「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【北アルプス】扇沢~針ノ木岳~種池山荘~扇沢

2017-09-13 10:47:52 | 山小屋泊

                    針ノ木小屋と針ノ木岳(中央)

【日 程】2017年9月9日(土)夜~9月12日(火)夜行バス2泊
【山 域】北アルプス
【山 名】針ノ木岳、スバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳、新越岳、岩小屋沢岳
【メンバ】本人、妻
【天 候】10日晴れ、11日曇り、12日雨
【コース】
10日:扇沢(6:00)→大沢小屋(7:50)→針ノ木小屋(11:20)蓮華岳途中まで往復後泊
11日:針ノ木小屋(6:30)→針ノ木岳(7:30)→赤沢岳(11:00)→種池山荘(16:00)泊
12日:種池山荘(6:30)→扇沢(10:00)

新宿発扇沢行きの夜行バスを当初は8月17日発で予約したものの、いろいろあって二度も変更して9月9日発になりました。この夜行バスはキャンセル料なしで3回まで変更できるのが有り難いことでした。
針ノ木岳は初めて登る山で、登りに取った針ノ木大雪渓は日本三大雪渓の一つとされていますが、9月に入って一週間も過ぎると随分溶けてしまっていて、ほとんど雪渓の上は歩きませんでした。
一週間前の剱岳登山で訪れたばかりの扇沢から「針ノ木自然歩道」の標識のある登山口に入ります。最初のうち、山道は3回ほど車道に出たり入ったりします。途中の大沢小屋は一週間前に今年の営業を終了して閉じていました。
大沢小屋を過ぎて針ノ木雪渓沿いに入ると、雪渓があったためかニッコウキスゲなど時期はずれと思われる花も綺麗に咲いていました。この日は天気が良くて、青空と白い雪渓と花も多くて気分良く歩けました。
雪渓は大きく割れてしまって上を歩くのは危険になっており、ほとんど登山道歩きになります。雪渓の左から右に渡ると岩場があり、再び左に渡ると最終水場があります。傾斜が急になり、ジグザグの長い登りをこなして針ノ木小屋のある鞍部に着きました。
お昼前に着いたので、荷物を置いて、明日登る針ノ木岳とは逆の蓮華岳方面に散策に行くことにしました。少し登ると小屋からは分からなかった針ノ木岳頂上までの道が全部見えてきました。立山・剱岳もガスに隠れがちでしたが見えてきます。蓮華岳頂上は思ったより遠く、ガスも出てきて寒くなってきたので途中で戻りました。
この日の針ノ木小屋の宿泊者は私たちを含めて7人しかいませんが、前日は70人も泊まったとのことでした。
翌日は曇りでしたが針ノ木岳頂上からは剱岳や立山、眼下には黒部ダムが良く見えます。一週間前の剱岳登山で訪れたばかりのアルペンルートが良く分かりました。
針ノ木岳からスバリ岳への下りは岩がごろごろして歩きにくく慎重になります。このあたりから針ノ木雪渓側はガスで完全に見えなくなりましたが、ガスは稜線でストップして黒部ダム側はずっと見えていました。
針ノ木雪渓側は崩壊も多く、登山道ギリギリまで崩壊しているところも何箇所かありました。赤沢岳の手前では雷鳥が姿を見せてくれました。
鳴沢岳を越えていくと、お花畑になって新越乗越山荘に着きます。綺麗な小屋でスタッフの感じも良く周辺は花も綺麗なところで、泊まりたくなる小屋ですが、翌日の天気予報が悪いので先を急ぎます。岩小屋沢岳を越えて種池山荘に泊まりました。
翌日はひどい雨の中を扇沢に下り、バスで大町駅に出て、電車で帰路に就きました。



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