「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【奥多摩】暑かった三頭山

2005-04-29 22:25:32 | ハイキング

前日、遅くに山へ行くことを決め、それから行き先を考えましたが、このところ暑い日が続いているので手近で標高の高い三頭山を選びました。コースは三頭大滝からの沢沿いの「ブナの路」を行きましたが、明るく開けた沢の上、まだ冬枯れ状態で日陰が無く、直射日光を浴びて暑い登りになってしまいました。山頂からは北へ奥多摩湖に下りましたが、北側の沢筋にはこの暑さでもまだ、雪渓がわずかに残っています。下るにつれ、新緑が鮮やかになり、ミツバツツジも楽しめました。

【日 程】2005年4月29日(みどりの日)日帰り
【山 域】奥多摩
【山 名】三頭山(1,531m)
【メンバ】本人、妻
【天 候】晴れ
【参 考】山と高原地図23奥多摩(昭文社)
【コース】都民の森バス停(9:30)→大滝(10:10)→ムシカリ峠(11:40)→三頭山
(12:00-30)→入小沢ノ峰(13:10)→イヨ山(14:40)→小河内神社バス停(16:05)

武蔵五日市駅からバスで終点の都民の森へ。舗装された道と階段で森林館へと登っていく。植栽されたミツバツツジがちょうど見頃だった。森林館からは山腹を巻く遊歩道を行く。シラネアオイの花が咲いていたが、道から離れているので遠くから見るだけ。道には木材チップが撒いてあり、歩きやすく、木の香りもする。途中にヤマブキの群落があり、咲きそろったら見応えがありそう。大滝には見物のためだけの橋が架けられている。水量は多くなく、傾斜も緩いが、高度差があって見栄えがする。休憩所やベンチがあって朝食がてらゆっくりした。

ここからは沢沿いの「ブナの道」を行く。開けた明るい沢の登りとなって、暑い。道脇の説明板では以前は鬱蒼とした樹林帯であったが、台風による水害で樹林が失われたとのこと。このあたり標高1,200mは超えて下界より気温は低いはず。道沿いにはスミレが多く見られるが、猛毒のハシリドコロも群落をなしており、花をたくさんつけている。前後して歩いていた、6人家族(お父さんが外人の親子3代)の小さい子がぐずって、しゃがみこんでしまう。この暑さじゃ無理もない。それでも何とかなだめて登らせている。自分たちの子連れ時代が思い出された。

ようやくムシカリ峠に着くと風が吹き上がってきて涼しい。ムシカリ峠というのはオオカメノキが多いのだろうか?このあたりはまだ、新緑前の冬枯れ状態に近く、ムシカリの花が咲くのはまだ先のようだ。ここからの登りはわずかで三頭山の頂上へ。私たちが登ってきたコースは比較的人が少なかったが、頂上は大勢の人で賑わっていた。霞んでいるが鷹巣山、日陰名栗の峰、雲取山などを見ることが出来た。冬枯れで日陰はないが、雲が出て日差しが和らいできた。御堂峠に下って東峰に登る。こっちはうってかわって人が少ない。また御堂峠に戻って奥多摩湖への道に入る。

下り始めに見下ろす沢筋にまだ雪が残っていた。この下りはミツバツツジが見られ、下るにつれて新緑がどんどん濃くなっていく。入小沢ノ峰からは金風呂への道を分ける。オツネの泣坂はこのコースで最も急斜面でロープが張ってある。ここで登ってくる二人に出会う。女性の方はかなり年配と見えた。下り切ってほっとしたところで、登ってくる三人と出会う。一人は大きなキスリングをしょった若い人でこんなザックを見るのは久しぶりのこと。下りに入ってから出会ったのは全部で五人だった。

ミツバツツジと新緑を楽しみながら下って行くが、道程は長い。イヨ山あたりからはミツバツツジも散り始める。奥多摩湖がまじかに見え、歩き易い道になる。バイクや車の走行音が聞こえ、ジグザグの下りとなって車道に出る。車道は右に進み、左手を注目しながら行くと、赤い目印があり、そこからガードレールを乗り越える。つるつるした急斜面をロープを頼りに下り、奥多摩湖の浮橋に出て対岸に渡る。観光で来ていた親子がバスの時間を気にして小走りで行く。こちらも急いでバス停に着くと一時間に一本しかないバスが、ぴったりのタイミングで来た。


【奥武蔵】岩根神社のミツバツツジ

2005-04-17 21:35:47 | ハイキング

花見ハイク(または観光ハイク)で埼玉県長瀞町の岩根神社のミツバツツジを見てきました。岩根神社は山の中腹にあり、ミツバツツジの群落も見事でしたが、桜も見頃でした。また、麓の民家の庭のしだれ桜や桃の花など花づくしのハイキングでした。

【日 程】2005年4月17日(日)日帰り
【山 域】奥武蔵
【山 名】金ヶ嶽(373m)
【メンバ】本人、妻、次女
【天 候】晴れ
【参 考】山と高原地図22奥武蔵・秩父(昭文社)
【コース】野上駅(10:00)→岩根神社→植平峠→金ヶ嶽(春日神社)→喫茶店休憩(14:20-50)→法善寺→長瀞石畳→長瀞駅(16:40)

野上駅を右に出て踏切を渡り、真っ直ぐ進んで長瀞ライン下りの舟を眺めながら高砂橋を渡る。道の右側にある長瀞元気プラザの人から宣伝のちらしを渡される。埼玉県に住む人は一泊二食で2千500円とは安い。突き当たりを左折する。きれいに飾った喫茶店があり、妻は帰りに寄ってみたいねという。民家の見事な枝垂れ桜に思わず立ち止まったり、綺麗な花々に見とれながら行く。

桜と桃の花の咲く民家の脇の道を右へ入って登りになる。やがて、車道に出たところも桜とミツバツツジが綺麗だ。この車道は岩根神社への車が行き交い、狭くて歩く人も多くて危ない。しかもかなり歩きでがある。所々、ミツバツツジが見られるようになり、やがてツツジ園の下の入り口へ。ここで入園料を徴収している。一人、500円は少々高いと思った。

しかし、ミツバツツジの大群落はなかなかのもの。どれも巨木でツツジのトンネルの中を歩く。樹齢百年を越す千株もの大群落とのことである。岩根神社はいったんツツジ園から出て車道を渡る。神社にお参りしてから、日陰を探して座り、満開の桜とミツバツツジを眺めながらお昼にする。眠くなるような陽気でゆっくりすごした。

岩根神社を後にして、車道を登って行く。右に舗装されてない林道が別れ、そちらに入ると林道の終点から山道になる。さっきまでの喧騒は消え、行き交う人もない静寂へ。花は無くても静かな山道は何かほっとするものがある。春日神社への道を取る。途中で30人ほどの新ハイキングの人たちとすれ違う。

やがて春日神社の裏に出る。脇の小高い所を登って見ると、木の幹にテープを巻いて金ヶ嶽373mと書いてある。ちょっと拍子抜けする山頂である。さらに下って行くと、どこで別れ道を見落としたか、藪っぽい道になってしまった。水の無い沢状を下り、それでもすぐに正しい道に合流した。なだらかな道を下って行くと、春日神社の鳥居があって車道に出る。左に行けば枝垂れ桜の見られる法善寺だが、いったん右に行き、気になっていた喫茶店に入る。すてきな喫茶店でゆっくりした。

今度は法善寺に向かう。境内の枝垂桜は大きく立派なものだが、残念ながらほとんど散ってしまっていた。しかし雨情桜などほかの花々が美しかった。野上駅に向かって行き、高砂橋を渡ってから桜並木を長瀞へ向かう。桜は散りかけていて、風が吹くと激しい花吹雪になる。長瀞石畳を見物してから長瀞駅へ。駅前の枝垂れ桜も満開で花づくしの一日でした。



nifty「山のフォーラム」終了

2005-04-08 22:22:18 | ご挨拶
プロバイダーの@niftyにはパソコン通信時代から続いているフォーラムがあります。フォーラムというのは掲示板の集合で、たとえば私が参加していた「山のフォーラム」は北海道、東北といった地域別や岩、沢、山スキーといった形態別、そのほかフリートーク、事故と安全、技術・道具などの掲示板があるというものです。その「山のフォーラム」が終了してしまうので、がっかりしています。しかも、終了が突然のことで、お知らせがあってから4日で掲示板リードオンリー(書き込みできない)となり、一週間でサービス終了という慌ただしさでした。その後、サービス終了は一か月延びて4月末に変更となりましたが、書き込みができなくては終わったも同然です。
フォーラムは@niftyから委託?されたシスオペという管理人の方が面倒を見ているのですが、実はかなり前からシスオペさんの影が薄くなり(書き込みが無くなり)、終了に際してもシスオペさんから一言の説明もなくフォーラム@nifty事務局の事務的なお知らせのみでした。
山のフォーラムはWEB化する前から長い歴史があり、終了のお知らせがあったあと、ROMになってしまっていた古い仲間からの書き込みもあったのに、十分に名残を惜しむ間もない異常な終わり方はとても残念でした。私自身も終了のお知らせのあった時期に出かけていたため、危うくサヨナラの挨拶もできないところでした。あとでWEBを検索してみると、書き込みができなくなってから気づいた方もいらっしゃるようです。また、「山のフォーラム」に参加していた何人かは「山のフォーラム」が無くなってはniftyと契約している意味がないと退会を宣言してしまいました。
面倒くさくてホームページを作る気はなく、「山のフォーラム」というコミュニティーを失ってしばらく呆然としていましたが、情報を発信する手段を確保するため、簡単と聞いたブログを始めてみることにしました。失った「山のフォーラム」に匹敵する交流ができるのでしょうか?
goo ブログにしたのは作り方の説明がわかりやすかったからです。これからは、ここに山行報告を書き込んでいくつもりです。山へ行くのは月に1~2回ですが、過去の記録もアップしていこうかと思っています。