「花」運動など事業決める 乙訓人権擁護委協が総会

2011-04-20 11:35:02 | 会 party
乙訓人権擁護委員協議会の本年度定時総会がこのほど、京都府長岡京市天神の市立図書館で開かれた。関係者約20人が出席し、事業計画の協議や役員改選などを行った。

 人権擁護委員は、市町村の推薦で法務大臣の委嘱を受け、乙訓2市1町では22人が活動している。

 総会では、人権相談や自主研修会など昨年度の活動が報告され、本年度も乙訓地域で、小学校や幼稚園に花を植え付ける恒例の「人権の花」運動や、12月の人権週間に合わせて講演会や街頭啓発などを進める事業計画を決定した。

 「みんなで築こう人権の世紀」として、児童や高齢者への虐待、DV(ドメスティックバイオレンス)などの人権問題について相談や対応を強化することを盛り込んだ協議会宣言を採択。役員改選では、本年度の会長に大山崎町の神谷和子さんを選んだ。

【 2011年04月20日 10時32分 】

福祉の相談なんでも対応 長岡京市、総合窓口を開設

2011-04-19 13:24:30 | 政 governing
長岡京市は18日、市役所分庁舎3の2階に、市民からの福祉分野の相談に対応する総合窓口「福祉なんでも相談室」を新設した。

 複雑・多岐にわたる福祉の制度やサービスの手続きについて、専門知識を持った相談員が、市民の疑問や悩みなどを聞き、解決策を総合的に検討するために設置した。窓口には、社会福祉士の資格を有し、ほかの機関で相談業務の実績がある職員2人を新たに採用して配置。相談内容を整理して、社会福祉、高齢介護、こども福祉、障害福祉など各課をはじめ、バンビオ1番館内の市総合生活支援センターなど、庁舎が離れた各部署も横断的に対応する。

 市社会福祉課は「専用電話もあり、予約も不要なので気軽に訪れてほしい」としている。月~金曜(午前9時~午後4時半)。TEL(955)3177。

【 2011年04月19日 10時56分 】

息長い支援態勢大切 乙訓の2開業医が震災救護活動

2011-04-19 13:20:18 | 災 disaster
東日本大震災を受け、乙訓地域からも府医師会による救護派遣隊の一員として、開業医2人が被災地の支援に赴いた。避難生活の長期化を見据え、「息の長い支援や態勢の構築が大切」と強調する。

 京都府向日市上植野町で診療所を経営する鈴木博雄医師(52)は第1陣で仙台市と名取市(宮城県)へ向かい、3月15、16日に遺体の検視を担った。津波で自宅から遠く離れて見つかった犠牲者が多く、身元の確認につながる特徴を丁寧に探した。

 同行した医師4人のうち開業医は鈴木さんだけで、診療所を3日間休診して参加した。「自分が被害に遭った気持ちで現地に向かった」と話す。

 地震から1カ月余りがたち、「避難生活が長引く中、被災者の体調管理こそ開業医が貢献できる支援」と話すが、長期の休診は難しい。「普段の患者をほかの診療所で見てもらえるよう地域で連携できれば、支援に出掛けやすくなる」と指摘する。

 大山崎町円明寺で開業する梅山信医師(45)は第4陣で3月25~27日に福島県いわき市の避難所を巡り、風邪や胃腸炎、高血圧を患う被災者を診察した。福島第1原発から50キロ圏内で記者やボランティアの姿はなかった。「現地の放射線は裸で3日間グラウンドにいても胸部のエックス線撮影の1枚分でしかない量。地元以外の人がいないのは風評の影響だろう」とみる。

 年配の被災者は「原発のおかげで息子も孫も仕事を得て地元にいてくれる。でもこんなに恐ろしいものとは思わなかった」と語り、住民の抱えるジレンマを感じたという。

 被災地の医療ニーズは刻々と変わる。梅山医師は「私たちに大切なのは、月日がたっても被災者の苦悩を忘れないこと。生活再建の基礎となる義援金も一層必要になってくる」と話す。

【 2011年04月19日 11時11分 】

和テーマ、更紗美しく 向日で故青木寿恵さん作品展

2011-04-18 14:46:27 | 士 cerebrity
京都府長岡京市で創作を続けた更紗(さらさ)作家の故青木寿恵さんの作品展「天神様と和更紗」が17日、向日市寺戸町の寿恵更紗ミュージアムで始まった。長岡天満宮を散策する菅原道真をはじめ、古くからの日本文化などを題材にした作品が並んでいる。青木さんは型や版木を用いず、草木染の手描きで直接、仕上げる独自の作風を確立し、昨年2月に亡くなった。主催のNP0法人「日本燦(さん)クラブ」は今回、「和」をテーマに40点を展示した。

 メーンは、青木さんが長岡天満宮に寄贈した大型作品「春陽」。菅原道真が梅の枝を手に天満宮内を歩く姿を描いた。赤いツツジや紫のショウブ、ヤナギなど、素朴ながら多彩な色づかいで神社の花々を表現している。

 ろうけつ染めで印象的に描いた「阿波踊り」なども展示。訪れた人は、色の調和の妙を興味深そうに眺めていた。5月29日まで。有料。

【 2011年04月18日 11時24分 】

楽団員が本格練習 長岡京、国文祭行事に向け

2011-04-18 14:43:54 | 式 celemony
10月の国民文化祭の行事として京都府長岡京市で開かれる「オーケストラの祭典」の本格的な練習が17日、同市天神の市立中央公民館で始まった。演奏の中心となる、同市や京都市を拠点とする交響楽団や管弦楽団のメンバー約50人が参加し、本番へ向けて音合わせをした。

 同祭典では、全国から約120人の楽団員が集まって演奏する。そのうち、中心メンバーは府内の57人。昨年度の練習は弦楽器だけだったが、この日から管楽器と打楽器の奏者も加わった。

 冒頭で東日本大震災の犠牲者を追悼し、黙とうした。音楽監督のバイオリニスト森悠子さんが「この時期の演奏は大変な意味を持つ。心を豊かにしながら、新しい国のモデルを作るという自覚を持って文化祭に臨みたい」とあいさつした。

 参加者の自己紹介に続き、全員が、前屈したり腰をひねったりしながら深呼吸した。チューニングのため、ゆっくりと長い音で音階を弾いた後、本番で演奏するフランク作曲の「交響曲ニ短調」とドリーブ作曲の「バレエ組曲シルヴィア」を約4時間かけて練習した。中心メンバーの練習は、9月まで計4回行われる。

【 2011年04月18日 11時18分 】

記念の桜、1年目の春 柳谷観音楊谷寺の「里親制度」

2011-04-18 14:39:59 | 木 plants
京都府長岡京市浄土谷の柳谷観音楊谷寺が新たに始めた市民や企業などの記念樹を育てる「桜の里親制度」で、2月に植えた桜の木が初めての春を迎え、早くも花をつけた。管理には、西山古道などの整備に取り組む同市のNPO法人「京おとくに・街おこしネットワーク」が当たり、関係者は「さらに大きくなるよう大切に育てていきたい」と話している。

 同寺は、アジサイやモミジなど境内の花や木々の美しさで知られる。市民参加でより豊かな自然環境を作ろうと、新たに桜の園の整備を計画。

 個人や企業の記念樹として管理費の出資を募った苗木を植え、最低10年間、一緒に見守り、育ててもらうシステムで、昨年末に参加者を募集した。第1次分として、2月に府道沿いや霊園周辺などに高さ3メートルほどの桜51本を植樹した。

 「陽光」と呼ばれる品種で、同ネットワークのメンバーが植樹から水やり、剪定(せんてい)などの世話を続ける。そのかいあり、4月になり、大半の木が、濃いピンク色の花を咲かせた。

 記念樹のそばには古希祝いや両親への報恩など、それぞれの思いが記されたネームプレートが立てられ、利用者は「今年から花がつくとは思っていなかったのでうれしい」と喜んでいる。

 同寺の日下恵さん(41)と同ネットワークの中山秀亜さん(69)は「いろいろな人が成長を見守り、楽しめる新しい桜の名所に育てていきたい」と話している。

2011年04月17日 12時20分

子らお話の世界に浸る 向日の図書館で読み聞かせ会

2011-04-18 14:35:54 | 民 people
市民ボランティアによる読み聞かせ会「おはなしひろばスペシャル」が16日、京都府向日市寺戸町の市立図書館で開かれ、子どもたちが絵本や紙芝居のお話の世界に浸った。

 同図書館では、ボランティアグループ「きっず・らいぶらりー」の女性10人が毎月第3土曜日に、読み聞かせを行う「おはなしひろば」を開いている。今回は23日の「子ども読書の日」を前に、普段より内容を充実させてた。

 会場では、「ぐりとぐらのおおそうじ」など動物が登場する人気の絵本や、一寸法師など昔話の紙芝居など8作品を、ボランティアたちが情感豊かに読み上げ、子どもたちが目を輝かせながら、聞き入った。パネルシアターの新作も披露され、親子一緒になって、歌や手遊びを楽しんだ。

【 2011年04月17日 12時11分 】

社会的役割、強化を 長岡京市老ク連が理事会

2011-04-18 14:29:37 | 会 party
長岡京市老人クラブ連合会の理事会が15日、同市天神の市立中央公民館で開かれた。約140人が出席し、2010年度の収支決算や本年度の事業計画などを承認した。

 同連合会では現在、45クラブ、約2200人が活動している。式典では、小山健蔵会長が「世代間交流や子育て支援など、行政と連携して社会的な役割を果たしたい。会員数が減少している中、組織活性化を進め、若手の増員に努める」とあいさつ。各地域の功労者14人を表彰し、ウオーキングなど介護予防講座、サークル活動での生きがいづくりなど、本年度の重点方針や事業計画を決めた。

 また、市女性の会の本年度評議員総会が同日、同公民館で行われた。会員らが、8月の「第25回京都女性の健康フェスティバル」開催など、本年度の事業計画や予算を決めたほか、「豊かさを提案する女性たち~観光・文化を通じて地域をつなぐ」と題した日本政策金融公庫京都支店の高田一富さんの講演に耳を傾けた。

 廃食油のせっけん作りなど環境問題に取り組む市生活学校の総会も公民館であり、本年度の活動を協議し、会員らが、フードマイレージを学ぶワークショップなどに取り組んだ。

【 2011年04月16日 13時12分 】

落ち着かぬ日々いつまで 栃木から避難の主婦

2011-04-18 14:27:24 | 災 disaster
東日本大震災に伴う福島第1原発事故で放射能への不安を強めた栃木県の主婦が、乳幼児2人とともに実家のある大山崎町へ避難している。自宅は原発から100キロ余り離れているが、「子どもにどんな影響があるか分からない」と避難を決めた。

 宇都宮市の二木泰子さん(31)。地震で自宅の壁にひびが入った。揺れの後、長女の友里ちゃん(3)は家に入りたがらず、わずかの揺れにもおびえ、夜泣きが続いた。長男宏斗ちゃんは2月に生まれたばかりだ。

 宇都宮では住民がスーパーに買いだめに走るなど、パニック状態も見られた。停電の影響で原発事故の情報も得にくく、「無駄足になってもいいから安心できる場所へ逃げたい」と3月13日、家族4人で大山崎町大山崎の実家に避難した。友達と遊びたいという友里ちゃんのため、町内で一時保育を利用している。

 夫は仕事と自宅の片づけのため3月末に大山崎を離れたが、自身と子ども2人の帰宅時期は決めていない。二木さんは「夫婦だけならすぐ帰るが、放射能の問題は何十年も続く。子どもの健康を考えると心配」と語る。

 自宅の修理には半年かかるという。府内滞在の長期化に備え、現在は仕事や住まいを探している。「官房長官は『健康にただちに影響はない』と記者会見で繰り返すけれど、将来にわたってどれだけの影響があるのか、政府もメディアもきちんと伝えてほしい」と話している。

2011年04月16日 13時08分

あと少しの支援があれば 東日本大震災 障がい者の被災と避難の記録
中村 雅彦
ジアース教育新社

主婦が運営毎月公演10年 16日記念ステージ

2011-04-16 11:47:46 | 会 party
長岡京市の主婦らが企画運営する「マンスリーコンサート21」が4月で10周年を迎える。プロの音楽家たちを招いた低料金の演奏会を市内で毎月続けており、メンバーは「良いアーティストによる、良い音楽会として、できるだけ継続したい」と話している。

 コンサートは2001年から、市立中央公民館の元副館長の岡田美智代さん(79)が、声楽指導に当たっているコーラスグループのメンバーと始めた。主婦やお年寄り、障害者らにも気軽に来てもらおうと、平日の午前中の開催と、料金は「コーヒー1杯分のワンコイン500円」がこだわりで、中央公民館などのホールを会場に、クラシックや邦楽、落語など多彩な演目を企画してきた。

 当初は、地域密着のコンサートのため、出演料も交通費程度で、集客にも不安があったが、メンバーの人脈で各回、プロの出演者を探す一方、趣旨に賛同して自ら出演を希望する人も増えた。昨年には、出演者同士の交流を目的に、ドイツ語で「私の」を意味するマイネから名付けたグループ「舞音(まいね)会」も発足するなど、ネットワークが広がっている。

 4月で10周年の節目を迎え、16日の通算121回目のコンサートを記念のステージに位置付けた。「世界うためぐり」と題して、市立中央公民館で同日午前10時から、ソプラノ歌手の西谷真理子さんと大垣ひで美さん、ピアノの伊吹元子さんが出演し、オペラの曲や日本の唱歌、外国民謡などを披露する。

 岡田さんたちは「10年はあっという間だったが、コンサートがだいぶ地域に根付いた。次世代に引き継いでもらい、さらに長く続けばうれしい」と話している。

【 2011年04月15日 09時37分 】h

ラオスの織物いかが 大山崎で展示

2011-04-15 12:12:49 | 商 trading
「春色のラオス織物と手刺繍(ししゅう)のぬくもり」と題した作品展が14日、大山崎町大山崎のギャラリーNISHIDAで始まった。東日本大震災を受け、被災地支援などを目的に催す。草木染の絹のスカーフやバッグ、帯地などラオスの女性が手織りした約100点を展示販売している。

 織物展は長岡京市の会社員向井三貴さん(47)が、収益をラオスの子どもの教育支援に充てるため、毎年2回行ってきた。今回は大震災の被災者支援も趣旨に加えた。会場には募金箱も置いた。

 展示品はベージュや赤紫、灰色などいずれも素朴な色合いで、ひし形や格子の文様が織り込まれている。少数民族が刺しゅうを施したペンケースやポーチも並ぶ。向井さんは「中止しようか悩んだが、困難な状況の方々を応援したいと実施を決めた」と話す。16日まで。収益の一部を、日本赤十字社を通じて被災地に送る。

【 2011年04月15日 09時39分 】

ちぎり絵でミニ屏風 長岡京で教室、市民ら楽しむ

2011-04-14 12:23:03 | 会 party
長岡京市公民館サークル連絡協議会主催の「生きがいづくり教室」が13日、京都府長岡京市天神の市立中央公民館で開かれ、市民が和紙のちぎり絵作品作りを楽しんだ。

 44サークルが登録する連絡協議会と同公民館が、団体や会員増を目指し、昨年秋のガラシャ祭に関連したイベント期間中に文化教室を公開で実施したところ、好評を得たため、本年度、和紙折り紙、茶花、手芸など4分野の初心者向け教室をあらためて企画した。

 この日は、和紙のちぎり絵教室が開かれ、自宅などで指導している岩岸浩子さん=神足=を講師に、市民がちぎり絵をデザインしたミニ屏風(びょうぶ)の作り方を学んだ。

 色とりどりの手すき和紙を、はさみで切ったり、手でちぎったりして台紙に貼り付け、端午の節句のかぶとの絵を表現し、ミニ屏風を仕上げた。

 参加者は「細部の作業が思ったより難しい」と感想を話していた。

【 2011年04月14日 10時58分 】

バキューム車を無償提供 長岡京市、府内で初

2011-04-14 12:20:30 | 災 disaster
長岡京市は、東日本大震災の被災地でのし尿収集に活用してもらおうと、市のバキューム車1台を現地に無償提供する。13日、し尿収集活動に協力している府環境整備事業協同組合に車両を引き渡した。行政が所有するバキューム車の被災地への無償提供は府内で初めて。

 市は、常時使用している2台のほか、予備1台のバキューム車を所有している。被災地では、津波でバキューム車が流され、し尿収集に大きな影響が出ている。府の協力要請を受け、府内の20業者でつくる府環境整備事業協同組合を通じて、予備の車両を現地の組合に提供することにした。

 岩手県にバキューム車15台と作業員を派遣して支援活動を展開してきた府環境整備事業協同組合の大西明理事長が13日、市役所を訪れた。全国の組合から処理業者が集まり、震災で被害を受けた処理場からし尿をほかの処理場に移したり、一般家庭からのくみ取りなどに協力している現状を小田豊市長らに報告した。

 バキューム車は、市の名前が入ったまま車両の整備や登録変更などが行われ、車体に「がんばろう東北」と文字が付け加えられた。庁舎前での引き渡し式で、大西理事長は「大切に使いたい。地元の業者も喜ぶ」と話した。

 また、市は13日から28日まで、岩手県で給水活動を行うことにしており、上下水道部職員計12人を交代で順次派遣する。一方、市役所分庁舎に設けている東日本大震災の義援金の受付窓口の業務は、9月末まで延長する。

【 2011年04月14日 11時03分 】


油業界の発展祈る 離宮八幡宮で「日使頭祭」

2011-04-13 13:28:09 | 式 celemony
中世に油を製造・販売する商人で組織する油座の本拠地だった京都府大山崎町大山崎の離宮八幡宮でこのほど、春の例祭「日使頭(ひのと)祭」が営まれた。室町時代には油の原料となったエゴマの大産地だった松山市に所在し、同八幡宮から分祀(ぶんし)された朝日八幡神社の関係者も参列した。

 日使頭祭は、876(貞観18)年に同八幡宮のご神体を淀川対岸にあった現在の石清水八幡宮(八幡市)に遷座後、勅使が毎年、離宮八幡宮から石清水八幡宮へ参拝したのが始まり、とされる。

 今年は、製油会社の役員ら約120人が出席。朝日八幡神社からは田内一弘宮司(50)や総代会代表ら6人が駆け付けた。参列者は油を入れた小皿に火をともし、神前に献灯するなどした。東日本大震災の被災地の復興を祈願する内容の祝詞も読み上げられた。

 両神社の関係者は、離宮八幡宮の創建1150周年祭に合わせ昨春、朝日八幡神社の「けんか神輿(みこし)」が奉納された思い出話に花を咲かせた。田内宮司は「油ゆかりの神社があるのは、西日本を中心に20府県だけ。貴重な縁を大事にして両神社の発展を目指したい」と話した。

【 2011年04月13日 11時04分 】


源氏物語の基礎を学ぶ 長岡京で講座スタート

2011-04-13 13:26:09 | 歴 history
「源氏物語 全巻を読む」と題した文学講座がこのほど、京都府長岡京市神足のバンビオ1番館で始まった。受講生約50人を前に、岩坪健・同志社大文学部教授が同物語の基礎知識を説明し、「桐壺」など冒頭の3帖を解説した。

 物語全体のイメージをつかんでもらおうと、市中央生涯学習センターが催した全6回の連続講座の初回。

 岩坪教授は「戦前は万世一系(の天皇家)という考え方に背くとして、源氏物語の研究が進まなかった」と語った。また、平安宮内裏の「左近の桜」に触れ、「平安初期までは花といえば中国原産の梅。万葉集でも梅がよく詠まれた」と指摘した。

 後半は「桐壺」「帚木(ははきぎ)」「空蝉(うつせみ)」のあらすじと挿絵を解説。「空蝉」の帖では、光源氏が若く派手な「軒端(のきば)の荻(おぎ)」ではなく、その継母の空蝉を好んだ理由について「光源氏は女性の内面的な美しさを重視していた」と話した。受講生は岩坪教授の話を、熱心に聞いた。

【 2011年04月13日 11時07分 】