「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【大菩薩周辺】小金沢山、大菩薩嶺

2015-12-12 23:15:38 | ハイキング

                  天狗棚山(右)と熊沢山(左)

【日 程】2015年12月12日(土)日帰り
【山 域】大菩薩周辺
【山 名】小金沢山、大菩薩嶺
【メンバ】単独
【天 候】曇り一時雪のち晴れ
【コース】小屋平バス停(9:00)→石丸峠(10:00)→小金沢山(11:00)→石丸峠(12:20)→大菩薩峠(13:00)→大菩薩嶺(13:50)→上日川峠(15:00)
【参 考】山と高原地図24大菩薩嶺(昭文社)
【切 符】青春18切符

甲斐大和駅から栄和交通バスで小屋平バス停で下車、石丸峠から小金沢山を往復したのち大菩薩嶺に登って唐松尾根を下りました。歩き出しは雪がちらついてきましたが、午後から晴れました。
大菩薩嶺に登ったのは32年ぶり3回目で、以前のアプローチは塩山駅から裂石へのバスでしたが、甲斐大和駅から上日川峠へのバスの便ができてから初めて利用しました。なお翌13日(日曜日)までで今年のバス運行は終了なので、冬の青春18切符が使えてこのバスに乗れるのはこの日と翌日のみでした。
バスは補助席も使ってほぼ満席でした。バスは自由乗降なので、バス停ではない場所でもあらかじめ運転手に伝えて下車する人がいました。ただし、この日のように補助席まで満席の時には、途中下車する場合は最後に乗るようにした方が良いと思いました。私は終点一つ手前の小屋平下車でしたが、小屋平では下車する人も多かったので迷惑かけずにすみました。
天気は予報と違って芳しくなく、歩き出しには雪が降って来る有り様でした。雪はすぐ止んで少し日が差すこともありましたが、午前中は曇っていました。石丸峠あたりは展望が良く歩きやすい道ですが、小金沢山への登りにかかると樹林帯に入り、足元は木の根や岩が多くて歩きにくく、目印は多いもののやや分かりにくくなります。小金沢山に着いても天気は回復せず、展望はありませんでしたが、石丸峠に戻る途中、樹林帯から出た時には青空が広がっており、行きとは全然違って伸びやかな雰囲気になりました。(写真)
熊沢山を越えて大菩薩峠を過ぎ、雷岩までは展望が良く富士山や南アルプスも見えます。陽だまりで気持ち良く、景色を見ながら休憩するのに適した所が多くて、この時期でも人が多いのは当然でしょう。雷岩から大菩薩嶺へは樹林帯に入って行きます。大菩薩嶺はあいかわらず樹林に囲まれて展望も無く、日も差して来ないので、この時期にはここで休憩する気にはなれません。雷岩まで戻って休憩し、唐松尾根を下って上日川峠から最終一つ前のバスに乗って帰路に就きました。

 

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【前日光】川化山、かまど倉

2015-12-08 23:55:12 | 道不明瞭

                  川化橋から黒川と川化山(中央奥)

【日 程】2015年12月8日(火)日帰り
【山 域】前日光
【山 名】川化山(497.5三角点)、かまど倉(556.7三角点)
【メンバ】単独
【天 候】快晴
【参 考】電子国土地形図、栃木県の山150(随想社)
【コース】板荷駅(7:20)→川化山(9:30-50)→かまど倉(11:00)→林道(12:15)→板荷駅(13:10)

日光に行く途中、板荷駅を通る時に採石で削られた山肌がいつも気になっていましたが、山歩きの対象にはならないと思っていました。電車・バスで行ける前日光あたりの山もほとんど行きつくしたかなぁと思っていましたが、ガイドブック(栃木県の山150)で、かまど倉と川化山を知りました。
ガイドブックでは川化林道を終点まで行って、送電線鉄塔からかまど倉を往復するコースを紹介していますが、今回は川化林道に入ってすぐに川化山の尾根に取り付き、尾根伝いに川化山からかまど倉に至り、川化林道の南側の尾根を下り、途中から川化林道の支線に出ました。
板荷駅からは東武鉄道に沿って北鹿沼駅方面に戻り、川化橋で黒川を渡ります。大川化林道の標識を見てすぐに、右に分岐する川化林道に入ります。入ってすぐ、右の斜面に取り付きやすい所を探して登り始めます。初めは藪っぽいのですが明瞭な尾根に至ると登りやすくなります。目印も出てきて、展望のある簡単な岩場を過ぎ、多少のアップダウンを繰り返す穏やかな尾根が続きます。
このまま問題なく川化山に登り着くかと思ったころ、頂上直下で岩場が現れました。岩場の右手はかなり威圧的な高度を持って落ち込んでいますが、直進方向の高度は見えている限りはそれほどでもなく、目印も付いています。
最後がハング気味に見えますが、目印も付いているので取り付きました。ホールドは比較的に信頼できますが、滑落したら無事では済まないので慎重に行きます。登山道なら当然鎖場になる所ですが、固定ロープも無いので岩場に慣れてない人は避けたほうが良さそうです。左から巻いていくこともできたかも知れません。
岩場は何段かに分かれて続き、上部からは近くにかまど倉、遠くに二股山の展望がありました。最後に痩せ尾根を通って川化山頂上に着きます。三角点標石と山名板が3枚ありました。
山頂から北に目印と踏み跡があるので途中まで辿ってみました。尾根は二つに分かれ左に目印があります。左の分岐は北へ下るルートで右の尾根は採石現場へ続くのではないかと想像しましたが、どうでしょうか?このあたりでは黒川を見下ろす展望があります。
川化山からの下りは痩せ尾根を戻って目印のある所から下ります。尾根の初めは目印もほとんどありませんが、下るに従って多くなり、最低鞍部を過ぎると道も明瞭になります。送電線鉄塔の下からは近くに羽賀場山が大きく、遠くに日光連山や皇海山も望めます。
急登をこなして登り着いた「大岩壁かまど展望台」と標識のあるところで展望を楽しみ、すぐ先が展望の無い山頂です。川化山と同じく三角点標石と山名板が3枚ありました。頂上の先に石祠がありその先からの展望も素晴らしいのですが、下は岩壁でとても下れません。左手の沢状から巻こうかとも思いましたが、荒れた感じでルートがあるとは思えません。いったん頂上に戻り、「大岩壁かまど展望台」に少し戻った沢状を下ると踏み跡がありました。山頂と展望台の下にそれぞれ大きな岩場があり、その中間を下って山頂側の岩場の下に出ました。あとは尾根を下っていきますが所々で岩場や急斜面を下ることになります。
そのうちに穏やかな尾根となって目印も多く、気持ちよく下っていくと、やがて尾根が広く不明瞭となり藪っぽくなります。ここで左下に林道が見えたので下りました。あとはこの林道を行くと、大きな林道に合流して行き、やがて「かまど倉入口」の標識が出て来ました。登り始めた場所に戻って、朝来た道を板荷駅に戻りました。終始快晴で風も無く気持ちの良い一日でした。

 

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