京都府長岡京市の「長岡京ガラシャ祭」のガラシャウイークで、多彩な企画が市内の公共施設で開かれている。市の歴史にふれる特別展示や花の販売、公民館活動の紹介などが行われ、行列巡行のある9日のクライマックスに向けて祭りを盛り上げている。
神足のバンビオ1番館では、長岡京遷都1230年と長岡京発掘60年も記念した特別展示を9日まで開催。須恵器の大がめ(高さ112センチ、胴の直径114センチ)をはじめ、「竹」「帝」と書かれた土器の破片や墨書人面土器など長岡京時代の遺物を並べた。
恵解山(いげのやま)古墳で発掘された鉄製武器と円筒埴輪(はにわ)、勝龍寺城跡で見つかった天目茶わんなども展示。昭和40年頃の国鉄神足駅(現JR長岡京駅)前の風景や戦前の長岡天満宮旧本殿などをとらえた懐かしい写真も飾っている。
同館前の広場公園では6日、花やガーデニング資材を販売する「花子百貨店」が開かれた。ビオラやパンジーといった色とりどりの花のほか、アンティーク家具やリース、木製小物などを扱う店が軒を連ね、お目当ての品を探す多くの来場者でにぎわった。
シフォンケーキやベーグルの店もあり、女性客らが列をつくって買い求めていた。
一方、天神の市立中央公民館ではサークルの活動を紹介する「公サ連オープンハウス」が開催中だ。6日は大正琴や茶道、粘土造花、社交ダンスに取り組む市民が日頃の成果を披露した
7日も詩吟、折り紙、編み物、フラダンス、和琴、混声合唱の様子を見学できる。
ガラシャウイークでは7~9日にかけて市民オペラ合唱団の公演、ちびっこお玉&忠興扮(ふん)装、秋季さつき盆栽展がある。
【 2014年11月07日 10時14分 】