いてもらいたいとの願いを込めて「むこう、むこう」の文字をあしらった。背景を、長岡京時代に官僚の装束に使われた緋色(ひいろ)に統一し、歴史の重みと高貴さを演出した。

 看板は、すでにJR向日町駅と阪急の東向日、西向日両駅の計8カ所に設置した。ポスターはB1~3判の3種類あり、約1万2千部作製。今月から順次、電車内や公用車、市内の施設などに掲示している。同市は多くの歴史遺産を持っているが、市外の人にはあまり知られていない。市は今後、桓武天皇が政務を執った大極殿跡などをモチーフにしたポスターも作る予定。

【 2015年11月06日 08時59分 】

特産の竹でタケノコストラップ 京都・長岡京市観光協会

2015-11-18 07:48:05 | 賞 prize
 京都府長岡京市観光協会はこのほど、特産の竹を切り抜いて作ったタケノコをあしらったストラップを製作した。竹やタケノコを前面に出し、観光客らに市をPRする。

 同協会の上田香代子さんと安藤文吏さんが考案、市内の竹製品製造会社が協力した。3センチ四方、厚さ1ミリほどの竹をタケノコの形に切っている。長さ10センチほどのひもは、赤や青、緑などさまざまな色を用意した。厄よけの願いを込め5色の糸を編んだものもある。

 8日に開かれるガラシャ祭行列巡行時に、同市勝竜寺のニチユ三菱駐車場に設ける同協会のブースでお目見えする予定。その後は観光案内所(同市天神1丁目)と観光情報センター(同市神足2丁目)で販売する。1個350円。問い合わせは長岡京市観光協会TEL(951)4500。

【 2015年11月05日 09時37分 】

女性ら自髪で日本髪 京都・長岡京で体験と撮影会

2015-11-18 07:46:07 | 会 party
 京都府長岡京市神足2丁目の神足ふれあい町家でこのほど、「自髪結体験会&撮影会」が開かれた。モデル役の女性9人が、伝統的なまげや美しい着物姿を披露した。

 開催中の「長岡京ガラシャ祭2015」の一環。乙訓地域の美容師らでつくる「日本髪・着付けを勉強する京都有志の会」が企画した。10店の美容師やアシスタントが、びん付け油やくしを使って女性たちの髪を結っていった。

 女性たちは、奈良時代と江戸時代の髪形と着物姿になると、同町家の座敷に勢ぞろい。美容師がそれぞれの髪形の特徴を紹介すると、訪れた人たちが熱心に聞き入っていた。髪結いや着付けの合間には、来場者らの写真撮影にも応じていた。

【 2015年11月04日 11時25分 】

ガラシャ祭、にぎやか開幕 京都・長岡京、和太鼓や劇楽しく

2015-11-01 11:06:38 | 賞 prize
 11月8日に京都府長岡京市内で開かれる「長岡京ガラシャ祭」の行列巡行を前に、多彩なイベントを催す「ガラシャウィーク」が31日始まった。同市神足2丁目のバンビオ1番館前で、甲冑(かっちゅう)や着物をまとった出演者らがさまざまなパフォーマンスを披露し、来場した親子連れらを楽しませた。

 ガラシャウィークは、行列巡行日に参加できない人々にも祭りの雰囲気を味わってもらおうと、7年前から催している。

 市内の和太鼓サークル「北開田響太鼓」が掛け声とともに勇ましい演奏を響かせる中、イベントが幕開け。和服姿のグループがダンスをしたり、甲冑姿の出演者が細川ガラシャと夫の忠興の夫婦愛を描いた劇を演じたりするなどして、会場を盛り上げた。

 1日もバンビオ1番館周辺で手作り市やダンス、コンサート、3日には明智光秀の子孫の明智憲三郎さんによる講演会「ガラシャの父 明智光秀と本能寺の変の真実」などが開かれる。

 行列巡行の出発式は8日午後0時半に長岡第六小で行われる。

【 2015年11月01日 10時18分 】

手作り市、新住民憩う 京都・向日の桂川マルシェ、20店超参加

2015-11-01 11:04:50 | 商 trading
 大規模な住宅開発で新しい街ができつつある京都府向日市北部地域に住民の憩いの場をつくろうと、市内在住の男性の呼び掛けで、手作り市「桂川マルシェ」が開かれている。地元住民らが手作りの菓子や雑貨などを販売し、徐々に出店者も増えてきた。男性は「将来的には、新市街地を歩いて回れる楽しいイベントへと進化させたい」と意気込んでいる。

 北部地域では昨年10月にイオンモール京都桂川が開業し、マンションの建設ラッシュが進んでいる。市は住宅開発に伴い、2017年度までに人口が約2800人増えると見込んでいる。

 桂川マルシェは、近畿街おこし実行委員会の代表で「長岡京職人市」なども手がけた島崎亮一さん(35)=向日市上植野町=が、新しい街を盛り上げたいと発案した。京都トヨタ桂川洛西店の展示スペースを無償で借り、昨年10月に初開催。今年2月からは毎月第1土曜・日曜に開いている。

 6月ごろまでは出店数が伸び悩んでいたが、口コミで地元住民らが集まり、現在は二十数店舗が参加。アクセサリーや観葉植物、菓子などを販売し、好評を博している。

 8月から参加しているハンドメードショップ「Linnes」の光永浩子さん(47)=同市寺戸町=は「まだ新しい住民とゆっくり話す機会はまだ少ないけど、多くの人に来てほしい」と話す。京都トヨタ桂川洛西店の西村精一店長(57)は将来を見据え、「いずれ盆踊りができるようになれば」と思い描く。

 一般的にマンションは近隣住民との関係が希薄と言われるが、島崎さんは桂川マルシェをきっかけに住民同士の交流が進むよう期待している。「顔見知りが増えれば何かあった時に助け合えるし、防犯にもつながる。そうやって住民が気軽に歩ける街になればうれしい」と話している。

 次回は31日と11月1日に開かれる。

【 2015年10月31日 13時34分 】

家庭や仕事の事情乗り越え全国V 京都の男子ソフトチーム

2015-11-01 11:02:33 | 賞 prize
 40歳以上の選手で構成するチームが競う第15回日本スポーツマスターズの男子ソフトボール大会で、京都府長岡京市を拠点とする「ダイヤモンドスター」が府代表として悲願の初優勝を果たした。働き盛りの年代だけに、練習や試合で人数集めに四苦八苦する中での快挙。「家族や職場の理解があってこその優勝だ」と、メンバーらは万感の思いを込めて語る。

 大会は9月19日から3日間、金沢市で開かれ、全国から予選を勝ち抜いた45チームが参加した。ダイヤモンドスターは、優勝までの6試合を持ち味の投手を中心とした堅守で乗り切った。1回戦を3-1と競り勝つと、2、3回戦は大差で快勝。準々決勝、準決勝も危なげなく勝ち進んだ。決勝は初回に2点を先制し、その後も守備陣が1失点に抑え、2-1で全国643チームの頂点に立った。

 現在、チームには50歳までの24人が所属する。練習は日曜日に行っているが、仕事や家庭の事情でなかなか人数が集まらない。率いる米田進監督は「チームとしてやっていけるのか」と自問を繰り返し、何度も挫折しかけた。だが、一昨年に日本スポーツマスターズで準優勝したことをきっかけに、「現状を受け入れ、その中でベストを尽くすことが大切だ」と気持ちを切り替え、引っ張ってきた。

 そうした思いを、次第に選手も共有するようになった。控え選手も常にベンチから身を乗り出し、大きな声でチームを鼓舞した。米田監督は「一丸になっていることを常に実感できた。大きな勝因になった」と振り返る。優勝を決めた瞬間、どの選手も涙を流し、悲願達成を喜び合った。

 来年は連覇の期待がかかるが、「挑戦者として戦っていきたい」と米田監督。気持ちを引き締め、さらなる高みを見据えている。

【 2015年10月30日 10時45分 】

中学生が竹取物語プロジェクト 京都、放置竹林伐採手伝う

2015-11-01 11:00:25 | 木 plants
 京都府乙訓地域の大切な財産である美しい竹林を守ろうと、長岡中(長岡京市天神4丁目)の生徒が、地元のNPO法人のサポートでボランティア活動に取り組んでいる。「竹取物語プロジェクト」と名付け、放置竹林での伐採作業を手伝っている。

 同中では1年生時に、NPO法人「竹の学校」の稲岡利春理事長(66)=同市奥海印寺=らから、放置竹林が里山を荒廃させ、地滑りを招く可能性があることなどを学んでいる。そうした縁から、生徒会の5人が地域の課題解決に貢献できないかと考え、今年7月に稲岡理事長を訪問。NPOメンバーの高齢化や若者の参加が少ない現状を教わり、竹の伐採を体験した。8月には、体育祭の棒引きに使う竹を得ようと、競技担当の女子生徒18人も伐採に加わった。

 伐採の大変さを知る一方で、やりがいを感じた生徒たち。生徒会を中心に同プロジェクトを立ち上げ、NPOの活動に協力することになった。

 10月24日には1~3年の有志15人がNPOメンバーの指導で、同市長法寺の放置竹林で竹の枝切りなど伐採作業に参加した。31日にも同様の活動を行う。

 生徒会副会長の3年田中陽生(はるき)君(15)は「1回で終わりでなく継続した活動にしたい。生徒会も新聞や放送で呼びかけ、参加人数を増やしたい」と話す。稲岡理事長は「中学生が放置竹林に目を向けてくれるのは貴重。今後も問題意識を持ち続けてほしい」と期待している。

【 2015年10月29日 17時56分 】

ブームのエゴマとれた 中世に独占販売、京都・大山崎の児童

2015-11-01 10:58:43 | 賞 prize
 中世にエゴマを原料とした灯明油の独占販売で栄えた京都府大山崎町で、大山崎小の児童が27日、栽培しているエゴマを昔の農機具を使って脱穀した。

 4年生約110人は住民団体「大山崎えごまクラブ」の指導を受け、6月に町役場近くの畑でエゴマの種植えを行った。今月上旬に収穫し、同小の倉庫で乾燥させていた。

 この日、児童たちはエゴマの枝を校庭に運び出し、同クラブ会長の永田正明さん(79)の説明を受けた後、ブルーシートの上にたたきつけて実を落とした。さらに、「唐箕(とうみ)」と呼ばれる農機具や手作業で実と殻などをえり分けた。

 児童たちは「(実が)めっちゃとれた」と歓声を上げていた。12月に実を搾って油を作る予定。

【 2015年10月28日 18時43分 】

地域教育のあり方模索 京都府乙訓教育局、長岡京で研修

2015-11-01 10:56:33 | 習 learn
 京都府乙訓教育局は27日、長岡京市神足2丁目の市中央生涯学習センターで、地域で学校への支援活動に取り組む市民を対象に指導者研修会を開いた。参加者は、講演や討論などを通じて指導者としての力量アップを目指した。

 少子高齢化や核家族化、一人親世帯の増加を背景に、子どもを取り巻く環境が大きく変化する中、学校だけでなく地域ぐるみで子どもを見守る必要性が高まっている。実情に応じた教育のあり方を模索しようと、同教育局が研修会を開催。この日は、乙訓地域で安全管理員や学習アドバイザー、読書ボランティアなどをしている市民ら約40人が参加した。

 まず、千葉県習志野市の秋津小学校区で、学校を核にしたまちづくりに先進的に取り組み、文部科学省のコミュニティ・スクールマイスターを務める岸裕司さんが講演した。岸さんは開かれた学校づくりに必要なものとして、父親が学校や地域の活動に参加することを挙げた。秋津学区を例に「物作りやスポーツ、パソコンといった得意分野を利用し、おやじたちを引っ張り出すことが大切」と呼び掛けた。

 この後、参加者は数班に分かれ、岸さんの講演を基に討論。「秋津のような事例を実現するためには実行力あるリーダーが必要」「参加できるお父さんがいる子はいいが、一人親家庭はどうするのか」など、活発に意見をぶつけ合った。

【 2015年10月28日 11時42分 】

分別方法、サイトで検索 京都・長岡京市が「ごみサク」開設

2015-11-01 10:54:44 | 政 governing
 京都府長岡京市はこのほど、パソコンやスマートフォンでごみの分別方法を検索できるウェブサイト「ごみサク」を開設した。キーワードを入れると分別区分や捨て方が分かる仕組みで、ごみ減量や資源ごみのリサイクル率向上につなげたい考えだ。

 同市では、可燃ごみやアルミ缶、スチール缶、不燃物など11の分別区分がある。市民から分別方法について問い合わせが多いことから、ごみを捨てる際の参考にしてもらいたいと、市内の環境事業会社の協力でサイトを開いた。

 キーワード検索のほか、トップページには衣類や家具など五十音順に70品目が並び、それぞれ分別区分や捨てる時の注意事項を記している。今後、市民の意見などを聞き、内容を充実させていく。

 市は、勝竜寺処分場が2031年に満杯になると見込んでおり、「適正な分別が、ごみ削減につながれば」としている。アドレスはhttp://www.gomisaku.jp/0004/

【 2015年10月27日 11時30分 】