【大菩薩周辺】藤沢川タツ沢~恵能野川アモウ沢

                  アモウ沢ナメとナメ滝の始まり

【日 程】2013年8月31日(土)日帰り
【沢 名】藤沢川タツ沢、恵能野川アモウ沢
【メンバ】単独
【天 候】晴れ
【コース】初狩駅(7:30)→瑞岳院禅堂(9:00-10:10)→タツ沢終了点(12:00)→アモウ沢堰堤(13:00)→アモウ沢乗越(15:00)→滝子山(15:30)→笹子駅(16:40)
【参 考】山と高原地図大菩薩嶺(昭文社)

滝子山を巡る沢はこれまで数本遡行しています。まだ入ったことのない恵能野川はアプローチが不便に思えましたが、地図を眺めて藤沢川から左岸の尾根を越えて恵能野川上流に行けそうだと気づいていました。そしてインターネットを見ていて、そのとおり実行している方を見つけました。藤沢川を分岐を右へ右へと遡行し、詰めで左岸の尾根を越え、恵能野川の上流アモウ沢に下って再び遡行し、アモウ沢乗越に出るルートです。懸案だったこのルートを実行でき、アモウ沢のナメとナメ滝を楽しめましたが、道を間違えたり、蜂に刺されたりのドジもやらかしてしまいました。また、とても暑い日で釜に浸かったり、頭から水を浴びたり、Tシャツを脱いで沢水に浸し、文字通り濡れ衣を着て体を冷やしながら登りました。

初狩駅から藤沢川に沿って車道を行きます。瑞岳院禅堂の下で大規模な堰堤工事が行われていました。ネットでは少なくとも3年前から工事が始まっているようでしたが、今まさに佳境といったところです。藤沢川右岸の高台にある瑞岳院禅堂は立派な建物ですが、人は常駐していないようです。瑞岳院禅堂の横を過ぎていく道は不明瞭となり、工事現場の上流へ下ろうとしましたが、途中に枝沢が入っていて登り下りに苦労します。ここで蜂に襲われてしまい、慌てて下って沢の水の中に入って難を逃れました。実はこれが藤沢川だったのですが、水流の少なさと巨大な堰堤工事との対比のせいか、蜂にさされて動転していたのか、これを枝沢と勘違いしてしまいました。我ながらあきれますが、藤沢川の左岸に沿って堰堤工事の下まで下ってしまい一回りしてしまいました。再び瑞岳院禅堂に戻りやり直しましたが、1時間以上の時間のロスでした。なお、工事現場を巻くには瑞岳院禅堂のある右岸ではなく、間違えて下ってきた左岸の方が踏み跡もあって容易と思います。

藤沢川タツ沢は平凡な流れですが、詰めにちょっと斜度のあるナメ滝があります。登れそうに見えましたが蜂に付き纏われ、登ろうとすると威嚇してきます。すでに痛い目にあっているのであきらめて右の斜面を登って尾根に出ました。尾根からは右の恵能野川方面に下る踏み跡があり、容易に下れて恵能野川の上流アモウ沢に出ました。アモウ沢を遡行していくと前方の恐怖の連続大堰堤が目に飛び込んできました。その手前で林道に出たので少し林道を辿りますが、アモウ沢から離れて行くので戻って堰堤を巻いて行きます。堰堤が終わってすぐにナメとナメ滝が出てきました(写真)。この上もナメとナメ滝が次々と現れて楽しませてくれます。最後は右岸から長大なナメの枝沢が出会います。興味を惹かれますが、途中で行き詰まる心配も覚えます。今回は素直に本流を辿り、藪こぎもなくアモウ沢乗越にでました。

せっかくなので滝子山の頂上を踏んで、寂ショウ尾根を下りましたが、ここでも途中の大鹿林道に出たところで登山道が終わったと勘違いして林道を歩き、桧平への登山道入口を見て初めて間違いに気づき戻りました。寂ショウ尾根は利用したことがあるのに情けない。それでも笹子駅手前の笹一酒造が閉まる前に間に合い、酒とビールを買って帰路に就きました。

 

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【北アルプス】折立から薬師岳、五色ヶ原、室堂へ

                       薬師岳山荘

【日 程】2013年8月18日(日)夜~8月22日(木)夜行バス3泊
【山 域】北アルプス
【山 名】薬師岳、北薬師岳、間山、越中沢岳、鳶山、獅子岳、浄土山
【メンバ】本人、妻、次女
【天 候】19日晴れ時々雲り、20日曇りのち雨、21日雨、22日雨のち晴れ
【コース】
19日:折立(7:00)→太郎平小屋(12:00-13:30)→薬師岳山荘(16:00)泊
20日:薬師岳山荘(6:30)→薬師岳(7:45)→スゴ乗越小屋(13:00)泊
21日:スゴ乗越小屋(5:30)→越中沢岳(9:30)→五色ヶ原山荘(13:00)泊
22日:五色ヶ原山荘(4:30)→獅子岳→浄土山→室堂(11:30)

毎年続いている家族での夏山縦走は次女の休暇に合わせて8月下旬となりました。初日を除いては青空が広がることがほとんど無く、21日はひどい雨に降られるなど天気には恵まれませんでした。けれど天気が悪いせいで、初日を除いて毎日雷鳥に出会えました。特に3日目には7羽が集まっているところを見たりして、全体では十数羽に出会えました。8月下旬でも花が多く、ガスの中のお花畑は幻想的で花に生気があり美しく感じられました。天気予報が悪かったせいもあると思いますが、出会う人は少なく、2日目、3日目は人より雷鳥に出会うほうが多いようでした。最後の五色ヶ原山荘では部屋もスタッフも多いのに、宿泊は私たち3人だけでした。

昨年も利用した竹橋から出る夜行バスで有峰口に早朝着きました。折立への路線バスはちょうど19日から本数が減ることもあって、タクシーを予約していました。折立は車で来て登る人が多く、その人たちに抜かれながらのゆっくりとしたペースで登りました。この日は雲が多いものの晴れて、樹林帯を抜け展望が開けると眼下に有峰ダムが見えてきます。薬師岳方面はかなり雲が出ていて、剱、立山も雲の中でした。それでも太郎平小屋に近づいた頃には薬師岳の雲が取れて全体が見えてきました。予定では太郎平小屋に泊まるつもりで、生ビールも飲んでゆっくりしていましたが、小屋の方の話では明日は確実に雨だとのことなので、晴れている今日のうちに歩こうと、薬師岳山荘までがんばりました。薬師岳山荘に着いた時は明日から天気が崩れるとは思えないほど良く晴れていました。薬師岳山荘は13年前に薬師岳から下ってきた時には暗い感じであまり泊まりたいとは思えない小屋でしたが、2010年に新装したとのことで、小屋も綺麗、小屋の周辺の雰囲気も明るく感じが良くなっていました。小屋から南東の展望が良く、鷲羽岳、槍ヶ岳から穂高、黒部五郎、笠の頭がちょこっと見えます。夜、小屋のテレビの天気予報では明日だけでなくその先も悪いとのことで先へ進むかどうかで迷いました。

翌朝はガスでしたが、雨は降っていません。迷っていたので出発が最後になりましたが、予定通り薬師岳に向うことにしました。とても展望など期待できないと思っていたのですが、ちょうど薬師岳の頂上でガスが晴れてきて薬師岳山荘、太郎平小屋から有峰ダムなど昨日登って来た方面の展望が得られました。ここから北薬師岳まではガスの中でしたが、間山の手前ではガスの中のお花畑が綺麗でした。このあたりからガスが晴れてきて赤牛岳の展望がありました。途中で何度も雷鳥を見てゆっくりしたのが悪く、スゴ乗越小屋にあとわずかというあたりで、激しい雨にやられてしまいました。スゴ乗越小屋まですれ違う人はわずかでしたが、五色ヶ原方面から来てスゴ乗越小屋に泊まる人はけっこういました。この日は夜中じゅう断続的に強い雨が降り、屋根をたたく雨音がうるさくて時々目が覚めるくらいでした。

翌日は朝から雨、スゴの頭への登りはきつく感じられました。少し下って越中沢岳への登りも長く、妻や娘は寒くなってきてつらそうでした。雨が降り続いて道が沢みたいに水が流れるところも多く、靴の中まで濡れてしまいました。木道が出て来ると歩きやすくなってほっとするとともに小屋が近いことが感じられ少し安心します。五色ヶ原山荘まで出会った人は3人だけで、山荘に入るとスタッフの人はちょっと意外という風でした。五色ヶ原山荘は建物は大きく、小さい部屋に分かれています。風呂もあり、この日の宿泊は私たち3人だけなのでゆっくり入れました。山荘に着いた頃からようやく雨が上がり、少し山並みも見えて周辺の散策もできました。

翌日は立山室堂に12時半発のバスを予約していたので、思い切りがんばって5時前に山荘を出ました。真っ暗な上にガスで見通しが悪い中、木道を辿っているうちに分岐を見逃してキャンプ場に下ってしまいました。十年以上前に逆方向で歩いたことがあるだけで記憶もすっかり飛んでいました。しかしライトに照らされたガスの中のお花畑も幻想的でした。正しい道に戻ってザラ峠から尾根に出ると西から強風が吹き付けます。獅子岳を越えるとお花畑にそれまでなかったトリカブトとアザミの花が目立ちました。鬼岳東面を過ぎて雪渓を越え、さらに登りをがんばると突然、ガスの中に見覚えのある富山大学の施設が浮かび上がり、早くも「山は終わった」感です。室堂に向うと天気も回復してきて賑やかな観光地に飛び出しました。

 

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【北アルプス】折立から薬師岳、五色ヶ原、室堂へ

                      間山から薬師方面を振り返る

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                   青空が広がり始めた立山

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【上 越】湯檜曽川高倉沢左俣

                      本流15m2段の滝

【日 程】2013年8月4日(日)日帰り
【沢 名】湯檜曽川高倉沢左俣
【メンバ】単独
【天 候】曇り一時小雨後晴れ
【コース】土合駅(9:30)→本流15m2段滝(10:15)→稜線(13:30)→赤沢橋バス停(16:10)
【参 考】上信越の谷105ルート(山と渓谷社)

湯檜曽川高倉沢は2008年9月に右俣を遡行しました。この時、右俣を選んだのはガイドブックにある最上流部の40mスラブが魅力的に思えたのですが、期待はずれでした。今回遡行した左俣のほうが楽しめました。詰めの藪漕ぎも右俣より楽でした。

青春18キップで土合駅へ。国道を湯檜曽方面に向かい、トンネルを出たすぐの所に湯檜曽川に下る踏み跡があります。湯檜曽川を対岸に渡ると、踏み跡と目印があり、辿って行くと高倉沢に導かれます。本流15m2段の滝の上段8mには左にロープが下がっています。シャワーを浴びて登れるのかも知れませんが、寒いので左から巻きました。左俣に入って15m2段ヒョングリ滝は右のブッシュ帯との境目を木の枝も頼りにしながら登りました。中間部が直瀑の10m滝は左手の岩場を登ってから、ブッシュ帯をトラバースして巻きました。水が消えても涸滝が続きますが困難な所はありません。つめの藪漕ぎは直上したくなりますが、ガイドブックどおり早めに左へトラバースする方が早く登山道に出るようです。

登山道へ出てから高倉山と反対方向へ下ります。昭文社の「山と高原地図」には廃道とされていますが、はじめのうちは良く整備された穏やかな下りの道でした。ところが途中から崩壊した所や急斜面や不明瞭な所も出てきます。危険箇所にはビニールで覆われたワイヤーロープが設置されています。その数は100本以上もあったかも知れません。それだけ危険箇所や急斜面が多かったわけで、とても一般登山道にはなりませんが、送電線巡視路として使われているようです。

湯檜曽川近くまで下ると道は左右に分かれ、右手の湯檜曽川下流方面に進むと水上町の水道施設があります。ここから湯檜曽川に下ると、吊り橋が架かっていますが関係者以外立ち入り禁止で渡れないようになっています。湯檜曽川のこのあたりは川幅が広いのですが水深はそれほどでもなく、対岸へ渡渉しました。対岸には国道から車道が分岐して下りてきていました。これを辿って国道に出て赤沢橋バス停に出ました。バス停の付近は湯檜曽公園として整備されており、車で来て水遊びする人たちで賑わっていました。

 

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