「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【奥日光】間違えて三岳中央峰ミニスキー

2006-02-25 23:28:39 | 山スキー
先月、間違えて山王峠へのコースから東峰を目指したのですが厳しく、やはり北部と南部を分ける「峠」を経由して登ろうと計画しました。ところが昨年と同様に間違えてまたもや中央峰に登ってしまいました。地図読みのお粗末さにわれながらあきれます。
今年の日光は雪が少ない上に、暖かく、2月なのに残雪期の雰囲気でした。雪は締まっていて頂上までつぼ足でOKでこんな楽な三岳は初めてでした。中央峰からのミニスキーでの下りは昨年とほぼ同じコースで、一定した斜度の長い斜面が楽しめました。スノーシューの出番はせっかく持っていったのに最後の30分程度だけでした。

【日 程】2006年2月25日(土)日帰り
【山 域】奥日光
【山 名】三岳中央峰
【メンバ】単独
【道 具】踵固定のミニ板(SALEWA swing 60)、スノーシュー(TSL205)、プラ兼用靴
【天 候】晴れ
【参 考】1:25000地形図「男体山」
【コース】光徳牧場入口バス停(8:50)→峠(11:00)→山頂(13:20-14:00)→光徳温泉バス停(15:15)

東武日光駅から湯元行きのバスに乗る。いろは坂あたりから一面に美しい霧氷が見られた。中善寺温泉でバスが停車している間に下車して霧氷を近くで見る。しっかりと氷の結晶が発達している。日光でこんな霧氷を見たのは初めてだった。カメラ付き携帯を持っていたが、どうも故障してしまったようでピンぼけ写真しか撮れなくて残念だった。

奥日光の雪は例年に比べて非常に少ない。バスは光徳牧場には寄らないので入口で下車して雪の無い車道を歩く。それでも光徳ロッジの先では車道は完全に雪に隠れてしまう。ここでスニーカーを兼用靴に履き替える。雪はすっかりしまっているようなので、とりあえずスノーシューを着けずに歩き出す。多少沈む所もあるがスノーシューを着けるよりは楽に歩け、学習院大寮を過ぎ、「峠」に向かって順調に登る。

「峠」からは急な登りとなってキックステップを交える。三つの峰が立ち上がる平地へと登り着く。ここからは磁石で確かめながら東峰を目指して東へ進む。やがて進行方向を遮って南北に伸びる尾根が現れた。これが東峰から伸びる尾根と思いこんだのが間違い。この尾根に乗って登ってしまった。倒木や大岩が現れ、いつもは厳しい登りだが、つぼ足で登れるので順調に高度を稼ぎ、あっさり頂上に出た。

しかし、展望はあまり得られず、以前に登った中央峰と様子が似ている。長い山頂をどんどん北へ進み、やがて見覚えのある北の端の展望台に着く。ここからは北側の景色が180°見渡せる。西の三角点峰(主峰)は見えるが東峰を確認することはできない。今度こそと思っていたのでちょっとがっかりだ。

気を取り直してスキーに履き替える。前回はここから男体山を正面に見て下ったが、今回は真東に向かって滑り降りる。しかし、やがて斜面に沿って南東に導かれる。やがて斜度がなくなりスキーを脱ぐ。東側の尾根に沿って進んでいくと、再び下りの斜面が現れる。この東側の尾根が東峰に繋がる尾根のようだ。まだ、時間も早いので登ろうかとも思ったが、午後になって雪が緩み、スノーシューを着けないと登れない状況になっていた。このまま下れば、アストリアホテル前に来るバスの時間に間に合いそうということもあって、下ることにした。

尾根沿いに東へ少しトラバースしたところから滑り出す。出だしはかなりの急斜面になる。午後になって雪が緩み、くされ雪状態になって足に力が入り、疲れて息を入れる。しかし、滑るうちにくされ雪のだまし方のコツをつかんできて、後半は気持ちよく滑れた。この斜面は斜度が一定していて長く、三岳の中ではスキーに向いているコースといえる。樹林があるので雪崩は起こりにくく、また、じゃまになるほど密ではなく、単調にならなくてちょうど良い。

最後は沢状に滑り込み、斜度が無くなったところでスノーシューに履き替えた。ちょうどアストリアホテル前のバスの時間に間に合い、いつもよりかなり早く帰路に着いた。






【奥多摩】笹尾根:槙寄山から丸山

2006-02-12 22:35:15 | ハイキング
見晴らしの良いところでは冷たい風に悩まされましたが、全体にあまり寒くなく気持ちよく歩けました。道の雪は少なく、凍結しているところが多く、妻も私の一度ずつ滑ってしまいました。笹尾根に入る人は少なく、4人に出会ったのみでした。小棡峠から笛吹入口に下る道は踏み跡が薄れて目印の間隔も遠く、注意が必要ですが、通る人が少ないため道の凍結は無く、雪の上に新しい足跡を付けるのも気持ちよく、楽しく歩けました。ただし冬以外は藪がうるさいかも知れません。

【日 程】2006年2月12日(日)日帰り
【山 域】奥多摩
【山 名】槙寄山、丸山
【メンバ】本人、妻
【天 候】晴
【参 考】山と高原地図23奥多摩(昭文社)
【コース】仲ノ平バス停(10:00)→槙寄山(11:40-55)→小棡峠(14:15)→笛吹入口バス停(15:15)

五日市駅発9時の数馬行きのバスに乗る。バスを待つハイカーの数は多く、臨時バスと合わせ2台が出発した。数馬行きのバスは土曜日と日曜日では時刻表が違い、日曜日の方が本数が少ないので注意が必要。この時季は県民の森へ行くバスも出ていないようで、このバスを利用するしかないようだ。帰りについても数馬発15時15分の次は2時間も間隔があくので、これに合わせて下ることにする。

バスの乗客の多さに、賑やかな山を覚悟していたが、途中でどんどん降りてしまい、仲ノ平バス停で下車したのは私たちを含め3人だけ。槙寄山を目指すのは私たちだけで、ほとんどのハイカーは浅間尾根に行ってしまったようだ。それほど寒くなく、わずかに雲があって気になるが、気持ちよく歩く。ところが登るにつれゴウゴウと風の音がしてくる。風の通り道に出ると冷たく強い風に吹かれる。

落ち葉が深く積もった道から、西原峠に近づいてトラバースする道になると雪が現れ凍結しており、慎重に歩く。峠に出て、槙寄山に登る。残念ながら富士山は見えない。北側は木々の間から三頭山方面がよく見える。休憩して昼を食べようとすると待っていたように風が吹き出し、寒くて早々に下ることにする。西原峠に戻ったところで初めて二人のハイカーに出会った。

ここからの笹尾根歩きはゆったり下っていくコースなので楽だし、冬枯れで見通しも良くて気持ちがいい。しかし、凍結箇所が多く慎重に行く。ところが、だんだん慣れてきたところで、まず妻が滑って転ぶ。少し痛くしたようだがたいしたことにはならずに済んだ。次に私が笛吹峠に向かって直角に曲がって下るところで妻に話しかけられ振り向きざまに滑って転倒した。凍結した部分が落ち葉に隠れて見えていなかった。この時、不注意にもデジカメを右手に持っていて壊してしまった。予備としていた古いデジカメでそれほど惜しくは無いが、凍結した道を甘く見てカバーもせずに持っていたのは失敗だった。

笹尾根から南北に下る道がいくつも出てくる。前後するが、大羽根山を経由して下るところに真新しい標識が整備されていた。この道は20年前に歩いたことがあるが、当時は藪っぽく茨の棘に悩ませられた。標識が付けられたところを見ると、今は整備されて歩きやすいのかも知れない。

笛吹峠で、二人連れに出会う。同じバスで上川乗バス停から登ってきた人達だった。さて、ここから下ったのではバス停で長時間待つことになってしまう。小棡峠まで行って地図上では点線になっている道を下山することにする。しばらく登りが続き、巻き道を左に分けて、丸山に登る。見晴らしはあまり良くない。小棡峠に下って笹尾根と分かれ、細い道を下る。しばらく行くと広くなるが、積もった落ち葉と時々現れる雪のため判然としない部分がある。目印もあるが間隔が遠い。また時々、木の種類を記した札が掛けてあったりする。かなり古いものであるがあまり通る人のいないこんな道に掛けてあるのが不思議だった。

道を外さないように注意さえすれば、凍結の全くない緩やかな下りで楽しい。ただし土が柔らかく、変に沈んだりする。霜柱などができたり、溶けたりしてこうなるのだろうか?しばらくは冬枯れの明るい道が続くが、やがて暗い植林帯に入る。下りきって車道に出てなおも下っていくとちょうどいい時間にバス停に着いた。先客が一人いたがバスの時間を確かめていなかったので1時間も待ったそうだ。

【奥多摩】浅間嶺

2006-02-04 23:18:46 | ハイキング
                (写真)浅間嶺から見た御前山方面

払沢ノ滝を見てから浅間嶺へ。払沢ノ滝はこの冷え込みで再び凍結が始まったようですが、完全ではありません。天気予報では寒い一日との予想でしたが、快晴に恵まれ山中ではそれほど寒くなく、空気が澄んで展望もよく気持ちよく歩けました。道は一部、凍結しているところがあるくらいで、雪は残っていません。

【日 程】2006年2月4日(土)日帰り
【山 域】奥多摩
【山 名】浅間嶺
【メンバ】本人、妻
【天 候】快晴
【参 考】山と高原地図23奥多摩(昭文社)
【コース】払沢ノ滝(10:00)→峠の茶屋(11:50)→浅間嶺(13:20-45)→上川乗(14:40)

バスを降りて、まず払沢ノ滝を往復する。滝は中央部分が凍結していた。やってくる人がだんだん増えてくる。戻る途中に茶屋で焼き芋を買って食べた。おいしくて体も暖まる。お店の人の話では滝が完全凍結したときなど観光客が集中して大混雑になるそうだ。

時坂峠に向かうと歩く人もいなくなる。車道を歩いたり山道に入ったりしながら小さな社のある時坂峠に着く。ここから平らな車道をしばらく歩いて峠の茶屋へ。営業していたが休まずに通り過ぎる。その先にはお代官休憩所跡のおそば屋(3月まで休業中)がある。このあたりから逆コースですれ違う人が多くなる。

沢沿いの暗い道がしばらく続き、やがて尾根に乗って右手が開けてくる。小岩に下る道と浅間嶺を巻いていく十字路は左に登って行く。このあたりは冬枯れで明るく雰囲気がいい。尾根に出て展望台を経て浅間嶺へ。大岳山、御前山が大きく眺めが良い。富士山がそこだけ雲に隠れて全体が見えないのが残念。

頂上でのんびりしてから浅間高原に下る。休憩所が整備されていてここも眺めがいい。ここから上川乗バス停に下った。