「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【北海道】道東・雌阿寒岳

2014-09-26 20:23:26 | ハイキング

                        阿寒富士と噴煙と青沼

【日 程】2014年9月26日(金)阿寒湖温泉から日帰り
【山 域】北海道東部
【山 名】雌阿寒岳
【メンバ】本人、妻
【天 候】曇り後晴れ
【参 考】山と高原地図1利尻・羅臼・斜里・阿寒(昭文社)
【コース】雌阿寒温泉(7:20)→雌阿寒岳(10:30)→オンネトー湖畔(13:40)→雌阿寒温泉(15:00)

前日25日は雨の予報でしたが、まだ降りだす前に糠平温泉の宿の近くにある「ひがし大雪自然館」や「上士幌町鉄道資料館」を見学したり鉄道跡の散策などをしました。23日には層雲峡から移動して来る途中で糠平湖に浮かぶタウシュベツ川橋梁も見ていたので、廃線となった旧国鉄士幌線の橋梁が今では観光資源になっていることに複雑な気持ちでした。その後、移動する途中に雨が降り出し、足寄の2箇所の道の駅に寄りながら阿寒湖温泉に着いて泊まりました。
翌日は好天の予報で朝早くに車で出て、雌阿寒岳を目指しました。雌阿寒温泉近くの駐車場に車をとめて登り始めますが、天気の回復が遅れていて、二合目でガスの中に入り込みました。三合目を過ぎて早くも上から下ってくる人に出会いましたが、頂上はすごい強風と言われました。ガスの中を歩いていき、ふと振り返った時、登山道をキツネが横切るのを見ました。
五合目で強風を感じたので、防寒具と雨具を着込み、万全の態勢で進みます。そのうち、追い越していった道内から来た単独行の女性が、こんな天気の中登ってもつまらないからと戻ってきました。私たちは天候回復を信じ、あせらずじっくり登っていくことにしました。
七合目を過ぎてからガスが晴れて青空が覗き、歓声を上げましたが一時的なものでした。とうとう頂上についてもガスは晴れず、がっかりしてオンネトー方面に下り出した時に、ようやく完全とはいかないまでもガスが晴れてくれました。阿寒富士が姿を現し、真下にはまん丸な青沼が見え、その向こうに激しい噴煙が上がっているのがわかります。そして反対側は阿寒湖までも見えてきました。
雌阿寒岳は登り口に「火口の噴気活動が活発です。有毒ガスには十分注意」と看板があり、途中ではきのこ型の観測器みたいなものも目に付きます。ガスが晴れて噴気活動がはっきりすると、良く登山禁止にならないものだと感じるくらいでした。そう感じたばかりだったので、翌日の御嶽山噴火のニュースは本当に衝撃でした。
さて、下るにつれてどんどん青空が広がり、もう少し出発を遅らせていればと悔やまれました。オンネトーを見下ろす道を下って、樹林帯に入ると何度かエゾシマリスを見ましたが、写真を撮る余裕をくれずに姿を消します。オンネトー湖畔に下り、キャンプ場に入り、湖畔の道を行くと雌阿寒温泉に向かう分岐があり、駐車場に戻りました。
宿に戻り、阿寒湖遊覧船の最終便に乗って湖上から雄阿寒岳と登ってきたばかりの雌阿寒岳を眺めました。また、遊覧とセットになっているマリモ展示観察センターを見ましたが、NHKスペシャルでマリモを取り上げた番組を見たばかりだったので、とても興味深く見学しました。また、アイヌコタンでアイヌの生活や文化の展示があったので興味深く見ました。アイヌシアターも見るつもりでしたが、夜遅い開催を宿で待っているうちに疲れが出て眠ってしまい見損ないました。

 

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【北海道】東大雪・白雲山

2014-09-24 22:53:01 | ハイキング

                      然別湖を見下ろす山頂

【日 程】2014年9月24日(水)糠平温泉から日帰り
【山 域】東大雪
【山 名】白雲山
【メンバ】本人、妻
【天 候】晴れ後曇り
【参 考】新・分県登山ガイド0北海道の山
【コース】登山口(11:00)→白雲山(12:40-13:30)→然別湖畔分岐(14:30)→登山口(15:00)

北海道旅行6日目となってさすがに山歩きもお休みしたくなりました。雨が降る日は移動日にして休憩できると思っていたのですが、この日も朝のうちは晴れました。ほんの軽い山にしようと言うことで然別湖畔にある白雲山を選びました。また、周辺にガソリンスタンドが少なくて心配になったので、然別湖に直接行かず、上士幌町経由で南側から回り込み、扇が原展望台や千畳くずれ見てから登山口に着きました。
登山口では駐車が多いので、この山に入っている人が多いのかなと思いましたが、釣り船の発着場があり、釣り人の車が多かったようです。スタートが遅かったためか、登山中に出会った人はいませんでした。登り始めは青空だったのですが、そのうちにすっかり曇ってしまいました。頂上付近は大岩が重なって登山道が少し分かりにくいです。また、頂上に羽虫が大発生していたので、少し下ったところで昼食休憩としました。然別湖を眺めながら一時間ほどもゆっくりしました。
この山にはナキウサギが生息しているとのことですが、残念ながら出会いはありませんでした。下りは笹原の急斜面が続き、足元が良く見えないので踏み外しに注意が必要です。天望山とのコルで天望山への登山道を分け、下っていくと湖畔に東雲湖方面の分岐があります。登山口への分岐を取り、湖畔の道を戻りました。

 

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【北海道】北大雪・武華山

2014-09-23 22:59:02 | ハイキング

                        ライオン岩付近の紅葉

【日 程】2014年9月23日(秋分の日)日帰り(層雲峡温泉発、糠平温泉泊)
【山 域】北大雪
【山 名】武華山
【メンバ】本人、妻
【天 候】晴れ時々曇り
【参 考】新・分県登山ガイド0北海道の山
【コース】登山口(8:40)→コース分岐(9:00)→武華山(11:50)→ライオン岩(13:00)→登山口(14:40)

北海道旅行5日目は連日の山歩きでだいぶ疲れてきました。そこで、層雲峡温泉から比較的近く、歩行時間も少ない武華山を選びました。大雪山黒岳の中腹から振り返ればニセイカウシュッペの右に屏風岳、武利岳とともに見える山です。地元では隣の武利岳とあわせて、武利・武華とまとめて呼んでいるとのことです。
層雲峡の双瀑台に寄って流星・銀河の滝を見物してから、武華山に向いました。国道39号を北見方面に向かい、石北峠を越えて下っていくと左手にある林道に「武華岳登山道入口」という大きな看板が目に入ります。地形図とガイドブックの表記は「武華山」ですが、現地での表記はすべて「武華岳」となっていました。すれ違う余裕がほとんど無い砂利道の林道ですが、行き止まりの道なのでこの時刻に戻ってくる車はありません。途中に分岐が一つあり、終点に駐車スペースがありますが、予想外に10台以上の車が停まっていました。紅葉の時期の休日で好天の予報だったので、いつもより登る人が多かったようです。
武華山のルートは登山口から少し歩くと二手に分かれます。一方はまっすぐイトムカ川左岸を進む東尾根コースで、もう一方はイトムカ川を渡って右岸を行くライオン岩コースです。ガイドブックはライオン岩コースを登って東尾根コースを下るルートを紹介していましたが、地元の方は東尾根コースの登りを薦めます。実際、ほとんどの方が東尾根コースを登っていました。この日のように登山者が多いときは逆コースはすれ違いが多くて面倒かも知れません。
登り始めは特徴のあるライオン岩がすぐに分かりますが、あとはどこが武華山のピークか分からないようななだらかな稜線が広がっています。やがて急登をこなした登りついた1,574mのピークあたりから見る紅葉が綺麗でした。反対側に見える形の良い山は北見富士というのだと北見の方が教えてくれました。この先はハイマツ帯に入っていきます。北アルプスのハイマツよりだいぶ丈が高くてあまり見通しが利きません。このハイマツ帯を進んでいる時に足元を鼠のような動物がさっと横切って行きました。あとで考えると「ナキウサギ」だったのかも知れません。
稜線に出て岩の上に出ると展望が大きく広がっていました。大雪山には雲がかかっていましたが、白い雪を被っているのが分かりました。その左手はトムラウシ、さらに左の顕著な頂はニペソツと地元の方が教えてくれました。ニペソツは良い山、3番目くらいに好きな山と言う方がいたので、一番好きな山を聞いてみると芦別岳の旧道とのことでした。そうですかと聞いているだけでしたが、後で調べてみるとどちらも岩場の多い鋭い山のようでした。
頂上に向かって進むと、途中に分岐があります。武利岳への道で、武利岳も形の良い登りたくなる山でした。武華山の頂上で皆さん昼食休憩をとります。昼食休憩の後、なだらかで気持ちの良い稜線を前方に見えるライオン岩へ向かいます。登山道からライオン岩に上がる踏み跡があって登って展望を楽しみます。ライオン岩からは登山口に下る道となりますが、東尾根コースよりも急で、ガイドブックがこちらを登りと紹介したのも分かります。
林道終点に戻ると数台の車しか残っていませんでした。来た道を大雪湖まで戻って今日の宿の糠平温泉に向かいました。

 

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【北海道】大雪高原温泉沼めぐり

2014-09-22 22:34:15 | ハイキング

                          エゾ沼の紅葉

【日 程】2014年9月22日(月)層雲峡温泉から日帰り
【山 域】大雪山
【メンバ】本人、妻
【天 候】曇り時々雨
【参 考】山と高原地図3大雪山(昭文社)
【コース】コース入口(10:40)→緑沼(12:10)→大学沼(13:30)→コース入口(15:00)

大雪山東側の紅葉の名所として銀泉台と大雪高原温泉があります。紅葉の時期はどちらもマイカー規制になり、シャトルバス(運賃500円)が運行されます。銀泉台の方が早く規制に入り、遅れて高原温泉の規制が始まります。この日は銀泉台の規制がそろそろ終わりで、高原温泉の規制は始まったばかりでした。と言うことは銀泉台の紅葉は盛りを過ぎたと考えられます。そこで、高原温泉に向うことにしました。なお、シャトルバスの発着は同じ駐車場なので、両方の規制が重なる日は、高原温泉と銀泉台をつなぐ縦走に使えます。
この日は前日の好天が続かず、晴れ、曇り、激しい雨とめまぐるしく不安定な天気になってしまいました。シャトルバスで高原温泉に9時前に着いて緑岳に登ろうと歩き出したとたんに雨が降り出し、戻って大雪高原山荘(温泉宿)で雨宿りしました。雨は激しくやみそうにもないので、今日は温泉に入ってのんびりしようと思いましたが、入れるのは10時半からとのことで、それまで休憩室で休ませて頂けることになりました。ところが、ちょうどその時刻に雨が止んで青空が広がりました。同じような人が数名いたのですが、宿の人の「せっかく晴れてたので先に歩かれた方がいいんじゃないですか」の言葉に甘えて出て行きました。
時刻が遅くなったので緑岳に登るのはやめて、沼めぐりに切り替えました。「ヒグマ情報センター」の建物の中に入ってヒグマに関する注意などの話を聞いてから別のドアを開けるとそこが出発点です。沼めぐりは遊歩道のような感じで歩けるのかと思いましたが、まったく山道でした。緩やかな登りですが、雨が降ったばかりなので、(降らなくても?)道はぐちゃぐちゃで気を付けないと泥沼にずぶずぶと入ってしまいます。「情報センター」では長靴を貸し出していた(有料)のですが、歩いてみるとやっぱり長靴が一番のようです。
最初の沼は「土俵沼」ですが、その手前あたりから綺麗な紅葉が見られるようになりました。続いて「バショウ沼」「滝見沼」「緑沼」とますます綺麗な紅葉が見られます。「緑沼」は広い休み場所があって、学校行事なのか小学生の一団が来ていて賑やかに記念写真を撮っていました。さらに「湯ノ沼」「鴨沼」「エゾ沼」「式部沼」「大学沼」と続き、素晴らしい紅葉に見とれて時間が取られてしまいます。
「大学沼」から先は「ヒグマ出没」のため立ち入り禁止で、さらに一時半になって監視員の方から時間制限があるのですぐに引き返すように指導がありました。監視員の方と共に下り始めると、まだ、「大学沼」に向って来る人も引き返すように指導されていました。「大学沼」でお昼を食べる暇が無かったので「緑沼」に戻った所でお昼を食べていると、また、そろそろ下ってくださいと指導を頂きます。コース入口の少し前で雷が鳴り出し雨が降ってきたので、結果的には早く下って助かりました。
温泉に入る時間が無くなったので、申し訳なかったのですが土産物を買っただけで、シャトルバスに乗り込みました。

 

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【北海道】大雪山黒岳から北海岳往復

2014-09-21 23:42:37 | ハイキング

              黒岳石室付近から見る北海岳(中央右寄の白いピーク)

【日 程】2014年9月21日(日)日帰り(旭岳温泉発、層雲峡温泉泊)
【山 域】大雪山
【山 名】黒岳、北海岳
【メンバ】本人、妻
【天 候】快晴
【参 考】山と高原地図3大雪山(昭文社)
【コース】リフト上(8:30)→黒岳(10:00)→黒岳石室(10:50)→北海岳(12:50)→黒岳(15:15)→リフト上(16:40)

前日は天気が悪くて旭岳に登れず、裾合平を歩きました。21日は北海道全体が良い天気との予報なので再度、旭岳を目指す選択もありましたが、いろいろな所を見てみたいという気持ちがあったので、層雲峡に向うことにしました。旭岳温泉から層雲峡へは縦走もできるくらいなので、直線距離は近いのですが車で行くとなると大回りになり、1時間20分かかりました。
前日とは打って変わって最高の天気で、ロープウエイからリフトに乗り継ぐとあたりの紅葉が青空に映えて素晴らしく、リフトの下にはリンドウの花が咲いていました。リフト終点からの展望はニセイカウシュッペが中央に大きく、屏風岳、武利岳、武華山などが広く見渡せ、登る途中でも所々で同じ展望が見られます。黒岳までの登りは大石がごろごろあって登りにくいのですが、この日はさらに雪が溶けた水が道を濡らし、石の上も濡れた泥で汚れて滑りやすくなっていました。登り始めは日差しが強くて暑くて汗をかきましたが気温自体は低く、黒岳頂上直下の日陰になった急な登りが一部凍結していてスリップしやすくなっていました。
広い頂上に出ると、さすが北海道の大雪山と言いたくなる雄大な景色が広がっています。青い空の下に白い雪を被った頂はヒマラヤの峰のような雰囲気がありました。黒岳石室に下っていくと所々、雪の上を歩くようになります。黒岳石室は北鎮岳方面と北海岳方面の分岐になっています。石室の人に様子を尋ねると北鎮岳も北海岳も道の状況は同じだが北海岳のほうが時間がかからないとのことで、北海岳を目指すことにしました。
北海岳へは途中に赤石川という沢を渡ります。飛び石伝いで注意が要りますがここからの景色が綺麗でした。登って行くにつれ雪が多くなり、踏み抜かれた跡を見ると膝ぐらいまで積もっている所もありました。幸いこの日は雪が締まって踏み抜くことはありませんでした。また、急な斜面の一部は凍結して滑りやすくなっていました。最後に長く続くなだらかな斜面を登って頂上に着きました。
頂上は、展望が素晴らしくてゆっくりしたいところですが、風が強くとても寒く感じました。その上、ロープウエイの制限時間が気になっているので、記念写真を撮り、昼食を食べるとすぐに下りにかかります。天気が良かったので、行きと帰りでは雪もずいぶん溶けて減ったように感じました。黒岳石室に戻って御礼を言い、黒岳に登り返します。この登りの途中にエゾシマリスが目の前に飛び出してきて綺麗な可愛い姿に感激しました。
黒岳からの下りは足元が悪くて時間がかかり、ロープウエイの展望台で夕暮れの展望を楽しむと最終便の一つ前になりました。

 

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【北海道】大雪山旭岳7合目までと裾合平

2014-09-20 23:16:47 | ハイキング

                         裾合平付近の紅葉

【日 程】2014年9月20日(土)旭岳温泉から日帰り
【山 域】大雪山
【山 名】旭岳周辺
【メンバ】本人、妻
【天 候】曇り(ガスと強風)
【参 考】山と高原地図3大雪山(昭文社)
【コース】ロープウエイ上駅(7:20)→旭岳7合目(8:40)→ロープウエイ上駅(休憩後10:50)→裾合平(12:45)→当麻乗越手前往復→ロープウエイ上駅(16:00)

9月19日からの10日間の北海道旅行は大雪山旭岳の紅葉が素晴らしいとの報道があったので、まずは旭岳温泉を目指しました。
19日の天気は晴れていたかと思うと、日差しがあるのに土砂降りになったりと不安定でした。大雪山は16日に初冠雪があった後、この日も含めて天気の悪い日が続き、積雪が増えたようでした。19日は旭岳温泉に泊まり、20日にロープウエイ利用で旭岳を目指しました。なお、20日も旭岳温泉に連泊しました。
ロープウエイを降りて左回りコースで姿見の池に行きます。このあたりでは天気が回復に向いそうにも思えましたが、7合目手前から風が強まり、積雪が出てきて足元が悪く、バランスを崩すほどの強風になったので7合目で引き返しました。この日は多くの方が旭岳を目指していましたが、ほとんどの方が途中で引き返したようでした。
戻りはルートを変えて池を巡るコースで中腹の紅葉を楽しみながら、いったんロープウエイ駅まで引き返して休憩しましたが、天気の回復を期待して、中腹を回るコースで裾合平を目指して出直しました。山頂あたりはガスがかかったままで、時々小雨もありましたが中腹は風が無くて穏やかでした。道ははじめのうちは問題なかったのですが、裾合平に近づくとぬかるみや水溜りが多くなりました。ロープウエイ上駅では長靴も貸し出していましたが、登山靴に雨具とスパッツで何とかなりました。
裾合平は裾合平と記された道標はありませんでしたが、中岳、間宮岳方面と沼の平、愛山渓方面の分岐を示す道標があります。ここから中岳、間宮岳方面に向う方もいましたが、私たちは沼の平、愛山渓方面に進みました。少し進むとまるで庭園みたいに岩と池塘と紅葉が綺麗な場所がありました。(写真)ただしそのあたりの道は水溜りとなっていてとても歩きにくかったです。当麻乗越まで行くと沼の平の景色が見下ろせると聞いたのですが、戻る時間が心配になり途中で引き返すことにしました。
裾合平に戻ると中岳、間宮岳方面から戻ってきた人に会いました。直接聞きませんでしたが、途中にチングルマの大群落地があってこの時季は紅葉が素晴らしいようで、そこだけ見て戻ったようです。
ロープウエイに戻る途中、3時ごろに青空ものぞいて、旭岳と北鎮岳が並んで頂上を見せてくれましたが、一時的な回復で逆にそのあとに雨が降ってきたりもしました。最後に再び姿見の池に向かい噴気孔も見物しましたが、すごい勢いで蒸気が噴出しているのを見て、マグマの計り知れないエネルギーを感じました。
その一週間後に御嶽山の惨事が起ころうとは知る由もなく・・・。

 

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【北海道】10日間の北海道旅行と登山の概要

2014-09-19 23:54:41 | お知らせ

              大雪山系黒岳から北鎮岳、凌雲岳の展望

9月19日~29日まで妻と二人で10日間の北海道旅行と登山を楽しみました。
成田空港~新千歳空港はLCCを利用、新千歳空港でレンタカーを借りました。
下調べ不足で宿も前日に予約しながら足の向くまま移動して行きました。
20日は時々小雨、16日に初冠雪があった旭岳頂上付近は強風で積雪があり、7合目で撤退、雪の無い裾合平コースを歩きました。
21日は一番の好天で黒岳から北海岳へスノーハイクを楽しみました。
22日の大雪高原温泉沼めぐりではちょうど盛りの紅葉が楽しめました。
23日の北大雪・武華山は地元の人に人気で穏やかな山でした。
24日は然別湖畔にある好展望の白雲山に登りました。
25日は一日雨で歩かず、車による移動だけでした。
26日は雌阿寒岳に登って活発な火山活動を見たばかりで、翌日、御嶽山噴火のニュースは衝撃でした。
27日は釧路湿原のいくつかの展望台を訪れました。
28日は釧路湿原の細岡大観望に寄ったあと夕張に移動しました。
はじめの21日、22日に雪上歩きなどで妻の膝に疲れが溜まり、後半は歩行時間の短いコースばかりでしたが、19日、25日、29日を除きすべて歩きました。

9月19日:成田空港~新千歳空港~旭岳温泉
9月20日:旭岳温泉滞在(旭岳7合目までと裾合平)
9月21日:旭岳温泉~層雲峡(黒岳から北海岳往復)
9月22日:層雲峡滞在(大雪高原温泉沼めぐり)
9月23日:層雲峡~糠平温泉(武華山)
9月24日:糠平温泉滞在(白雲山)
9月25日:糠平温泉~阿寒湖
9月26日:阿寒湖滞在(雌阿寒岳)
9月27日:阿寒湖~釧路湿原塘路(湿原展望台)
9月28日:釧路湿原塘路~夕張(湿原展望台)
9月29日:夕張~新千歳空港~成田空港

 

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【丹 沢】西丹沢~1,119mP~畦ヶ丸~白石峠~西丹沢

2014-09-16 20:51:25 | 道不明瞭

                    1,119mピーク付近から見る畦ヶ丸

【日 程】2014年9月16日(火)日帰り
【山 域】丹沢
【山 名】畦ヶ丸、モロクボ沢ノ頭、バン木ノ頭、水晶沢ノ頭
【メンバ】単独
【天 候】晴れのち曇り
【参 考】山と高原地図28丹沢(昭文社)
【コース】西丹沢バス停(8:30)→1,033mピーク(10:00)→畦ヶ丸(11:40)→バン木ノ頭(12:30)→白石峠(14:00)→西丹沢バス停(16:05)

西丹沢バス停から畦ヶ丸への登山道を進み、西沢の対岸に渡ってすぐに西沢左岸の尾根に取り付き、849mピーク、1,033mピーク、1,119mピークを経由して善六ノタワで登山道に戻ります。その後は登山道を畦ヶ丸、モロクボ沢ノ頭、バン木ノ頭、水晶沢ノ頭と歩いて白石峠から西丹沢バス停に戻りました。
西沢左岸の尾根への取り付きは木の根を手掛かりにするような急登でした。登りついたピークからは赤テープなどの目印が見られるようになります。また所々痩せ尾根もありますが、アップダウンは少なく、1,033mピークまではほぼ登り一方です。1,119mピークあたりは植生保護柵が設置されていましたが、柵が切れた場所があり、そこは木も草も生えておらず赤茶けた土が剥き出しでその下は崖になっていました。ここから畦ヶ丸の姿が良く見えました。(写真)
1,119mピークからはそれまで稼いだ高度がもったいなく思える下りで善六ノタワに着きます。ここから畦ヶ丸頂上へは梯子や階段状のきつい登りがあります。頂上のすぐ先の畦ヶ丸避難小屋にはトイレがあり、部屋には大きなストーブもあって、毛布も少し置いてあります。避難小屋からモロクボ沢ノ頭への分岐を取り、モロクボ沢ノ頭では城ヶ尾峠の分岐を分けて白石峠に向います。白石峠まで丈の高い笹が多く、展望はほとんどなく、最近通った人がいないようで蜘蛛の巣が多くて閉口しました。バン木ノ頭から横浜市野外活動センターへの分岐は明瞭でした。コース中出会った登山者は善六ノタワから畦ヶ丸の間の6名だけで静かな山行でした。

 

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【高尾・陣馬】夕刻の高尾山

2014-09-13 23:38:06 | ハイキング

                 夕刻の高尾山頂から町並みの展望

【日 程】2014年9月13日(土)日帰り
【山 域】高尾・陣馬
【山 名】高尾山
【メンバ】本人、妻
【天 候】晴れのち曇り
【参 考】山と高原地図27高尾・陣馬(昭文社)
【コース】高尾山登山口(15:00)→高尾山(16:40)→高尾山登山口(18:40)

午後から出発して高尾山に登りました。
今回のように遅い時刻に高尾山に登るのは初めてでした。コースははじめ沢沿いの6号路を取り、途中から稲荷山コースに出て山頂に登りました。
夕刻の高尾山頂は、昼間に比べれば閑散とした感じですが、広い山頂に常に20人前後はいるようでした。雲が多くなって、富士山と丹沢方面は展望がありませんでしたが、夕日を受ける東京の町並みがきれいでした。(写真)
売店もやっていて、ビールとおつまみを買って少しゆっくりしましたが午後5時を過ぎると売店も店じまいを始めました。
下りは吊橋を通る4号路を取りました。この時刻になってもまだすれ違う人がいます。この時期の高尾山はケーブルの上駅の近くでビアガーデンが開かれていて、それを目当てに来る若い人が多いようです。この日のビアガーデンは満席で、整理券が発行され、時間待ちでちょっと歩こうという人もいるようです。
最後は真っ暗な中、ライトを点けて高尾病院への道を下りましたが、他に下る人はいませんでした。ほとんどの人がケーブルで下り、舗装された参道を下る人も少しはいるようです。

 

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【丹 沢】箒沢公園橋~926mP~檜洞丸~犬越路~西丹沢

2014-09-12 23:40:00 | 道不明瞭

               大室山方面の展望(檜洞丸~犬越路の途中)

【日 程】2014年9月12日(金)日帰り
【山 域】丹沢
【山 名】ヤブ沢ノ頭、石棚山、テシロノ頭、檜洞丸
【メンバ】単独
【天 候】晴れのち曇り
【参 考】山と高原地図28丹沢(昭文社)
【コース】箒沢公園橋バス停(8:20)→926mピーク(10:00)→石棚山(11:20)→檜洞丸(12:30)→犬越路(14:30)→西丹沢バス停(16:05)

箒沢公園橋バス停から中川川にかかる橋を渡ってキャンプ場の横を過ぎ、少し行くと登山道は板小屋沢を渡り返しますが、その手前で左岸の尾根に取り付いて登って行き、926mピークに至ります。この926mピークは昨年11月に中川温泉から762mピーク、956mピークを経由して訪れた所で、その時は雪があったので緑濃い今とはだいぶ雰囲気が違っていますが、広々して特徴的なのですぐに分かりました。
ここから緩やかな尾根を行き、左に方向を変えると板小屋沢源頭の痩せ尾根になりますが、両側切れ落ちており、登山道ではないのでロープ等の設置は一切無いので注意が必要です。そのあと急斜面の登りをこなして1,210mピークで一般登山道に合流します。あとは登山道を石棚山、檜洞丸、犬越路と歩いて西丹沢バス停に下りました。
石棚山の先では植生保護柵の設置工事と思われる作業が行われており、ここまで登ってきて作業するのは大変だなぁと思っていると、その先に作業者の宿泊用テントが設置されていました。作業は犬越路の避難小屋あたりでも行われており、登山道のあちこちに工事用の資材が置かれており、規模が大きいと思いました。テシロノ頭から先でマルバダケブキが花は終わっていましたが大群落を作っており、檜洞丸の頂上から犬越路にかけてシロヨメナの大群落が花盛りでした。また、トリカブトの花も多く、鹿が食べない植物だけが残ってしまったようです。
檜洞丸から犬越路への道は鎖や梯子が多く、丹沢の一般登山道では一番多いほうかと思いました。コース中出会った登山者は6名と静かな山行で、9月中旬にしては涼しく歩けました。

 

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【奥日光】切込湖・刈込湖と金精山

2014-09-03 21:37:58 | ハイキング

               刈込湖付近で見られるヒカリゴケ

【日 程】2014年9月2日~3日(木)奥日光湯元温泉1泊
【山 域】奥日光
【山 名】金精山
【メンバ】本人、妻
【天 候】曇り
【参 考】山と高原地図13日光(昭文社)
【コース】
2日:光徳牧場(11:00)→涸沼(12:30)→刈込湖(14:00)→湯元温泉(15:40)
3日:湯元温泉(9:20)→国境平(12:15)→金精山(12:45)→金精トンネル(14:30)→湯元温泉(15:50)

このところ集中豪雨による大きな災害も起きるなど不安定な天候が続き、8月末にかけても毎日のようにぐずついた天気で、まるで梅雨のようでした。数日前の天気予報では良さそうだったので計画した9月2日~3日も予報が悪いほうに変わってしまいました。
9月2日は日光に着くまでは良い天気でしたが、男体山などの山頂は雲に覆われていました。光徳牧場からは急な階段状の登りがありますが、日差しが少ないため涼しく歩けました。開けた涸沼に出たとき、ちょうど太陽も出て雰囲気も良く、昼食休憩としました。ところが天気が回復したのはこの時だけで、その後は青空もほとんど見られなくなりました。
「日光自然博物館」のブログに切込湖から刈込湖への湖岸の道で「ヒカリゴケ」が見られると書いてあったので、岩陰などの穴が開いている所を注意していると何箇所かで観察することができました(写真)。湯元温泉から光徳牧場へ向う人はけっこういたのですが、私たちのように逆コースはほとんどいないようでした。湯元温泉では予約しておいた激安の「おおるり山荘」に宿泊しました。この日は17時ごろには雨になりました。

翌日の朝は予報と違って、晴れて日差しが強く、登山日和になるかと思いました。中ッ曽根コースから五色山を目指しましたが、以前と比べて登山道が荒れているように感じました。最近は車利用の菅沼コースが中心でこちらはあまり使われなくなっているのかも知れません。
稜線に出る頃には山はすっかり雲に覆われて展望が全く無くなってしまいました。展望も無く道も悪くて時間がかかったので国境平から五色山には向わず、金精山に向かうことにしました。金精山から金精峠に下る道はロープや梯子の多い道で、金精峠から金精トンネル手前の登山口に下る道も階段状の急斜面です。登山口から以前は金精沢沿いの林道に下る道があったのですが、今は湯元温泉まで長い車道歩きになってしまいました。

 

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