「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【丹 沢】檜洞丸から蛭ヶ岳、塔ノ岳

2009-06-03 21:17:20 | 山小屋泊
                檜洞丸頂上付近のトウゴクミツバツツジ

西丹沢からツツジ新道を登り蛭ヶ岳山荘泊の一泊二日で大倉に下る予定でしたが、一日目は雷も鳴る悪天候で手前の青ヶ岳山荘に泊まりました。翌日は下るのにはもったいない良い天気なので、蛭ヶ岳、丹沢山を経由して尊仏山荘に泊まり、三日目は鍋割山、栗ノ木洞を経由して寄に下りました。二日目は富士山が良く見え、三日目も曇りながら富士山が見えていました。シロヤシオは終わりかけ、トウゴクミツバツツジも盛りは過ぎかけていますが、まだまだ綺麗でした。なお、青ヶ岳山荘は平日には小屋番不在なので素泊まりとなりました。

【日 程】2009年6月1日(月)~3日(水)2泊
【山 域】丹沢
【山 名】檜洞丸、蛭ヶ岳、丹沢山、塔ノ岳、鍋割山、栗ノ木洞、櫟山
【メンバ】本人、妻
【天 候】1日曇りのち雨、2日晴れ、3日曇り
【参 考】山と高原地図28丹沢(昭文社)
【コース】
1日)西丹沢自然教室(9:10)→檜洞丸(10:45)→青ヶ岳山荘(泊)
2日)青ヶ岳山荘(6:00)→蛭ヶ岳(10:20)→丹沢山(13:30)→塔ノ岳(15:30)尊仏山荘(泊)
3日)尊仏山荘(6:00)→鍋割山(7:40)→栗ノ木洞(9:50)→寄(11:20)

小田急新松田駅ではバスへ乗り換える時間があまりなかった上に、電車が少し遅れ、さらに駅も込んでいて出口に行くのに時間がかかった。あやうく乗り遅れるところ、出発しかけているバスに何とか乗せてもらった。バスに乗る人が多かったのと、駅前が混雑していたのが幸いしたようだ。終点で下車して朝食のおにぎりを食べてから出発。ツツジ新道から登る。天気はどんより曇って上のほうにはガスがかかっている。ゴーラ沢出合で開けた河原に出て沢を渡る。ここから本格的な登りとなる。やがて下ってくる人とすれ違うようになるが、みんな雨具を着けていて上では雨に降られたようだ。やがてガスの中に入ると木々の緑が霞んで幻想的な景色になる。そしてとうとう雨がポツポツ来て、雨具を着けた。木道に出るあたりからシロヤシオとトウゴクミツバツツジが現れる。シロヤシオはだいぶ盛りが過ぎていたが、ミツバツツジはまだまだ盛りで奇麗だ。檜洞丸の頂上に着くとますます雨が強くなってきて、雨宿りしようとすぐに青ヶ岳山荘に下る。青ヶ岳山荘に入ると先客がいたが、土日以外は小屋番不在で素泊まり料金で開放しているのだった。雷も鳴ってひどい悪天候になったので予定を変更して、ここに泊まることにした。他のグループも雨宿りに来たが、日帰りで下るようでここに宿泊するのは私たちのほかには、3人のグループだけだった。しばらくして雨も上がり、檜洞丸頂上から登ってきた木道あたりを散策したり、頂上から北の分岐を少し下って夕日を眺めたりとのんびり過ごした。

翌日は素晴らしい天気に恵まれた。臼ヶ岳を越え、蛭ヶ岳の登りにかかると振り向くたびに檜洞丸の向こうから富士山がどんどん顔を出して来た。シロヤシオとトウゴクミツバツツジも再び現れた。蛭ヶ岳の頂上に着くころから富士山には少しづつ雲が出始めて来た。蛭ヶ岳山荘で水を一本買ってベンチで休んでいると小屋番さんがやってきて、長いことしゃべって時間を使ってしまう。前日は雨と雷の中、けっこう塔ノ岳方面から来た人は多かったようだ。ここからは緩い下りの稜線歩きとなり、展望も良くシロヤシオとミツバツツジも楽しめて気持ちよく歩く。しかし富士山は雲にすっかり隠れてしまった。不動ノ峰を過ぎると右手に休憩所があり、左手に少し下った水場で水を補給した。いったん大きく下って丹沢山への登りがけっこうきつい。みやま山荘前で一息入れて塔ノ岳へ向かう。竜ヶ馬場のベンチでもまたゆっくりしながら、塔ノ岳の尊仏山荘に着いた。小屋番の大野さんは【参考】に掲げた地図を作成した人で、いろいろ面白い話を聞く。尊仏山荘の泊り客は10名ほどで一部屋もらえてゆっくりできた。夕暮れになって一度雲に隠れた富士山もうっすらと浮かび、夜には秦野市の夜景も楽しめた。

翌日は曇っていたが、富士山がまさに墨絵のように重なる山並みの向こうに浮かび上がっていた。塔ノ岳からそのまま大倉に下ってしまうのは惜しいので、金冷しから鍋割山に向かうことにした。途中、富士山を望むポイントもあり、アップダウンが少ない穏やかないい道を行く。鍋割山荘の前は広場になっていて、ここでも富士山が見え、右手に今回の歩き始めの檜洞丸、左手には愛鷹山や箱根の山などの展望が広がっていた。鍋割山から下る途中で、鍋割山荘の草野さんが大きな荷を担ぎ上げてくるのに出会い、写真を撮らせていただいた。後沢乗越から栗ノ木洞への登りはけっこうきつい。登りついた頂上は展望も無い。つぎのピークの櫟山は開けた草原になっている。ここからは下る一方で、林道を横切り、再び林道に出て茶畑の細い道を取り、上から茶畑を見下ろしながら舗装道を下る。なかなかのどかな風景なのだが、バスの時間が迫っていて、焦った。妻を置きざりに先に下ってバスの時間にぎりぎり間に合わせ、道路に出てきた妻を動き出したバスに拾って貰った。行きも帰りも効率が良かったけれど危うかった。


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