甲斐大和駅から県道日影笹子線を歩き、途中で分岐する林道に入り、林道終点から右手の尾根を登りました。この尾根に踏み跡はありませんが、藪がさほどうるさくないので苦労はありません。やがて別の尾根と合流すると踏み跡と赤テープがあり、辿るといったん林道に出ます。出た林道の向かいにぴったり京戸山の登山口があります。京戸山から大沢山までは不明瞭な部分もありますが、目印もあって迷うことは少ないと思います。大沢山からは北東に伸びる尾根を下りました。標識に道跡不明瞭との注意書きがありますが、下って行くに連れて鮮明になります。なお、摺針峠から笹子駅まで2時間の道があり、エスケープルートとして使えそうです。展望はあまり良くないですが、冬枯れのこの時期は木の間越しにけっこう見えてました。
【日 程】2008年12月28日(日)日帰り
【山 域】御坂周辺
【山 名】京戸山、カヤノキビラノ頭、大洞山、ボッコノ頭、大沢山
【メンバ】単独
【天 候】快晴
【コース】甲斐大和駅(7:30)→京戸山(10:50)→大洞山(11:50)→大沢山(13:50)→笹子駅(15:50)
【参 考】山と高原地図24大菩薩嶺
青春18切符が使える時期になり、JRを使って少し遠くの駅に行くことにした。大洞山から大沢山へのコースを歩こうと考えたが、笹子峠までの長い車道歩きは気が進まない。甲斐大和駅から京戸山の登山口へ、道は通じていないが行けそうと思った。県道を笹子峠に向かい、途中で分岐する林道に入る。この林道の終点でいったん沢に下った。枝沢の水はすっかり凍結している。赤テープがあるので沢沿いに踏み跡があるかと期待したが、沢筋に倒木がなだれ込んでいて歩きづらい。左の斜面は急なので右手の植林の斜面に取り付いて尾根に上がった。
尾根上に踏み跡はなく、けっこう急だが藪はあまりうるさくない。やがて別の尾根と合流すると踏み跡と赤テープが出てきた。辿っていくと途中に分岐がある。右に分岐する道は林道に下るか、または1,213m三角点に続いているのだろうか?まっすぐ進む道は枝打ちされたばかりの杉の小枝が道を塞ぐように散乱していた。乗り越えて進んでいくといったん林道に出る。林道の向かい側がちょうど京戸山の登山口になっている。登山道を登り始めたあたりから急にゴウゴウと激しい風の音が聞こえ始めた。登山道は尾根を直登せず巻くように付いているので、強風を直接受けることはほとんどなかった。
尾根分岐に登り着き、右に少し登った京戸山は展望も何もない山頂だった。達沢山から来た男女2名と出会った。尾根分岐に戻ってカヤノキビラノ頭に向かう。右手に木の間越しに富士山を見ながら行くと道が崩れかけた所があって、富士山がよく見えた。カヤノキビラノ頭はベンチがあるが、頂上らしくないただの分岐点。大洞山も山頂は樹林に囲まれてあまり展望が良くないが、摺針峠へ向かう途中では富士山方面の展望がある。摺針峠にもベンチがあり、笹子駅へ2時間、御坂町三ツ星へ1時間の分岐になっている。ここは風の通り道で強風を受けた。
ボッコノ頭への途中では、南アルプス北部がよく見える場所がある(写真)。このあたりの登山道にはうっすらと雪が残っていた。ボッコノ頭も展望は良くない。頂上から御坂町藤野木への分岐がある。次の大沢山の頂上ではここまでで一番良い富士山の展望が得られた。少し下ると女坂峠との分岐があり、笹子駅まで2時間(道跡不明瞭)と案内がある。下り始めこそ不明瞭な部分もあったが、下るにつれてしっかりした登山道になり、奥野稲村神社に下り着いた。
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